東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

冬期講習のあれこれ

2018-11-30 23:29:45 | 学習・塾に関する中身
 一言で言えば「冬期講習で成績が上がることはほばない」ですね。(たまにとんでもなく伸びる生徒がいることは事実ですが)

① 「期間が短い」
 もう、これは塾で指導する人間であれば絶対にわかることですが、夏期講習の1ヶ月でも短いんですよ。冬期講習だと長くて2週間。そして大晦日と三が日は普通の神経なら授業はしませんから、実質10日あるかないかですよね。そんな短期間、ライザップでも結果にはコミットできませんよ(笑)。
 指導する側の感覚で言えば、「おっ、やっと変わってきたな」と感じるまでに早くて三ヶ月。成績の手応えを感じるまでに半年ですかね。

 もうね断言できます。「冬期講習だけで成績は絶対に伸びません」。

 じゃあ、なぜするのか? それは日々の積み重ねがある生徒に爆発させるためなんですよね。第4回の定期テストの結果を見て、各学年ともに奮起の材料が揃うわけです。ここまでコツコツとまじめにお勉強に取り組んで意識改革を継続してきた生徒には、この冬に爆発のチャンスがあるんですよ。

② お正月を挟む
 「お正月」ってやつは、恐ろしいくらいに子供たちの学力をリセットします。そりゃ本音を言えばお正月であってもお勉強させたいですよ。でもね、お正月をご家族と過ごすことすらできないくらいお勉強しなきゃいけないなんておかしいと思うんですよね。

③そして「寒い」
 これ、結構お勉強する気持ちを削がれます。特に「手がかじかむ」と、なかなかお勉強に身が入りにくいものです。そして寒いとどうしても背中が丸くなるので、気持ちが「陰」に入るんです。これ結構指導する上でしんどい一因だという場合があるんですよ。

 今まで塾通いをしていない生徒が、冬期講習に通ったくらいで成績なんか上がるはずがないんです。でもね、できることはあります。まずは今まで塾で頑張っている生徒とのお勉強の質の違いを目の当たりに見せてカルチャーショックを与えること。これは可能ですよね。そして、学校の授業では味わうことのできない、プロの授業のすごさを体験させることができます。これも可能です。そして何より、お勉強に対する動機付けを、塾の先生は豊富に持っています。ここは塾の最大の強みかもしれません。

 だから、「冬期講習」に大枚はたいて参加する値打ちがあるかどうかは、こんな観点から見ていただくといいかもしれません。

・「過去問や予想問題を大量にさせてみかけの点数を取らせている」
・「成績が下がると退塾するようにもっていく」
・「指導者の視野が狭くて、自分の価値観が絶対だと思っている(他のやり方を認めない)」
・「試験前の無料対策講座を外部の生徒が受講できる(極端に安い場合も同じです)」
・「試験1週間前の期間でも体験や入塾を受け付ける(そんなことできませんよ。在校生の指導で手一杯のはずです」

 こんなことをしている塾さんで冬期講習を受けても、効果はあまりないと思いますよ。

 では効果がある塾とは?私はこんな塾だと思います。

・「普段から厳しいことで有名(厳しさには意味があります)」
・「教室の前の自転車が整然とならんでいる(書きながら、私の教室発展途上です)」
・「自学自習の時間をきちんと確保している(詰め込まれた知識は、抜けも早いものです)」
・「高校生を指導する力量が担当講師にきちんとある(先を見据えた指導が可能です)」

 そして「指導の中身がしっかりとしているから、意味不明な割引や、怪しさ満開の無料講座や、定員がいつまでもあと〇名!みたいな訳のわからない煽り方をしない」という感じですかね。
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秋の生徒募集のお知らせ~2018年~ ※11月29日追記

2018-11-29 18:07:42 | そろばんに関する中身
年内の生徒募集は11月末日でいったん締め切ります。
次回の募集は来年2月末~3月初旬を予定しています。


