基本的に「自力で」お勉強ができます。というか、自力でするお勉強の意味を理解しています。
たとえば「理解するまでやる」ということを自力でできます。そしてもっと言えば「理解できていないということが自分で分かる」のです。この力を身につけるまでの過程は生徒によって様々ですが、基本的に「小さい頃からできるまでするということが当たり前のように体に染み付いている」ということです。そしてその能力の獲得の過程には「できるという原体験」がある程度あり、「できたときにほめられる・喜ばれるという環境」があり、そして「その環境を適切に提供する指導者に出会っている」ということです。そしてある程度の物量をこなすことを厭わない姿勢が身に付いていますし、こなしていかなければいけない量を見て、自分のペースを調整する能力まで身に付いています。
「大量の課題では物事をこなすだけになって身に付かない。潰れるだけだ」という主張をする指導者は「大量の課題を通して、物量のこなし方を身につけさせる」方法を知らないだけです。同じ学習するなら、能率をどんなによくしたって「学習する中身を絞ってするお勉強」よりも「知識として身につける量が圧倒的である」方が、その後の学習において最高の武器であることは理解を待たないと思いますよ。
こういう能力を中学生になるまでに獲得できた生徒は、まず間違いなく中学校の「実力考査」や「高校入試」で好成績を収めています。「定期考査」で好成績は当たり前です。なぜか?「範囲が決まっているから」です。
実力考査や入試など、範囲が決まっていない試験ほど、こうした生徒の能力がいかんなく発揮されるのです。そしてこうした生徒は「やらされる」お勉強を嫌がります。「どうしてこういう課題を与えられているのか?」をきちんと説明して納得しないと、自己流に走ろうとします。
そうなんです。対等な人間同士として接しないとこちらの指導が伝わらないのです。先述のような行動が中学生にしてできつつある生徒は、その自我もきちんと成長をしています。私たち指導者は「先生と生徒」という関係ではなく「人生の先輩と後輩」でしかなく、その人間関係は「対等」であると考えなければいけないわけです。
もちろん、大人として伝えるべきことは伝えねばいけません。それでも「頭ごなし」にさせることは良くないのです。
さて、夏期講習の季節が近づいてきました。巷の学習塾は新規生徒の獲得に躍起です。そしてその獲得にはなりふりかまわずのお教室もあったりしますよね。「たかだか夏期講習で中学生の学力を劇的に飛躍させる」ことは非常に難しいのです。ただし、それまでの学習環境があまりにもひどいものであって、夏休み中に適切な環境をきちんと与えられた場合は、こちらがびっくりするような伸びを示してくれるでしょう。
「夏期講習」は今の学習環境が合っているかどうかを確認する場だと思います。そしてもし新たな学習環境を求めて学習塾の夏期講習に参加されるのであれば「高い費用と長い時間をかけてその塾を見極める期間」だとお考えになるといいかと思います。
「夏期講習で定期考査はもちろん、実力考査や入試も突破する力をつけていきます!」なんて絶対できませんからね。必要以上の美辞麗句を並べているお教室には要注意の方向でお願いしますよ。保護者の皆様!
たとえば「理解するまでやる」ということを自力でできます。そしてもっと言えば「理解できていないということが自分で分かる」のです。この力を身につけるまでの過程は生徒によって様々ですが、基本的に「小さい頃からできるまでするということが当たり前のように体に染み付いている」ということです。そしてその能力の獲得の過程には「できるという原体験」がある程度あり、「できたときにほめられる・喜ばれるという環境」があり、そして「その環境を適切に提供する指導者に出会っている」ということです。そしてある程度の物量をこなすことを厭わない姿勢が身に付いていますし、こなしていかなければいけない量を見て、自分のペースを調整する能力まで身に付いています。
「大量の課題では物事をこなすだけになって身に付かない。潰れるだけだ」という主張をする指導者は「大量の課題を通して、物量のこなし方を身につけさせる」方法を知らないだけです。同じ学習するなら、能率をどんなによくしたって「学習する中身を絞ってするお勉強」よりも「知識として身につける量が圧倒的である」方が、その後の学習において最高の武器であることは理解を待たないと思いますよ。
こういう能力を中学生になるまでに獲得できた生徒は、まず間違いなく中学校の「実力考査」や「高校入試」で好成績を収めています。「定期考査」で好成績は当たり前です。なぜか?「範囲が決まっているから」です。
実力考査や入試など、範囲が決まっていない試験ほど、こうした生徒の能力がいかんなく発揮されるのです。そしてこうした生徒は「やらされる」お勉強を嫌がります。「どうしてこういう課題を与えられているのか?」をきちんと説明して納得しないと、自己流に走ろうとします。
そうなんです。対等な人間同士として接しないとこちらの指導が伝わらないのです。先述のような行動が中学生にしてできつつある生徒は、その自我もきちんと成長をしています。私たち指導者は「先生と生徒」という関係ではなく「人生の先輩と後輩」でしかなく、その人間関係は「対等」であると考えなければいけないわけです。
もちろん、大人として伝えるべきことは伝えねばいけません。それでも「頭ごなし」にさせることは良くないのです。
さて、夏期講習の季節が近づいてきました。巷の学習塾は新規生徒の獲得に躍起です。そしてその獲得にはなりふりかまわずのお教室もあったりしますよね。「たかだか夏期講習で中学生の学力を劇的に飛躍させる」ことは非常に難しいのです。ただし、それまでの学習環境があまりにもひどいものであって、夏休み中に適切な環境をきちんと与えられた場合は、こちらがびっくりするような伸びを示してくれるでしょう。
「夏期講習」は今の学習環境が合っているかどうかを確認する場だと思います。そしてもし新たな学習環境を求めて学習塾の夏期講習に参加されるのであれば「高い費用と長い時間をかけてその塾を見極める期間」だとお考えになるといいかと思います。
「夏期講習で定期考査はもちろん、実力考査や入試も突破する力をつけていきます!」なんて絶対できませんからね。必要以上の美辞麗句を並べているお教室には要注意の方向でお願いしますよ。保護者の皆様!