東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

瓢箪山教場20周年 〜回顧録②〜

2020-11-29 22:00:00 | 日記
さてさて、在籍していた生徒の妹さんを迎えて10名でスタートしたあと、翌年4月には教室を新たに借りて、独り立ちしました。

とはいえ、お月謝収入と家賃が同額なので、当然大赤字です。学習塾の講師やその他諸々のバイトをしながら、なんとか続けていました。

夏までになんとか3名が入会。そのうちの一人が何度かこのブログに登場している生徒です。年明けの授業参観で驚異的な伸びを見せてくれたおかげで口コミが広がり、2月と3月で一気に23名の入会がありました。

ようやく黒字となったものの、教室が明らかに手狭になったので、春休みを利用して使っていなかった2階をDIY。

フローリング材をホームセンターで購入してきて、自分達で敷きました。1週間で教室のキャパは6名→18名にと増やしました。

それでも、入会はゆっくりと続きます。とうとう3年目で40名を超えてしまいました。どうにもならなくて、火曜・木曜コースを新設しました。

そして、5年目には50名を超えて60名に迫る勢いでした。教室はパンパン。なんとかせねばと宛もなく不動産屋さんに飛び込んだところで、現在の教室と偶然出会います。立地はなんとか。当時の教室から400メートルほど離れているだけ。さらに、お値段もぎりぎりローンが通りました。

というわけで、なんとテナントではなく教室を購入するという暴挙(笑)に出たのです。

教室は広くなり、快適に過ごせるようになったとはいえ、お金が…。

というわけで、最低限のリフォームをしての移転スタートとなりました。その3年後に悲劇が待っているとは知らず…。

もうちょい続きます。
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瓢箪山教場は間もなく20周年を迎えます 〜回顧録①〜

2020-11-26 23:00:00 | 日記
というわけで、一回で終わるのか続くのかは分かりませんが、この20年を振り返ってみたいと思います。

今から22年前、諸事情のために大学院を修了したのが25歳の秋。中間修了ってやつですね。それから某市立中学校で1年間非常勤講師をしたわけです。

そこで出会った生徒たち。学力に問題を抱える生徒は次のいずれかの特徴がありました

① 家庭環境に難しさがある
② 小学生の時に生活習慣が乱れている
③ 欲(特に食欲)がない

で、①はどうすることもできませんが、②や③は小学生のうちから関わることでなんとかなるんじゃないだろうか?と思うようになりました。

しかしながら、私の教員免許は中学・高校理科ですから、小学校教員にはなれません。そこで、好きなそろばんの先生になれば小学生と関わることができる。そう思いました。

で、自分が習っていたそろばんの先生を訪ねるのですが…。

訪ねたのが平成10年。私がそろばんを習っていたのが昭和50年代。わずか20年の間にそろばん教室は斜陽産業まっしぐら。私が習っていた頃は100人以上いた生徒が、なんと20名強。師匠は「これからそろばんの先生はヤメといた方がいいよ」とお話になられました。

でも、諦めたくはなかったんですね。3年後に開くことを目指して動き出しました。1番はお金を貯めるためでしたね。そして、週に1回師匠の教室をお手伝いしました。

その合間に教室を開設するのによさそうな所を師匠と探して廻りました。仲良くしておられる先生の所へお話を聞かせて頂きにも行きました。

そうこうしているうちに、師匠の先生が体調を崩されて入院されました。で、呼び出されたんです。

「ボクの教室やらないかい?」

引き継ぐことになったのが、この瓢箪山の教室です。当時の生徒は九名。確かに始めるにあたって、0よりはいいだろうということで引き継ぐことになりました。そして、引き継ぐということで、生徒の妹さんが新たに始めることになり、都合10名でのスタートとなりました。

今回はここまでにしますね。

次回(あるのか?)をお楽しみに。
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無茶ぶりに応える

2020-11-21 23:59:00 | 日記
 Twitterで「大阪発 お笑いの必須三要件 2020」ってブログ記事が見つからない

 と、無茶ぶりをされました。探してみたらありましたので、ここにあげておきますね(笑)。で、読んでみると、まさにお勉強にも通じるではないですか。そんなわけで探してきた(あはは…)この記事に対して、お勉強の面から思うことを後半に書いておきますね。


 お笑いには三つの要素が必要となる
 ① 笑わせる側の表現力
 ② 笑う側の理解力
 ③ タイミング

① 笑わせる側の表現力
 これは、幼いころからお約束の笑いに十分に親しんできた大阪の人間には備わる能力の一つであると言えるかもしれない。言葉・身振り手振り・表情・声色・間など様々な構成物を組み合わせなければならない。いとし・こいしさんの漫才は、決してテンポは速くないが「間」が絶妙であるし、ツービートさんや伸介竜介さん、B&Bさんといったテンポの速い漫才は、体すべてを使って引き込んでくる。そして相手があって成立するものがお笑いであるから、相手の表情や場の空気を読まなければならない。したがって、周りへの気配りも必要である。

