ハッピーバレンタインデイ
どこがハッピーじゃ!
毎年「何の日だろうと俺は知ったこっちゃねぇや」と無関心を装ってはみるが、この日はどうしても周りを意識し、私の脳髄が勝手に甘~い妄想を抱いてしまう。
で、今年もチョコは2つだけ(姉と母)・・・とまぁ私の虚しくなるような話は止めにしてと。
皆さんやっぱりハート型のチョコを貰ったのでしょうか?
ハート型のチョコで思い出すのが小学校の頃、少年ジャンプで「シェイプアップ乱」という下系ギャグ漫画を好んで読んでおりまして、その中で主人公の乱が売れないお菓子職人に自分の胸を指してバレンタインデーにハート型のチョコを作って売り出すようにとアドバイスしたところ、当日そのお菓子職人がリアルな心の臓を模ったチョコを店頭に並べており、乱がズッコけるというオチのエピソードが大変印象に残っております。
多少無理矢理な展開になりますが、このエピソードで思い浮かぶのがリヴァプールの残虐王CARCASSの96年リリースの6曲入りEP『HEARTWORK』のジャケットワーク。
先にリリースされていた彼らの出世作でもあるフルレンスアルバムも『HEARTWORK』と同姓同名なので日本ではこのEPには『臓器移植』というステキな邦題が付けられておりました。
前半3曲は極めてキャッチーなナンバーが、後半3曲はグラインド・ゴアなナンバーが配置されているという二面性のあるこの企画モノ的な作品を今日はみなさんに紹介していこうと思います。
#1“HEARTWORK”はフルレンスに収録されているのと全く同じヴァージョンで特筆すべきことはありません。
#2“THIS IS YOUR LIFE”と#3“ROT'N' ROLL”は『HEARTWORK』レコーディング時のアウトテイクで、かなりユニークでお遊び曲のようなナンバー。特に“ROT'N' ROLL”はヘッドバングより、スウィングダンスの方が相応しいノリノリのデスったロッケンロー。
だが歌詞になると「クサってしまおう クサクサしよう この腐敗した死体 なあ腐った臭いがしないか?」という調子である。
「クサクサしよう」ってどういうことですねん!?
そして後半は一転してグッチャグチャのドッロドロの世界が展開する。
まず#4“手術器具”。「鋼鉄製皮膚鉗子、摂子にメス、開創器、ドリル、先のつぶれた切断器、開口器に圧迫器・・・」と、ビルとジェフの2種類のデスヴォイスが交互に手術器具の名称を捲くしたて、途中ギターソロ(W.G.スティアーの歓びの切断)が挿入され再び、
「木槌、竿、洗眼瓶、縫針にカテーテル、圧低器、アイロンにシロップ・・・」と、手術器具の波状攻撃合戦。
最後に、
「これが俺たちの手術器具、極上品だから痛いですよ ステンレス製のメスが切断したくて踊ってる」
という文句で締めくくられるバカバカしくもストレートな曲だ。
#5“腐敗(ドロドロシテル)”は2nd『疫魔交響曲』に収録されていたナンバーのリメイク。曲の構成といい程よい混沌さ加減で、この作品の中では私のフェイバリットナンバー。さすがグラインド・ゴアな初期の時代の曲だけあって、リメイクであろうがこのドロドロ感は強烈である。
「お前の腐った血ヘドは既にガラスのように変態してるんだぜ」
と、歌詞も非情にクサクサしている。
ラストの#6“肝組織発酵再び”はビルがほぼヴォーカルの主導権を握るアグレッシヴなアルコール浸けナンバーで、時折バックでジェフが野獣のごとき咆哮を上げているのが実に効果的である。
ラストに“W.G.スティアーのヘベレケメロディ”がこの血みどろのハートワーク(心臓造形芸術)を完成させるのである。
今日の1曲:『HEARTWORK』/ CARCASS
どこがハッピーじゃ!
毎年「何の日だろうと俺は知ったこっちゃねぇや」と無関心を装ってはみるが、この日はどうしても周りを意識し、私の脳髄が勝手に甘~い妄想を抱いてしまう。
で、今年もチョコは2つだけ(姉と母)・・・とまぁ私の虚しくなるような話は止めにしてと。
皆さんやっぱりハート型のチョコを貰ったのでしょうか?
