先日またチラシ袋漁ってたら、こんなん出ました。
寝屋川市駅近くの退廃的な雑居ビルの3階にあったヴィンテージっていうライヴハウスのフライヤーです。
忘れもしない10数年前の今日、私が最初で最後に見たDOOM(from Tokyo)のライヴがこの会場で行なわれました。
以下の記事は、私のおぼろげな記憶によるものである。
このライヴの日の数週間前に、たまたまというか、半ば強制的に見に行かされた先輩のミクスチャーメタルバンドのライヴの対バン、GODIEという気合の入ったグラインドコアバンドのヴォーカルさんがライヴ告知で「来月のライヴに東京からのゲストJURASSIC JADEとDOOMも出演するんで、是非観に来てくださいね」みたいなことをアナウンスされて「え!ホンマかいな!?」と耳を疑った私はライヴ終了後、一目散にGODIEのヴォーカルさんのところに飛んでいってその情報を確認の上、彼からチケットを購入したわけなんです。
この時期のDOOMは再びインディーズに帰り、6th『Illugal Soul』を発表したばかりで、私はライヴ前日にそれを購入し、通学の京阪電車の中で一生懸命聴き込んでおりましたが、「うわ!また一段とややこしなっとるわ」と、直前予習では通用しないDOOMのアヴァンギャルドさに辟易いたしました。
現在では余裕の廃盤で、確かオークションで万単位の高額値段で取引されとりますわ。
この頃のDOOMは、前作でオリメンのドラマー廣川錠一氏が抜けてGASTUNKのPAZZ氏が後任で加入し、それをきっかけにあのバケモノメイクも落としちまったちょっと残念なころなんですな。
DOOMの前に日本の女帝スラッシュ・メタル・バンド、JURASSIC JADEのステージがあって、まぁ客席全体がメチャメチャ盛り上がっていて凄かった。
私はというと、ジュラシックはコンピで聴いた“鏡よ鏡”くらいしか知らなかったのでボーっと傍観してるだけだったけど、実はこの日ヴォーカルのHIZUMIさんが女性であったことを初めて知ったんですな。
そしてついにDOOMの出番がやってきました!
オープニングテーマは、私の記憶が正しければ確かクリムゾンの“ポセイドンの目覚め”だったような気がします。客席を割って後方から三人衆が登場した時は、かなり鳥肌が立ったのを覚えております。
私は最前列の中央を陣取り、私の隣には“DOOM”というロゴ文字型に髪を残してスキンヘッドに剃りあげた気合の入ったフリークがいたっけな。
そいつと私合わせても前で盛り上がってたのはせいぜい5名くらいで、さっきまでジュラシックで盛り上がっていたオーディエンスたちはボーゼンと立ち尽くして観てるという有様だった。
確かにこのころのDOOMの音楽性はほぼテクニカル・ジャズ・メタルという様相を呈しており、一般スラッシュファンにとってはあまりにもアバンギャルドすぎるし、過度に変調しまくるヘッドバンガーズ泣かせの楽曲が多かった。
セットリストはほぼ新曲のお披露目的なもので、正直私もしんどかった。ただ、目の前で繰り出される諸田コウ氏のフレットレス・ベースさばきに終始釘付けで、「こんなエグいベースをホンマに指で弾いてはったんや!」と、感嘆の息をもらし続けて酸欠状態に陥ってました。
トリにしては持ち時間も短かく、藤田氏が「次がラストです」といって(少数の)ファンの「ええ~~~!?」という不満の声に対し「あきまへんなー」というインチキ関西弁で応えた直後、演奏されたナンバーが“FENCE AND BARRICADE”であった時はなんか救われたような気分になりました。
中盤のフレットレスBとむせび鳴きGが織り成す幻惑的なトリップ感!!
