日商検定の発表。そしてあと一人…。

　今日は日商検定の結果発表です。石切教場の舞子ちゃんおめでとう！ぎりぎりでしたが、みごと１級合格です！。先生もほっとしました。そしてタケ！合格おめでとう。あとどうするかは自分で判断しなさい！。梨乃ちゃんは暗算２級は届きませんでしたが珠算３級おめでとう！最後の追い込みは立派でした。今回の石切教場は、前回と違ってよく頑張りました。合格と不合格を分けたのは「運と自信」。ほんのちょっとの差です。
　瓢箪山教場もほぼ全員が２００点オーバーは立派でした。２級の竣介くん・大智くん・幸之助くん・麻尋ちゃん。３級の星太くん・咲重ちゃん・葵くん・陽太くん・愛奈ちゃん。合格おめでとう！不合格の人たちもよく頑張りました。でも瓢箪山教場の不合格者の何人かは「こんなもんでええか」という気の緩みがあったと感じます。不合格悔しかったでしょ！。次回は同じ失敗をしないように頑張ってください！。


　そして、もうひとつ。今日、夏休みチャレンジをクリアしていない二人のうち一人がクリアしました（日本国憲法前文ですから、確かに簡単ではないんですが）。本人は「自分には絶対無理」と思い込んでいました。ときほぐすのに二か月かかりました。もう一人も同じ考え方です。

　「自分には絶対無理」。自分で自分の値打ちを決めてしまうこと。こんなバカなことはありません。だって自分で自分の可能性を狭めてしまうんですよ。こんなことを子供たちに絶対にさせてはなりません。子供たちが自分の能力に自分で気づけるようになること。自分の力で社会の大海原へ漕ぎ出す自信をつけること。子供の頃の教育は偏差値や点数に必ずしもこだわる必要はない。そう考えています。

　今日、クリアした生徒はクリアするなり泣きじゃくりました。「先生ありがとう…」この一言でこの二か月の戦いは報われました！。見捨てられるかもしれへん。そんな気持ちと自分のできなさに葛藤し続けた彼女は、今日結果を出しました。もう一人はあと１行半がでませんでした。悔しさとプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、もう一息でした。多分来週には全員クリアのご報告ができるでしょう。

　このチャレンジを見ていたみんなの応援が、二人を後押ししています。ほとんど答えのようなヒントを呟く生徒もいます。それもこれも、無茶な課題を出し続ける先生へ、向かってくる子供たちに、いつの間にか連帯感というか、向かっていくぜ！という感覚が自然と芽生えているのかもしれません。

　こんな光景を見ることができるのは、本当に子供たちと支えてくださる保護者の皆様のおかげと、感謝しきりです。本当に幸せな仕事をさせていただいていると思います。

　そろばんの検定試験という壁。そろばんの他に指導者として設定する壁。どちらにも頑張って向かってくる子供たちのために、明日からもまだまだ真剣勝負は続きます。
（こんなにがんっばっているのに、どうしておなかの脂肪を退治できないのかがわかりません…）