 11月末日までに体験授業を予約された場合のみ、12月以降でも体験授業をお受けいただけます。体験授業終了後のご入学も可能です。

※瓢箪山教場

 コースに関係なく、1・5・6年生は募集停止しています。1年生は来年2月頃に火・木コース限定で若干名募集予定です。

 ★月・水・金コース
  2・3年生は各1名、4年生は3名程度の募集です。
 ★火・木コース
  2・3年生は各1名、4年生は2名程度の募集です。


※石切教場

 現在は、入学をお待ちいただいております。お問い合わせいただいた順で体験予約を賜っております。

 お問い合わせは随時受け付ております。

 発信者番号を非通知でお問い合わせいただいた場合は、お電話をお取りしておりません。発信者番号は通知でお願いいたします。

 ※両教場とも、小学校未就学児は通常とは別の時間帯での授業となります。詳しくはお問い合わせください。



~11月27日追記~


※石切教場は変更ありません

※瓢箪山教場

 ★現在1年生につきまして全ての募集を停止いたします。入学ご予約のキャンセルか退会する生徒が出ない限り募集はありません。
 ★火・木コースの2年生も本日を持ちまして一時受付を停止いたします。
 ★12月~2月中ごろまで、体験授業・ご入学の受付を停止させて頂きます。この期間は在学生のご兄弟・ご姉妹の皆様の優先入学を実施いたします。
  (11月末日までにお申込を頂きました場合は、体験授業・ご入学のお手続きが12月以降になりましてもお受けいたします。ご希望の方がおられましたらお急ぎお問い合わせくださいませ)

~11月29日追記~


※石切教場は変更ありません

※瓢箪山教場

 ★月・水・金コース
  2年生は1名、4年生は3名程度の募集です。3年生はいったん受付を停止いたします。
 ★火・木コース
  3年生は1名、4年生は2名程度の募集です。2年生はいったん受付を停止いたします。

 12月より、在校生を通じましての優先入学の受付に切り替わります。体験授業のお申込・ご入学の受付は明日30日を持ちまして一時停止させていただきます。来年2月より募集再開の予定です。お急ぎの方は明日中のお問い合わせをお勧めいたします。
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井の中の蛙大海を知らず

2018-11-28 09:00:00 | 日記
 自分自身のことを完璧だと思っている人って、塾業界には多いんですよね。

 特に個人塾の指導者には多いような気がします。

 自身の指導は完璧で他はこうだからだとか、自身の進路指導は客観的なデータとシステムを熟知した上で豊富な人脈をもとに行っていますとか、それを言うだけならまだしも他をsageた上で自身をageていることがあるので始末に悪い場合があるんですよね。

 個人塾には個人塾の数だけ指導方法がありますね。進路指導1つとってもそうです。私自身は教え子が希望の進路を根拠をもとに持っている場合、客観的な数字を元にアドバイスはしますが、最終的な決断は本人とご家族に委ねています。保護者の皆様には長年お預かりしてきて感じていること・想うことを指導者の目からという観点と、第二の親という観点からできる限りお伝えはしています。
 私はテストや模擬試験のデータがなくても進路指導はできると考えています。これは独善的なものではなくて、長い間共に頑張ってきたから分かる教え子の伸びを把握しているからだと言えます。模擬試験でのE・D判定を何度もひっくり返してきたからこそ言えることです。もちろん、涙を飲んだ教え子もまたいますから、私の指導は完璧だなんて1ミリすら思ったことはありませんが。

 「そんなこともわからんの、死ねばいいねん」とか、「成績のいい生徒が入塾を希望すると1番成績の悪い生徒を辞めさせて入れ替える」とか、「3年生に進路指導どころか懇談すらしない」とか、明らかに子供の害悪になる塾なら攻撃してもいいとは思いますが、他の塾の内情を知りもしない人間が、さもしたり顔で自分の指導を素晴らしいものとして喧伝し、他の指導はだめだとこきおろす。
 こういう指導者は、自身の器と知識の巣晴らしさを「井の中で」自慢しまくっているわけですね。

