レイジのライブDVDの落札に成功。
まぁレイジといっても、3人組ジャーマンメタルバンドのRAGEの事でも、中川家の弟の事でもない。
RAGE AGAINST THE MACHINEのレイジの事である!(最初からそういえよ)
もっともこの映像は10年前にVHSでリリースされたもので、もちろん発売当時即購入して鑑賞しまくった映像である。
90年代””世界最強のライブバンド“”という名声をほしいままにした、彼らの95年~97年にかけてのベストシューティングな怒涛のライブ映像が10曲 + PV6曲、それに加え、ザックの祖国でもあるメキシコのアメリカ傀儡政府に弾圧される現地の人々の現状を描いたセルゲイ・エイセンステン監督のドキュメンタリー映画『Qu In The Sun』の後ろで、ザック・デ・ラ・ロチャが詩を朗読する映像「MEMORY OF THE DEAD(LAND AND LIBERTY)」(ちなみにザックは今でもメキシコの反政府組織“Zapatista Army Of National Liveration”の運営活動に協力しており、そのためソロアルバム制作をうっちゃらかしにしている)が収録されている。
ただ残念なことに、日本盤VHSに特別収録されていた「97年のフジロックのライブ映像」は収録されておらず。
VHS版には特典としてブルース・スプリングスティーンのかヴァー曲『THE GHOST OF TOM JOAD』の8cmシングルCDが付いてきた。
近頃、関東の若者や、しょーもない若手芸能人らがこぞって「もの凄くいい!」の意味のことを「ヤバい!」という言葉で気安く表現することに、私はどうしても抵抗を禁じ得ないのだ。
このレイジのライブ映像と比べてみて、果たして彼らの日常の出来事がほんとうに「ヤバい」と言えるだろうか?
アンプには逆さに貼り付けた星条旗。大地を揺るがすような分厚いティムとブラッドの轟音リズムセクション。「90年代のロバート・フリップ」と評されるハーバード大出身の黒人ギタリスト、トム・モレロのトリッキーなスクラッチギター奏法。
「BULLET INT THE HEAD」で、プラグを直接弦に接触させてスイッチングのように弾くトムの奇想天外な様を見たときは、ほんと度肝抜かれたと同時に戸惑いを覚えたものだ。「なんでそんなややこしい弾き方すんの?」って。
ラップというよりシュプレヒコールのようなザックの怒りのMCは意味は全然わからんと聴いてるけど、200%くらいの本気度がヒシヒシと感じれるほど真に迫るものがあり、とにかくマジギレしてるかのような目つきがヤバすぎる。
この4人のケミストリーが生み出す唸るようなサウンドエナジー!!
「ヤバい!」という言葉は、まさにレイジのためにあるようなものである。
ちなみにこの映像集は、当時この手のミクスチャー系のバンドは殆ど扱わない本国の“ザ・ワールズ・へヴィスト・ヘヴィ・メタル・マガジン”BURRN!でも取り上げられてかなりの評価を得ていた。
今回このライヴ映像を改めて鑑賞してみたけど、やはりなんか物足りなさを感じないではいられない。
というのは、私は97年の地獄の「第一回フジロックフェスティバル」での嵐の中の伝説のライブを体験してしまったひとりなのだ。
あのライブを生で体感してしまっては、どうしても映像ではそのライブの迫力を50%も伝わりきれていないと感じられてしまうのだ。
なので私にとってこのDVDでは、PVやスタジオライブとの方が興味深かったりする。
まず、私のお気に入りなのが、「BULLET IN THE HEAD」のイギリスTV番組「レイト・ショウ」出演時のスタジオライブの模様。
この時のザックの服装とパフォーマンスがやけにかわいい。この頃はまだまだガキンチョだったんだなぁ~って感じ。
そして「KILLING IN THE NAME」のプロモーションライブの映像だが、ステージダイブしようとする客を引きずり回しているガタイのデカい白人セキュリティスタッフに、ザックがキレてつっかかっていくシーンが抜かれていてヤバい(演出ではないと思います)。
事が収まってからもしばらく両者の睨み合いが続き、火花が飛び散ってて緊張感ハンパない。
あと、私が最も好きなPVなのが「FREEDOM」。
彼らの演奏姿も実にクールだが、曲の間中画面下にFBIがインディアン(ネイティヴ・アメリカン)を不当に迫害、虐殺してきた事実を突きつけるテロップが延々と流れ続けるというもの。
彼らの場合、PV自体がバンドのプロモーションというより、反政府運動を目的としたものってかんじで、とにかくとことんヤバいのである。
今日の1曲:『FREEDOM』/ RAGE AGAINST THE MACHINE
