新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

TOKUZOで「不滅の遠藤兄弟」…遠藤ミチロウさんの巻

2016-03-03 07:30:26 | ライブ
遠藤ミチロウさん!


当然名前は知ってました…
パンク・ロックのザ・スターリンにいたことは当然…
その後も
弾き語りソロで…活動していることも知ってました…


私は…パンクロックは…
好きで…興味津々…音楽の幅のドストライクゾーン
聴きにいきたい音楽でアリマス…



ただ…
噂…あくまでも噂でアリマスが…




ザ・スターリン≒過激


…というイメージが先行してて


映像みてたら
確かなんかの映画で
豚の頭を客席に投げ込んでたし…
(映画だから、嘘偽の世界でしょうけど…)
まさかフツーのライブでは、豚の頭は投げ込まないでしょうけど
過激さは十分伝わってきて
コワそうで???
「生」は…とてもとても…汗…



ザ・クロマニヨンズのライブの
お客さんの頭の上で人が泳ぐのも
凄いことだろうと思うのに…
なんか「生」は…それ以上かな…?????
…なんて勝手に思ってたりして…



でも…
今回…そんな
遠藤ミチロウさんが…やってくる!!


それも…
私が…何度も足を運んだことのある
エンケンさん(遠藤賢司さん)と一緒に…


それも
私の行き慣れた…
今池の…
その中でも出没率の高い
TOKUZOにやってくる!!!



「不滅の遠藤兄弟」




遠藤賢司さんと
遠藤ミチロウさんのツーマンライブ…嬉!



エンケンさん(遠藤賢司さん)と一緒に
自然な形で
遠藤ミチロウさんがみれるチャンスがやってきた…のデス











なるべく
早めに…早めに…
TOKUZOへ…


…といっても仕事帰り…なので
そんなに早めでもありませんが…苦笑


客席の雰囲気は…
いつもと変わらず…

いつものように
ビールとタコの唐揚げで…
まあ…ご機嫌そのもの…



いやあ…
TOKUZOはくつろげますなぁ…
仕事帰りのビールって
…なんでこんなに美味いんでしょう!!!
…とどーでもいいことを思い浮かべながら
まったりしてると…




弾き語りスタイルで



遠藤ミチロウさんが
ステージにやってきた!!!



激しく!!
激しく!!

ギターを掻き鳴らす!!!


一瞬にして
客席にも
緊張感が漲る!!!


♪やりていか~




強烈な一言を発し…


フクシマ弁でギターを掻き鳴らして
語る!語る!!
いや叫ぶ!叫ぶ!!!

蠢く感情…
…が一気に解放されるかのように…



駆け廻る魂の叫びそのもの…
…が…ガンガン伝わってくる…




一言で言えば


強烈!強烈!!!

確か遠藤ミチロウさん
還暦も超えているはずなのに???!!!…驚!


叫ぶ!叫ぶ!!
シャウトする!!


その言葉は

「SEX!」



健全な????
優等生的な???
このブログでは…
まず…扱わない???領域の言葉…

SEX!!!


ギターをガンガン掻き鳴らして…
言葉が…
そうSEXという言葉が
いやらしくもなく…
かといって美しくもなく
生々しく「魂からの叫び」として強烈に脳裏をこだまする…


そんな曲

「オデッセイ・2014・SEX・福島」


…でありました…




最初のMCから出る言葉は
過激な唄とは…
うってかわって…
温厚な和む語りで


「(遠藤賢司さんと)合わせて134歳!
 じじいがいきなりセックスとね~笑」



緊張感が漂う客席が…
一瞬にして
…和む!和む!!
…と同時に…
歌の世界とのギャップに
自然と…遠藤ミチロウさんの唄とステージでの人柄に
あっという間に
惹かれていく自分自身に気付く…



喩えは悪いけど

「50のオジサンが60のオジサンに恋をした???」
ような感じ????…笑








遠藤ミチロウさん
強烈で…凄すぎる!!!




「原発で福島がああいう状態で…」
…と憂いながら

(遠藤ミチロウさんは…福島県二本松市出身)

…先日まで沖縄にいたそうで


「沖縄も基地の問題で揺れてて追いつめられてて
 福島と同じだなって感じた…」


…と語って


次の曲は


沖縄の匂いの感じる曲


「我自由丸」


…一転して
いわゆる…フツーの
(もう…何がフツーか分からなくなってますが…笑)
優しく奏でる
弾き語りの曲…


哀愁、切なさも感じ…
心に滲みてくる…



唄い終わって
遠藤ミチロウさん


「沖縄の人は(他の地域の人が)沖縄のことに関心をもってくれないことが
 残念に思っている…」



…と言葉にする…



この言葉…

沖縄≒福島
…なんだろうな…




…といった遠藤ミチロウさんの想いが
酔っていても…
伝わってくる…





さてさて
4月になると
名古屋シネマテークで

遠藤ミチロウさんの
ドキュメンタリー映画…が上映されるとのこと…



自身の還暦ツアー
さらに…突如起こった3・11東日本大震災…
それまで顧みることのなかった故郷・福島への想い…
そして母…をテーマに



映画の題は

「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」



この題から
…想像される通り


2015年12月に公開された映画「母と暮らせば」
…という親孝行の映画とは…
真逆の対照的な映画だそうな…



その映画のタイトルの唄は…




それはそれは

歌詞が強烈!!


