新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

ペンギンに会いに行く~2020秋~ツアー最後の「りとるびれっじ」で鎌田ひろゆきさん

2021-06-18 06:05:25 | 鎌田ひろゆき

2020年11月1日

まだ、この時点では正式発表はされてなかったけど、女将のひろみさんから、この「りとるびれっじ」を年内いっぱいでクローズするといった情報はいただいていて

心から残念に思うとともに切ない想い…

 

思えば、何年前のことか忘れちゃったけど

雨の降る日、鎌田ひろゆきさんが、得三の他にも歌える場所がないかなとかいって、初めて訪ねた夜のことは今でもはっきりと憶えている…

 

それから「りとるびれっじ」とは深い縁ができて…

鎌田ひろゆきさんのライブに同行するだけじゃなくて

縁のある素敵なミュージシャンである小山卓治さん、高橋研さん、山口岩男さんのライブなどもブッキングさせていただいたことも多々あって…

 

アットホーム感満載で…アットホーム感満載で…アットホーム感満載で…

ホント素敵なハコだった「りとるびれっじ」

 

なんか、今まで当たり前のように、この場所で鎌田さんのライブをみて、そのまま、ここでへべれけになって…深夜終電を失ったことも何度も…

そうそう、真夜中に憧れの憧れの憧れの「CHAR」さんに会ったことも、今でもはっきりと憶えてる…私は、相当酔ってるときだったけど…

 

とかく思い出を語れば、1か月間は書けそうなハコ「りとるびれっじ」での鎌田ひろゆきさんのライブ…

 

もうこの場所で、鎌田さんのライブは二度と聞けないんだといった寂しい気持ちと、数々の大爆笑した楽しい思い出に浸りながらの

 

2020年秋、<ペンギンに会いに行く〜2020秋>ツアー

鎌田ひろゆきさんのライブレポをば…だらだらと…

 

始まる前、シールドのトラブルかな…ちょっとしたアクシデントがあって

そのアクシデントのことを鎌田さんが伝えると…

客席からは「アクシデント??呑み過ぎやろ!!」の声が飛ぶ!!

いやあ、どこまでもアットホームなこの空間、いいねっ!

 

まずは、鈴木純也さんと一緒に

「ハーネス」

から

 

「ハーネス」

阿佐ヶ谷の店名になった歌

この歌がなかったら「ハーネス」の店名はなかったと断言できる…(当たり前っ!)

「Walking Down To The Street」とか「少年」とか「酔いどれブルース」とかいった店名になっていたことでしょう???

さてさて、この歌「ハーネス」…

より言葉から広がる情景が鮮やかに心に浮かび上がる…

最初、若干音程が不安定なところが感じられて…ひょっとしたら、これは昨夜の四日市から名古屋までの移動時の私のトラブルのせいか???なんて思ったけど…歌っていけば、声もよく伸びがあって、圧力釜のよーな鎌田さんのボーカルは健在!!

そして、また鈴木純也さんの寄り添うギターが彩って、間奏なんかは鳥肌ものなんだな…

 

 

ここで鈴木純也さん退場、ここからはソロで

「光の場所へ」


圧力釜のような圧巻のボーカル力
メロディアスでちょっと切なくて…
歌の中に選ばれた言葉は実に繊細に情景が描かれていて…

歌詞の2番は
しっとりと抑揚をつけて
3番は…ドラマチックに歌い上げる!!

この世界観に惹きこまれる!惹きこまれる!!

