東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

今年1年の指導を振り返って

2022-12-30 18:00:00 | 日記
★そろばん指導

 今年は実に3年ぶりに「飲食を伴うクリスマスパーティー」を実施しました。とはいえ、禍の前まで行っていたたこ焼きパーティーにはほど遠いものです。ウインナーに串を刺してフランクフルトっぽくしたもの・ハッシュドポテト。この二品はホットプレートに乗せるだけで提供できるものです。そしてもう一つはもう二十年来お世話になっている業務用食品のお店の方のおすすめの品。自然解凍のパンケーキにホイップクリームやチョコクリームをのせるデザートです。
 たったこれだけ(まあ、小学生にはまあまあの量になりますけど)です。飲食スペースに限らず教室内の換気扇はフル稼働。そして飲食スペースの人数は七名程度に絞っていました。あとはちょっとかわいい巾着袋にお菓子の詰め放題。そして当教室恒例の「ほじょけんくじびき」。枚数に応じて賞品と交換できます。「特賞」を引き当てれば、ほぼ教室内のすべての賞品と交換ができます。

 と、まあ文章にしてみればこれだけのことなんですよね。そしてこのイベントも長時間の滞在は避けた方がいいと判断して、1クラス90分をめどにして実施したのです。にも関わらず次の授業では子供たちは口を揃えて「楽しかった!」と言ってくれるのです。保護者の方からもたくさんのお礼のお言葉をちょうだいしました。中には「帰ってきてからずっといかに楽しかったかをお話ししてくれました。久しぶりに楽しかったようです」というお言葉までありました。
 この子供たちの反応と、保護者の方からのお言葉が、子供たちを取り巻く環境がいよいよ待ったなしに危ないと言うことを物語っているのではないか?。そう感じずにはいられませんでした。

 ずっと指導しながら、子供たちの感情の振れ幅というか気持ちの浮き沈みの幅が小さいなと感じていました。難しい中身を乗り越えたときに顔がぱあっと明るくなる感じが心許ないなあと感じていました。この原因は何なのか?ずっと考えていたのですが、このクリスマスパーティーで1つの答えにたどり着きました。
 「楽しいでも。怖いでも。振り切った経験をしていない(奪われている)」というものです。禍が続いているとはいえ、学校行事は正常化したと思っていました。でもこれをきっかけに学校の様子を聞くとやはり黙食は続いているようですし、子供たち同士ではしゃぐことに神経質になっている様子がうかがえます。

 子供たちが子供時代を子供として成長するためには、様々な余裕が必要だと思うのです。この余裕は大人には「無駄」と見えることが少なくありません。子供たちはその「無駄に見える余裕」をたくさん経験することでしか成長をすることができないともいえると思うのです。

 というわけで、来年は厳しく指導することも必要なことである。それは分かっているけれどもあえて「たくさんの余裕を経験してもらう」こともさらに意識しながら子供たちと一緒に過ごしていきたいと考えています。

★学習塾指導

 禍のスタートとともに学習指導要領が改定され、教科書も新しくなりました。特に英語の改定幅はものすごいものでした。その新しい教科書を中学入学とともに使い始めた生徒が、現在中3になりました。指導する上での感覚は「上位一割以外は、結局学習の中身の負担が増えた分、習熟割合が落ちている」というものです。
 なんとなくなんですが、中学生の時に理解できる中身には「閾値」のようなものがあるとうっすら感じています。高校入試に向けて勉強する中で、この閾値だと思っていたものが「中学生が中学生なりに過ごしているときの限界値」のような感覚に変わっていく。この課程が私には「伸びていることを実感する」状態だと思えるのです。
 この「中学生が中学生なりに過ごしているときの限界値」は、おそらく時代とともに変化する変量ではないんだろうなとも思うのです。

 とどのつまり、今の中学生に求められる中身は明らかにキャパオーバーしていると感じています。その中で「求められることをすべてこなすための解法を考える」のではなくて「伸び始めたとき(閾値を突破したとき)に伸びるための素地を作るために、絶対に身につけておくべき中身」をいかに精選して子供たちに提供できるか?ここがこれから指導する側に求められる能力の1つだと思うようになりました。

 そのために、そろばん教室で「その下地のための土台」をしっかりと作ってもらう。すなわち「読み書きそろばんという基礎的リテラシー」をしっかりとしたものにする。その上で学びを進めていく。というステップを確実に踏んでいける環境作りをさらに進めないといけない。そう強く感じた1年でした。

 というわけで、50を迎える来年も、私が学ぶことを止めることはできないし、進化し続けなきゃならないという結論に至りました。まあガンバリマス

 今年も1年間お付き合いいただきありがとうございました。皆様にとりまして来年がより良き1年となりますようお祈りいたします。良いお年をお迎えください!
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クリスマスパーティーが終わりました

2022-12-19 10:11:57 | そろばんに関する中身
 たこ焼きを焼いて、お菓子を食べて、パーティーサイズのジュースを飲んで、お話して…。この2年間、これまでの形でのクリスマスパーティーができませんでした。

 子どもたちを見ていて思うこと。それは「このままの生活を続けていてはダメ」ということです。ある程度、大人の側に「覚悟」が必要な時期に来ている。そう考えるのです。小3までは「笑いながら食べる給食」という文化を知らないわけです。これはかなりマズいと思っています。