まぁレイジといっても、3人組ジャーマンメタルバンドのRAGEの事でも、中川家の弟の事でもない。
RAGE AGAINST THE MACHINEのレイジの事である!(最初からそういえよ)
もっともこの映像は10年前にVHSでリリースされたもので、もちろん発売当時即購入して鑑賞しまくった映像である。
90年代””世界最強のライブバンド“”という名声をほしいままにした、彼らの95年~97年にかけてのベストシューティングな怒涛のライブ映像が10曲 + PV6曲、それに加え、ザックの祖国でもあるメキシコのアメリカ傀儡政府に弾圧される現地の人々の現状を描いたセルゲイ・エイセンステン監督のドキュメンタリー映画『Qu In The Sun』の後ろで、ザック・デ・ラ・ロチャが詩を朗読する映像「MEMORY OF THE DEAD(LAND AND LIBERTY)」(ちなみにザックは今でもメキシコの反政府組織“Zapatista Army Of National Liveration”の運営活動に協力しており、そのためソロアルバム制作をうっちゃらかしにしている)が収録されている。
ただ残念なことに、日本盤VHSに特別収録されていた「97年のフジロックのライブ映像」は収録されておらず。
VHS版には特典としてブルース・スプリングスティーンのかヴァー曲『THE GHOST OF TOM JOAD』の8cmシングルCDが付いてきた。
近頃、関東の若者や、しょーもない若手芸能人らがこぞって「もの凄くいい!」の意味のことを「ヤバい!」という言葉で気安く表現することに、私はどうしても抵抗を禁じ得ないのだ。
このレイジのライブ映像と比べてみて、果たして彼らの日常の出来事がほんとうに「ヤバい」と言えるだろうか?
アンプには逆さに貼り付けた星条旗。大地を揺るがすような分厚いティムとブラッドの轟音リズムセクション。「90年代のロバート・フリップ」と評されるハーバード大出身の黒人ギタリスト、トム・モレロのトリッキーなスクラッチギター奏法。
「BULLET INT THE HEAD」で、プラグを直接弦に接触させてスイッチングのように弾くトムの奇想天外な様を見たときは、ほんと度肝抜かれたと同時に戸惑いを覚えたものだ。「なんでそんなややこしい弾き方すんの?」って。
ラップというよりシュプレヒコールのようなザックの怒りのMCは意味は全然わからんと聴いてるけど、200%くらいの本気度がヒシヒシと感じれるほど真に迫るものがあり、とにかくマジギレしてるかのような目つきがヤバすぎる。
この4人のケミストリーが生み出す唸るようなサウンドエナジー!!
「ヤバい!」という言葉は、まさにレイジのためにあるようなものである。
ちなみにこの映像集は、当時この手のミクスチャー系のバンドは殆ど扱わない本国の“ザ・ワールズ・へヴィスト・ヘヴィ・メタル・マガジン”BURRN!でも取り上げられてかなりの評価を得ていた。
今回このライヴ映像を改めて鑑賞してみたけど、やはりなんか物足りなさを感じないではいられない。
というのは、私は97年の地獄の「第一回フジロックフェスティバル」での嵐の中の伝説のライブを体験してしまったひとりなのだ。
あのライブを生で体感してしまっては、どうしても映像ではそのライブの迫力を50%も伝わりきれていないと感じられてしまうのだ。
なので私にとってこのDVDでは、PVやスタジオライブとの方が興味深かったりする。
まず、私のお気に入りなのが、「BULLET IN THE HEAD」のイギリスTV番組「レイト・ショウ」出演時のスタジオライブの模様。
この時のザックの服装とパフォーマンスがやけにかわいい。この頃はまだまだガキンチョだったんだなぁ~って感じ。
そして「KILLING IN THE NAME」のプロモーションライブの映像だが、ステージダイブしようとする客を引きずり回しているガタイのデカい白人セキュリティスタッフに、ザックがキレてつっかかっていくシーンが抜かれていてヤバい(演出ではないと思います)。
事が収まってからもしばらく両者の睨み合いが続き、火花が飛び散ってて緊張感ハンパない。
あと、私が最も好きなPVなのが「FREEDOM」。
彼らの演奏姿も実にクールだが、曲の間中画面下にFBIがインディアン(ネイティヴ・アメリカン)を不当に迫害、虐殺してきた事実を突きつけるテロップが延々と流れ続けるというもの。
彼らの場合、PV自体がバンドのプロモーションというより、反政府運動を目的としたものってかんじで、とにかくとことんヤバいのである。
今日の1曲:『FREEDOM』/ RAGE AGAINST THE MACHINE
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