ハート型のチョコで思い出すのが小学校の頃、少年ジャンプで「シェイプアップ乱」という下系ギャグ漫画を好んで読んでおりまして、その中で主人公の乱が売れないお菓子職人に自分の胸を指してバレンタインデーにハート型のチョコを作って売り出すようにとアドバイスしたところ、当日そのお菓子職人がリアルな心の臓を模ったチョコを店頭に並べており、乱がズッコけるというオチのエピソードが大変印象に残っております。
多少無理矢理な展開になりますが、このエピソードで思い浮かぶのがリヴァプールの残虐王CARCASSの96年リリースの6曲入りEP『HEARTWORK』のジャケットワーク。
先にリリースされていた彼らの出世作でもあるフルレンスアルバムも『HEARTWORK』と同姓同名なので日本ではこのEPには『臓器移植』というステキな邦題が付けられておりました。
前半3曲は極めてキャッチーなナンバーが、後半3曲はグラインド・ゴアなナンバーが配置されているという二面性のあるこの企画モノ的な作品を今日はみなさんに紹介していこうと思います。
#1“HEARTWORK”はフルレンスに収録されているのと全く同じヴァージョンで特筆すべきことはありません。
#2“THIS IS YOUR LIFE”と#3“ROT'N' ROLL”は『HEARTWORK』レコーディング時のアウトテイクで、かなりユニークでお遊び曲のようなナンバー。特に“ROT'N' ROLL”はヘッドバングより、スウィングダンスの方が相応しいノリノリのデスったロッケンロー。
だが歌詞になると「クサってしまおう クサクサしよう この腐敗した死体 なあ腐った臭いがしないか?」という調子である。
「クサクサしよう」ってどういうことですねん!?
そして後半は一転してグッチャグチャのドッロドロの世界が展開する。
まず#4“手術器具”。「鋼鉄製皮膚鉗子、摂子にメス、開創器、ドリル、先のつぶれた切断器、開口器に圧迫器・・・」と、ビルとジェフの2種類のデスヴォイスが交互に手術器具の名称を捲くしたて、途中ギターソロ(W.G.スティアーの歓びの切断)が挿入され再び、
「木槌、竿、洗眼瓶、縫針にカテーテル、圧低器、アイロンにシロップ・・・」と、手術器具の波状攻撃合戦。
最後に、
「これが俺たちの手術器具、極上品だから痛いですよ ステンレス製のメスが切断したくて踊ってる」
という文句で締めくくられるバカバカしくもストレートな曲だ。
#5“腐敗(ドロドロシテル)”は2nd『疫魔交響曲』に収録されていたナンバーのリメイク。曲の構成といい程よい混沌さ加減で、この作品の中では私のフェイバリットナンバー。さすがグラインド・ゴアな初期の時代の曲だけあって、リメイクであろうがこのドロドロ感は強烈である。
「お前の腐った血ヘドは既にガラスのように変態してるんだぜ」
と、歌詞も非情にクサクサしている。
ラストの#6“肝組織発酵再び”はビルがほぼヴォーカルの主導権を握るアグレッシヴなアルコール浸けナンバーで、時折バックでジェフが野獣のごとき咆哮を上げているのが実に効果的である。
ラストに“W.G.スティアーのヘベレケメロディ”がこの血みどろのハートワーク(心臓造形芸術)を完成させるのである。
今日の1曲:『HEARTWORK』/ CARCASS
あましんさんたら、バレンタインにCARCASSの"HEARTWORK"しかも、EP!マニアック~(笑)
クサクサしていらっしゃるのでしょうか(爆)
だれよりも濃いバレンタインのクサクサぶり。
さすがはバンドマン(笑)
ここにコメントしようと思ってたら、私の方にもご訪問、ありがとうございました☆
いやいや、デスメタルなんかも聴かれるんですね、あましんさん。
しかし、EPの方は私知らなかったです
久しぶりにSEPULTURAが聴きたくなってしまいました
姉から貰ったチョコレートがまたドロドロシテまして、食べるのがちょっと辛かったのですが・・・
ほったらかしにしてるとクサクサしてしまうので昨日やっとの思いで平らげました。
CARCASSの「HEARTWORK」EPは確か来日記念盤だったと思います。
デスメタルは若気の至りで一時期聴いておりました。今は新しいやつとか全然無理ですね、もう歳なんで・・・
とらねこ様もデスメタル聴いてはったんですか??意外DEATHね~。
SEPULTURAですか~「南米か!?」・・・という今流行りのツッコミを思わずしてしまって申し訳ありません。『BENEATHE THE REMAINS』最高ッスね!!