 ただ、フル解禁はまだまだ社会的に難しい。というわけで、飲食解禁。ただし、飲食スペースの人数は減らしておく、換気はしっぱなし。これでいくことにしました。



(良い写真が残ってなくて…)。フランクフルトにハッシュドポテトにパンケーキホイップのせ。これを食べてもらうことにしました。たこ焼きよりは1つずつにしやすくて、かけるものも少なくてすみますから。

 で、次にお菓子詰め放題。

 上にのってる袋から好きなものを選んで



 山ほど用意したお菓子を詰め込む。まあ、よく詰め込んでくれました。

 パーティーの間中、とにかく笑い声が聞こえました。たくさんお話してくれました。食べてるときの笑顔も見ることができました。

 子どもたちの子供時代の経験は、これ以上奪ってはいけないと思うのです。腹をくくってクリスマスパーティーをしてよかったと思っています。中学生はもう1段階盛大にやってやりましたよ。そりゃ〜いい顔してましたよ。

 嚴しくするときもあれば、ピエロになるときもある。
 「いつも本気で全力で」。私の指導方針です。これからもこの方針で進めていきますよ〜🤩




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保護者の皆様へ

2022-12-14 09:47:15 | 日記
 本日(12月14日)水曜日〜16日の金曜日まで、石切・瓢箪山両教場はクリスマスパーティーとなります。

 教場ニュースならびにクリスマスパーティー実施のお手紙に記載の通り、本日の瓢箪山教場、金曜日の石切教場の授業葉お休みとなります。お間違いのないようにお願い申し上げます。

 なお、お迎えに来ていただいた際に様子をご覧いただくこともできます。また小学生以下の兄弟・姉妹のお子様とご一緒に来られた場合にはお菓子などをプレゼントいたします(アレルギーの確認をさせていただきますので、お子様のみで来られた場合は袋詰お菓子のみのお渡しとなります)

 3年ぶりの開催となりました。感染対策にはじゅうぶんに気を付けて行います。換気をフル回転しておりますので、寒さ対策をしていただきお越しくださいませ。





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クリスマスパーティーの準備をね

2022-12-07 16:00:00 | 日記
すすめているんですけどね。

 まあ、様々なものが値上がりしかしてないですね。「うまい棒」の10円→12円を筆頭に、お菓子類の値上げか容量ダウン。ウインナーやハッシュドポテトといった食材はもちろんのこと。割りばし・お皿・おてふき・フランクフルトにする木の棒といった資材まで。ありとあらゆるものがすごい勢いで値上がりしています。

 今までいわゆる「デフレ」といわれる、ものの値段がなかなか上がらない状況っていうのは。
 ほとんどの企業はもちろんのこと、働く人々のちょっとずつの我慢で成立していたんですよね。

 ところが、コロナ禍やウクライナ情勢など「日本の中ではどうにもならないこと」をきっかけにしてこの状況が変わり始めています。こういう状況を見ると、日本という国はなかなか内部から変わろうとはしないんだなあと改めて考えます。

 これからを生きていく子どもたちには、「大人の当たり前とする価値観」だけを押し付けてはいけないんだなあと。そんなことを考えます。教科書が変わったり入試ルールが変わったり、学校での過ごし方を強制されたりと。子どもたちは限界まで抑えつけられているように感じています。

 そんな中で、私ができること。それは「子どもたちはに楽しい経験を提供すること」しかないかなと。

 クリスマスパーティーなんてほんの小さなことかもしれません。でもこうした小さなところから「ルールの中で最大限はっちゃける」という経験を、子どもたちにはやり直してほしいんですね。

 なんでもありというわけにはいきませんが、できるだけ楽しくはっちゃけることができるようにしたいなと。そう思いながら毎日ちょっとずつ準備しています。

 がんばることの中に、がんばらなくていいタイミング。そんな「ズレた間のワルさ」があってもいいじゃないですか。「それもキミ(たち)のタイミング」ってことでいいんだと思います。

 クリスマスパーティーは来週ですね。そりゃもうがんばりますよ〜❗
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うまい棒が品薄ですって

2022-12-06 23:00:00 | 日記
来週の水曜日〜金曜日まで、各教室で順番にクリスマスパーティーを行います。このイベントはコロナ禍前はたこ焼きパーティーとして行っていましたが、コロナ禍の初年度は中止。去年はくじ引きやお菓子を配る形でと、順を追って復活させてきました。

今年度は軽食を出したり、お菓子の詰め放題をしたりしようと準備を進めているわけなんですが、ここで緊急事態が発生しました。

いつもお世話になっているお菓子屋さんに聞いたところ、うまい棒が全国的に品薄だと。年内は入荷するかどうか怪しいと言われまして…。これは困ったということになりました。

で、行動範囲でうまい棒の扱いのある店を筆頭に、そのチェーン店の別のお店までまわりにまわること13件。少しずつ買い求めてなんとかなるかな〜というところまできたんですが、子どもたちに大人気の「コーンポタージュ味」だけがものすごく少ない状況だったんですね。

さて、お昼前に到着した14件目。車を止めていると納品される商品が、目の前をカゴ車に乗せて運ばれている途中です。その時2度見どころか3度見しました。
「うまい棒コーンポタージュ味じゃないか〜〜〜〜〜❗」

お店の方に「これはお店に出るまでに時間がかかりますか?」とお聞きしたところ「あ、大丈夫ですよ。どれくらい必要ですか?」とお答えいただき、欲しいだけ販売していただけました。

というわけで、お菓子詰め放題イベントに必要であろう「うまい棒」をなんとか確保できました。

いや〜、良かった良かった。コロナ禍でも楽しんでもらえるように、感染対策には充分に配慮してイベント、やりますよ〜❗
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