 

「ペンギンに会いに行く~2020秋~ツアー」…四日市の「おもちゃのペンギン」の動向を知りに行く???ツアー…もう、5,6年続いていること…主に四日市、名古屋、大阪でやって…2泊3日、初日やって、2日目が最終日になるツアー、今回新型コロナウイルス感染症のせいで、春にやるつもりが、夏に延びて、夏もできなくて秋になったこのツアー…鈴木純也くんは、ライブツアーを再開していて、あちこちに行っているけど、俺はほとんど行ってなくて…もう、行きたくない…(笑)…みたいな…と笑わせる

 

昨日、新幹線できて、なんか楽しかったですね…と漠然とした感想…

「11時に東京駅で待ち合わせて、10時40分には純也君からメールが入って、「もう着きました」って…純也君も楽しみにしている感じが伝わってきて…俺たち10歳違うけど友情が深まった感じで…笑…早く終わって呑むか…(笑)」

「昨日は故郷、四日市、夜の8時半スタート…でリハーサルが終わったのは6時で、8時半までどうするってことになって、同級生の集まっている居酒屋に混じって呑んで…ライブが始まるときには非常にやばい状態になって…」と鎌田さん

 

四日市、独特の波にのまれたようで

 

「おいおい、純也が話すと思いますが…」

 

笑…もう鈴木純也さんのライブは終わってますよ!!

 

「阿佐ヶ谷で「ハーネス」というお店をやってて…」と「ハーネスTシャツ」を紹介しながら…

阿佐ヶ谷の一番街商店街、80軒くらい個人のお店が連なっている…その昭和の通り道に「ハーネス」はあると…その一番街商店街のことを歌った歌をと

 

「春のそば」

昨日も四日市で聴いたな…奏でるメロディーはどこまでも優しい…

しっとりとした曲調の中、圧力釜のような圧巻の圧倒されるほどの鎌田さんの唄声が響きわたる…

以前遊びにいった阿佐ヶ谷の情景が鮮やかに浮かび上がる…昭和の街だった風景が…今はコロナ禍でいけないのは残念だけど…昭和ない…もとい、しょうがない…苦笑

サビは秀逸…一度聴いただけで、サビのメロディーが心に残る…春を思い切り感じさせてくれる…

めちゃ、エエ歌!!でした!!

 

歌った歌は

「春のそば

関係ないけどこの写真は

高橋研さんとそば

私のブログはスベッタけれど鎌田さんのライブはスベラない…

 

続いては

「ふたり」


躍動的なリズムにのった
ラブソング…

「ふたり」「ゆらり」「(街)あかり」
韻を踏んだサビのフレーズが秀悦で…
心に心地よく…そのフレーズがいつまでも残る…

ここでのMCは

去年11月に新しいアルバム「あれから、僕らは…」を出したこと

11月に東京でレコ発をやって、今年はそれをもってあちこちに行こうと思ってたら新型コロナウイルスがやってきて…と

 

ナゴヤは1月にここでワンマンライブをやって、それ以来どこにもいっていなくて…コロナ禍で、どこにもいけなくて…そのアルバムが、物販コーナーのそこに積んであると…

そのアルバムに弾き語りで入れた歌をと

「ソングライン」

歌詞の言葉一つ一つを
丁寧に…しっとりと歌い上げる!!

「そっとそっと」
「もっともっと」
「ずっとずっと」
「きっときっと」
鎌田さんのお得意の表現方法
韻を踏みながら…歌われる歌から
等身大の想いがひしひしと伝わってくる…

しっとりと
しっとりと…
歌に込められた思いがじわじわっと心の中で
満たされる…

 

 

「夕焼けタワー」

娘を想う優しい気持ちが伝わってくる…
これが…恋愛にも置き換えて表現されているようにも聞こえてくる…
言葉の魔術といいましょうか…
絶妙な…歌詞の言葉のセレクト…
「明日もきっといいことがあるように」と
タワーに願いを込める
心にぐっとくる…情景描写!!

渋滞を
「帰りを待つ人のもとへと続いている…」

と表現した鎌田さんの
捉え方…表現の素晴らしさ

普段、一緒に呑んでる鎌田さんからは想像できないんですけど…

昔、高橋研さんが、鎌田さんのことを幼少の記憶しかしらない娘にこう表現してたこと…

「鎌田くんは、日本のボブ・ディランだよ!!」

ふと、この歌を聴いて、その言葉を想い出しちゃいました…

詞が…詞が…情景の浮かび上がる詞がめちゃいいのよ!!