絶叫!絶叫!!!


その中には
もう狂気すら…感じられてくる…



ギターを掻き鳴らし
シャウトする…
生々しい…遠藤ミチロウさん!
そのものが…強烈に伝わってくる…



これは凄い…凄い!!
凄すぎる!!



演奏後…
気がついたら…
映画の前売りチケットを手にしていた…
これは…みなくちゃ!いかなくちゃ!!





次の曲は
本来だったら映画のテーマ曲になる曲だったらしい
(おそらく「3・11」で
ドキュメンタリーの方向性が変わったからだろう…と思う…)


メロディアスなナンバー


「JUST LIKE A BOY」



…このタイトルの通り

「いつまでも少年のように」




還暦を過ぎてる
遠藤ミチロウさんですが…


この熱い想い…
ストレートな心の想いを吐き出すような
叫び…



今でも「生き方」が
「熱い想い」が…


まさしく…
大人のずるさがない…
大人の計算がない…

ホント「少年のようだな」…

…って…

心から思った…



そんな一曲でした


MCは…和ませる温和なトーク…
ミチロウさん…温泉が好きらしい…
沖縄に温泉はないだろうと思っていたら
那覇空港の先端に
温泉ができたらしい…


ミチロウさん自身はその温泉に入ってはいないようだけど
…旅客飛行機や自衛隊の飛行機が飛び交い…
入っているのは
ほとんど中国人だそうな…笑



…のMCを置いての



「温泉FUCK」




叫ぶ!叫ぶ!
シャウトする!!!

聴こえてくる歌詞は

とてもじゃないが…


健全な????
優等生的な???
このブログでは…
まず…扱わない???領域の言葉…が飛び交い…



…凄い!凄い!!


〆のシャウトは


♪ぬるいのは嫌いだ―!!~



これは…
社会に向けてのメッセージなんだろうか…
きっと…何度かミチロウさんの弾き語りに足を運べば…
はっきりと分かってくるんでしょうね…



私は…
政治以外の…
ぬるいことは…好きです…
風呂でも…仕事でも…????…苦笑


あ、阪神タイガースの
試合は…ぬるかったら
イライラするな…


…なんのこっちゃ!!…笑




MCは…またまた沖縄の話


「沖縄美ら海水族館に行ったら…ここも中国人に占拠されてた…笑
 魚より人を観にきた感じ…
 中国から…豪華客船で1万人くらい中国人がやってきて
 爆買いしてる!!…笑」



和ませての



次の曲は


「シャンソン」



優しく心に滲みいる歌…
飾り気のない…ありのままを歌に…




そして一転…
次の曲は…


またまたギターを掻き鳴らす
叫び続ける


「オレの周りは」


叫ぶ!叫ぶ!
絶叫する!!!絶叫する!!!


その叫びは…
心の奥底に深く突き刺さる!!



♪あーあ、このまま終わっても構わないのか~



このサビに
終わってもらっては構わない…
ミチロウさんの強い想い…意思が…強烈に伝わってくる…


言葉にないけど…
脳裏に浮かぶのは


原発事故…これは明らかに人災…
風評被害による…新たな差別…
福島原発事故のその後の対応…


叫びは…
すべての
お客さんの心に突き刺さった筈…




ラストは

ご存知


あの美しいメロディーの
誰もが知っている



「天国の扉」

…にミチロウさんが…
ありのままの想いを…
日本語で…置き換えて唄う!!!



唄いながら
時折…呻きに近い…
生々しい…叫びが…



そして…吠えるように
言葉を叩きつける…



何度も…
何度も…
聴いたことのある
「天国の扉」なのに…


めちゃめちゃ新鮮だった!!
そして…やはり…強烈だった!!




♪おれは天国の扉を叩き壊す
 叩き割っても叩き割っても壊れない天国の扉を
 原爆のような痛みが何度も何度も襲ってくるのか
 人間なんて、
 ただ生きてるだけだ思いながら明日のことばかり考えて
 ズボンのポケットの下で
 百円玉をガチガチガチガチ鳴らしてる
 いっそゴミ箱の中でセックスをしよう
 死んだやつらが手を取って踊るよ~
 KNOCK,KNOCK KNOCKIN ON HEAVENS DOOR
 KNOCK,KNOCK KNOCKIN ON HEAVENS DOOR~






遠藤ミチロウさんのソロライブは
心に蠢く感情を…
飾らない言葉で…強烈に吐き出す…



ブルースマンそのものの佇まいに感じた…


痺れた…
痺れっぱなしの…1時間…



まるで…
カウンターパンチを喰らったかのような陶酔感…
…ですぐには…立てなかった…



強烈だった…




いや、待てよ…
そもそも


肉離れのせいで…
…すんなりとは立てなかったんだった…苦笑











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