 私ですか? 私自身は今までどおり、教え子と一緒に歩むだけですけどね。
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定期テスト前

2018-11-25 12:11:01 | 学習・塾に関する中身
 というわけで、朝から教室を開けています。

 各自自分に足りないものをきちんと学習して欲しいですね。試験前には基本的な授業は止めています。生徒の求めに応じて質問対応。全員が理解不足と感じた単元は補足授業的なことをする場合はありますよ。
 でもね、試験前は自分自身との戦いの時ですから、必要以上に手は出さないようにしています。「面倒見がいい」とは、必要以上に手を出さないことだと思っています。必要以上に手を出すと、子供たちの自主性は育ちません。それは「やさしい虐待」であるとすら思っています。

 やはり学年が上がるにつれて取り組み方はよくなっていると思いますね。お勉強のアドバイスはしますが、そこから先は自分自身で見つけて欲しいのですね。

 予想問題や過去問に頼った授業はやっぱりしていません。定期テスト対策「授業」をしなければいけないと思わないんですよね。じゃあなぜ日曜日に教室を開けるのか? ですか。それは「分からないときに、分からないことを質問で解決できないのは中学生には厳しい」と思っているからです。
 家庭学習ですべてを出来るようにすることはなかなか難しいと感じているからです。質問の量は大したことはありません。一人で対応していても、順番待ちに長蛇の列にはなりません(塾生自体少ないですしね)。でも、分からないまま解き進めていくことは、結構大きなストレスだと思うんですよね。

 というわけで、大学入試に対する意識付けは少しずつ私の中で変化してきましたが、指導に対する考え方はまだまだこのままでいきます。それが教え子の真の力になると思うからです。

 さあ、今日も頑張っていきましょう!
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最近

2018-11-24 18:01:03 | 日記
 大学入試が極端に難化しています。

 一つは国(文部科学省)の方針として、大学間の定員充足率の是正があります。このため定員充足率に対して入学者数が110%を超えた場合に補助金が打ち切られます。これを避けるために各大学は合格者数を大幅に減らしました。
 例えば、今春の入試では関関同立+近で昨年比なんと9000人超合格者数が減りました。この人数は関西学院大学の合格者数とほぼ同じです。つまりたったの1年で関西学院大学1校が消えてなくなったことに等しいわけです。

 こんな状況ですから、「大学入試を意識した指導は必要がない」と言っていられない状況になりつつあります。
 ※ただし、「大学入試を全員に強制するような指導は今後もする気持ちはないです。あくまで「そんなこと知らなかった」とならないように、情報提供と、受験する(受験したい)高校の立ち位置などを出来る限り中学生にも分かりやすく伝えるという意味です。

 で、様々な情報を漁っていると、ツイッター上でとある先生を見つけました。
 で、その先生のブログを読ませていただきました(実はまだ途中です)。もうね、すごすぎて言葉が出ないんですよ。私なんか塾指導していていいんだろうかってくらいに衝撃でした。

 で、早速その先生に掲載許可をお願いしましたら、秒速でご返信をいただきました。「いいですよ」とご快諾です。ありがとうございます!

 そのブログが載っているホームページは

こちら


 保護者の皆様は隅々まで読んで下さい。もうね塾指導者のジレンマや葛藤やなんやかんやが圧倒的な文才で書かれていますから!。ただし欠点があります。引き込まれてしまう上に、記事数がかなりあるので時間を奪われます(笑)

 そして、現在高校生は「勉強法」を読んでみてください。参考になることがたくさんあるはずです。中学生は該当記事だけ読むこと!

 一番共感できたのは「小学生の間に学習に対する姿勢を涵養しておきたい」。これ、私がそろばん指導で目指していることなんですよね。

 で、このブログをお勧めするに当たってお願いがひとつ。

 「私のブログを見捨てないでください(切実)」
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