② 笑う側の理解力
 時の政権を風刺するようなチャップリンやキートンのような笑いは、社会情勢にある程度関心がないと理解できないだろう。また、古典落語を聞いてその滑稽さを理解するためには、ある程度の素養を必要とする。笑う側の理解力を念頭に入れておかないと、場違いな芸は笑いを生まない。

③ タイミング
 いくら面白い芸であっても、タイミングが悪いと爆発力を生まない。その最も分かりやすい実例がM1ではないだろうか。出場順によっては、前の組とネタの中身が被る場合があるだろうし、前の組が滑りすぎていてもウケすぎていてもやりにくいだろう。まったく同じ芸であっても、その披露のタイミングによっては、起こる笑いは全く異なる。
 また、現代の芸はあまりにもその流行り廃りのスパンが短いが故に芸を披露する側は常に芸のアップデートを怠れない。同じネタを繰り返して磨いていくという昔のやり方は、通じなくなってきているのかもしれない。

 ① 笑わせる側の表現力⇒教える側の表現力
 言葉で、図で、時には寸劇で。子供たちに理解してもらうための手数は多いほどいい。そしてその速さも一定である必要はない。言葉・身振り手振り・表情・声色・間など様々な構成物を組み合わせなければならないという点においてはお笑いと共通する部分は多いのかもしれない。

 ② 笑う側の理解力⇒生徒側の理解力
 語彙力一つとってもかなりの個人差が大きい。生徒側の受容力(量)を把握しておかないと、授業がただただ流れていくだけになることが多いだろう。生徒の表情を見ながら、説明の中身を瞬時に切り替えていかねばならない。そして授業を受ける側は、授業側のレベルに到達していないと、お金と時間の無駄になることは、厳しいけれども真実であるといえることは知っておくべきである。

 ③ タイミング
 授業を行うタイミング、答えの説明に入るタイミング、叱る・褒めるタイミング…。授業を行う上では指導者のタイミングに重要な部分は多いが、同時に授業を受ける側もまたタイミングを大切にしないといけない場合がある。質問するタイミング、ノートをとるタイミング、ワークやテキストに視線を落とすタイミング…。どちらも周りの空気間を読み取る力が必要であるといえる。


 大阪は日々の生活の中にお笑いが根付いている。これは他の文化圏と大きく違う点だと思う。幼いころから笑いに親しんでいる大阪では、実はやり方次第で学力を大きく伸ばせるかもしれない。お笑いとお勉強には共通点が多いと思う。スマホやタブレットで、動画やゲームにどっぷりとはまる前に、お笑いに親しむようにすると、意外と学力も人間力も上がるのかもしれない。そんなことを探してきた(あはは…)記事を見て思いましたとさ。
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枚岡中学校での事案について 16時追記

2020-11-19 16:00:00 | 保護者の皆様へのお知らせ
昨日、当教場の生徒が通う枚岡中学校で新型コロナウイルス感染者が確認されました。

本日は東大阪市教育委員会のホームページでも発表されている通り、当該中学校は臨時休校となっております。

本日19日木曜日13時の時点で、保健所による濃厚接触者の特定が終了したそうです。現時点で保健所からの連絡がない場合は濃厚接触者にあたりませんので、兄弟・姉妹が通学中でありましても、そろばん・学習塾ともに欠席の必要はございません。

お子様の体調には十分にご留意いただき、元気でしたらしい来ていただいて構いません。

よろしくお願いいたします。

※16時追記

休校期間延長となりましたが、13時までに保健所及び中学校からの連絡がなかった生徒についての行動制限はありませんとのことですので、当教場の対応も変更ございません。
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冬に向けての感染症対策が両教場終わりました。本日から通常授業です

2020-11-19 13:50:45 | 日記
2日間の休校をいただき、両教場の冬に向けての感染症対策が一応終わりました。

まずは瓢箪山教場から。

1番奥の部屋が(改装前を写真にするのを忘れてました)



こうなりました。これで窓を開けなくても換気が可能になりました。

また手を洗う水道の水栓も新しくしました

お勉強の方の教室は



こうなりました。

続いて石切教場は、元々換気が出来すぎるくらい風が通り抜けていたので



パーテーションで直接風が通り抜けることを抑えるようにしました。

待合室も同様に


パーテーションで風を抑えています。そして、手洗いが寒い季節なので


手指消毒液も待合室に用意しました。

というわけで、冬もなるべく普通に出来るようにこの2日間で準備いたしました。

今日から通常授業です。元気なみなさんと一緒にそろばんをガンバリマス💪


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