できればこの時代のDOOMが観たかった。
今日の1曲:『FENCE AND BARRICADE』/ DOOM
寝屋川市駅近くの退廃的な雑居ビルの3階にあったヴィンテージっていうライヴハウスのフライヤーです。
忘れもしない10数年前の今日、私が最初で最後に見たDOOM(from Tokyo)のライヴがこの会場で行なわれました。
以下の記事は、私のおぼろげな記憶によるものである。
このライヴの日の数週間前に、たまたまというか、半ば強制的に見に行かされた先輩のミクスチャーメタルバンドのライヴの対バン、GODIEという気合の入ったグラインドコアバンドのヴォーカルさんがライヴ告知で「来月のライヴに東京からのゲストJURASSIC JADEとDOOMも出演するんで、是非観に来てくださいね」みたいなことをアナウンスされて「え!ホンマかいな!?」と耳を疑った私はライヴ終了後、一目散にGODIEのヴォーカルさんのところに飛んでいってその情報を確認の上、彼からチケットを購入したわけなんです。
この時期のDOOMは再びインディーズに帰り、6th『Illugal Soul』を発表したばかりで、私はライヴ前日にそれを購入し、通学の京阪電車の中で一生懸命聴き込んでおりましたが、「うわ!また一段とややこしなっとるわ」と、直前予習では通用しないDOOMのアヴァンギャルドさに辟易いたしました。
現在では余裕の廃盤で、確かオークションで万単位の高額値段で取引されとりますわ。
この頃のDOOMは、前作でオリメンのドラマー廣川錠一氏が抜けてGASTUNKのPAZZ氏が後任で加入し、それをきっかけにあのバケモノメイクも落としちまったちょっと残念なころなんですな。
DOOMの前に日本の女帝スラッシュ・メタル・バンド、JURASSIC JADEのステージがあって、まぁ客席全体がメチャメチャ盛り上がっていて凄かった。
私はというと、ジュラシックはコンピで聴いた“鏡よ鏡”くらいしか知らなかったのでボーっと傍観してるだけだったけど、実はこの日ヴォーカルのHIZUMIさんが女性であったことを初めて知ったんですな。
そしてついにDOOMの出番がやってきました!
オープニングテーマは、私の記憶が正しければ確かクリムゾンの“ポセイドンの目覚め”だったような気がします。客席を割って後方から三人衆が登場した時は、かなり鳥肌が立ったのを覚えております。
私は最前列の中央を陣取り、私の隣には“DOOM”というロゴ文字型に髪を残してスキンヘッドに剃りあげた気合の入ったフリークがいたっけな。
そいつと私合わせても前で盛り上がってたのはせいぜい5名くらいで、さっきまでジュラシックで盛り上がっていたオーディエンスたちはボーゼンと立ち尽くして観てるという有様だった。
確かにこのころのDOOMの音楽性はほぼテクニカル・ジャズ・メタルという様相を呈しており、一般スラッシュファンにとってはあまりにもアバンギャルドすぎるし、過度に変調しまくるヘッドバンガーズ泣かせの楽曲が多かった。
セットリストはほぼ新曲のお披露目的なもので、正直私もしんどかった。ただ、目の前で繰り出される諸田コウ氏のフレットレス・ベースさばきに終始釘付けで、「こんなエグいベースをホンマに指で弾いてはったんや!」と、感嘆の息をもらし続けて酸欠状態に陥ってました。
トリにしては持ち時間も短かく、藤田氏が「次がラストです」といって(少数の)ファンの「ええ~~~!?」という不満の声に対し「あきまへんなー」というインチキ関西弁で応えた直後、演奏されたナンバーが“FENCE AND BARRICADE”であった時はなんか救われたような気分になりました。
中盤のフレットレスBとむせび鳴きGが織り成す幻惑的なトリップ感!!
できればこの時代のDOOMが観たかった。
今日の1曲:『FENCE AND BARRICADE』/ DOOM
DOOMもう1度みたいなぁ。かなわい夢だけど・・・。
GODIEのVoでした~。
光栄の至りにございます!
あの時のJKGさんのライヴ告知がなかったら、僕は一生DOOMのライヴを見逃していたかもしれません。
感謝感謝でございます。
ヴィンテージってまだあるんですかね?
オナニーを・・・という下品な市外局番が印象的でした。