 

歌い終えてのMCは

中2の娘がいるけど、信じられないくらいの反抗期で、だからこそ、さっきの曲ができたと鎌田さん

まるで「ナッツ姫」みたいだとか言いながらも、いつかは戻ってきてくれることを楽しみに…なんて言葉にしてる日本のボブ・ディラン!!

 

来年も2カ所だけだろうけど「ペンギンツアー」は続けていくと…

鈴木純也君が元気なうちは、俺も元気なんで…(笑)

 

本編最後は

このツアーのテーマソング

「ペンギンに会いに行く」

心に広がり浮かび上がるのは
四日市の街の風景…
そして…そこで生きてきた…これからも生きていく主人公の想い…


…ストーリー性のある
映像として浮かび上がる…
あたかも短編映画のように…

過去の回想シーンと「今」が交差し…


スローから始まり
後半は…たたみ掛けるような
盛り上がる曲調の変化に
ドラマティックなこの唄の展開に拍車を掛ける!!

そして…


ラストの…

♪あの日のペンギン、歌ってる~


これは…主人公は…
鎌田さん自身のことなんだと再確認でき

…鎌田さんが唄い終わると…
感動の余韻が…心に響き渡る…


いやあ…ここで何度も聴いた「ペンギンに会いに行く」
「りとるびれっじ」ではこれが最後…「聴きおさめ…」と思うとめちゃ寂しい想いも

♪あの日のりとび(りとるびれっじ)、歌ってる~

そんなふうには鎌田さん歌ってないけど、なんかそう伝わってきて…

「ペンギン」ならぬ…
「りとるびれっじにも、これからも会いに行きたいぞ…」

 

 

さてさて、鳴りやまぬ拍手、歓声に応えてのアンコール

 

まずは、鎌田さんがステージに戻り、鈴木純也さんを呼び込む…

純也さんが感想を述べるけど、なんかオモシロイ

 

「鎌田さんは歌唄いになって30年以上…僕も30年近く歌わせてもらってるけど…お酒って酔うんだな…」としみじみと

鎌田さん、笑いながら

「日常の俺たちを見せたくて…」と言えば、純也さん「愛ですよ!ホント」

鎌田さん

「純也はそう言ってるけど、俺は旅をしてないから、ちょっとこうして出かけるとハイボールを次から次に…純也は、旅慣れてるから、ハイボールにいっても溺れない…」

まあ、要は二人ともソコソコ酔ってまして…(笑)

「やるぞー」と気合をいれて

 

「けむり」

切なくて…切なくて…
とことん暗く…
でも、心にぐーっとくるめちゃめちゃいい歌



なんとも言えぬ
暗い沼に沈んでいくよーな…純也さんの世界…

サビは鎌田さんも一緒にハモる!!

 

 

人生で、嫌なことも「けむり」で覆ってしまえばきっと心が軽くなるだろうな…なんていった思いで、亡き父のことをも思い出しながら、共感しながら耳を傾ける…

歌い終えて鎌田さん

今日は、コロナ禍の中、息を止めてきいてくださってありがとうございました…と

最後に今後も頑張って歌い続けたいとお互いを紹介し合いながら

 

 

ラストは

「序章」

「ドショウ」じゃなくて「ジョショウ」

鈴木純也さんの寄り添うギターが心地よく彩り…間奏のギターソロなんて切なくて最高の心地よさ

そして、圧巻のボーカルの鎌田さん

 

ラストは、「NaNaNaNa~」と歌い上げるこのメロディーは、間違いなく「りとるびれっじ」の壁や床に沁みこんだに違いない…

 

今夜も素敵な思い出が一つ増えました…

唄った純也さん、鎌田さん、そしてラストかもしれないこのハコに感謝しながら

 

ライブ後は、終電の時間まで、飲みながら「りとるびれっじ」でだらだらと…

 

ここで「芋ロック」をいったい何杯呑んだことだろうと思いながら

いつものように「芋ロック」の沼に沈んでいったのでした…

 

 



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