東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

大阪市立小学校の民間校長千葉貴樹氏の退職に思うこと

2013-07-06 11:50:18 | 日記
 先月末にこのニュースあがありました。

 あれからいろいろなニュースをチェックしました。大阪市教育委員会のホームページもチェックしました。でも「なぜ?」に対する答えはわかりませんでした。

 橋本市長は「ありえること」と言い放ちました。でもね、ありえたらいかんと思います。たとえば病気が見つかったとか、本人に過去の不祥事があって、校長職に相応しくないとか。なにか理由があればいいんです。でも調べる限り「自分の思い通りにできない」というのが退職の理由です。しかも「不祥事ではないから謝罪する気はない」と、この前校長の言い分です。

 この方は、橋本市長肝いりの施策「民間公募校長」に応募してきた一人です。職歴は伝え聞くところでは、証券会社を4社渡り歩いたそうです。そこでは「結果」を出してきたんだと思います。そして校長職は「結果」が求められます。

 退職の理由は、ニュースを見る限り「自分自身の思うことができなかった。これでは結果を出せないし、自分自身の能力を発揮できない」というのが一点。もうひとつは「同時に採用された校長職の中で、年齢が一番若いというだけで、給料が一番安いという待遇にも不満」というものでした。

 まず一点目・ミスマッチングについてです。

 確か、この民間校長の採用に当たっては、論文審査があったはずです。そこでこの方が思いの丈を語り、校長職についた際に行いたい施策について論じており、面接の際もこの方の意を汲みますという約束で採用したのであれば、大阪市なり大阪市教育委員会に非があると思います。しかし、記者会見でもそんなことは漏れ聞こえてきませんでした。少なくとも「約束が違う」というレベルにはないような気がします。
 もし、「約束が違う」のであれば、その約束も含めて公表すべきです。橋本市長の掲げる「原則オープン」という姿勢にも則りますしね。

 二点目・待遇についてです。
 
 これは、採用の契約に至る時点で、公務員が職能給であることは分かっているはずです。4回も転職されていて、勤務条件を確認しないまま就職するなんて考えられませんもんね。


 以上のことを踏まえて、批判を承知で書けば「ふざけるな!」の一言です。


 まず、子供たちの教育が三か月で結果が出るわけがありません。もっといえば、子供たちが成長したことが「数値」として短期間で現れることなんてあるわけがないんです。数値で評価できるのは「紙」のテストで計る「点数」を付けることのできる「学力」です。でもそれこそ、民間の力を借りずとも、プロの教師に任せておけばいいんです。民間校長ならば、もっと社会から求められていることを学校の現場に持ち込めばいいんです。たとえば、学校の情報公開とか、随時授業参観とか、「閉鎖的」といわれる部分に風穴をあければいいんです。自分の教育の理想を、いきなり子供たちに持ち込んだとして、その理想が失敗だったときに、個人で責任が取れるものではありません。

 今回の退職劇は、私には「駄々っ子が自分の思い通りにならないから拗ねただけ」に見えました。

 これを反面教師として、私はあせらずにじっくりと子供たちと向き合い、そして何か輝くものを引き出していきたい!。そう想いを新たにしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サマータイムの実施について

2013-07-05 13:58:23 | 保護者の皆様へのお知らせ
 お手紙でもお知らせの通り、瓢箪山教場のみ、今年もサマータイムを実施いたします。

 サマータイム実施期間中は、各クラス授業時間が2時間早くなります。短期教室や他の習い事との兼ね合いで時間帯の変更を希望される方はなるべく早くお申し出ください。

 月・水・金コース最終時間帯のみ満席のため、この時間帯への変更は現在お受けできない状態です。ご了承くださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日商検定試験結果報告

2013-07-01 10:29:47 | そろばんに関する中身
 第198回日本商工会議所珠算能力検定試験が去る6月23日に施行されました。

 当教場からは1級2名、2級2名、3級9名が合格しました。

 いつも検定指導していて思うのは「合格したい!」という気持ちに生徒ごとに温度差があることです。

 そして、合格することに意欲の薄い生徒は、何事に対しても「感動する・心が動く」ということが少ないと思います。

 今年度から「検定試験結果報告書」を生徒一人ひとりにお渡しすることにいたしました。そこには普段の練習の様子や、指導者としての想いなどを書いています。そして保護者の皆様からお気づきの点を頂戴するコメント欄をご用意しております。ぜひお気づきの点をお書きくださいませ。

 また、合格した結果を持ち帰ったお子様にはぜひ「お褒めの言葉」をかけてあげてください。ご家庭でいただく「お褒めの言葉」は指導者が百回褒めてもかなわない、お子様を伸ばす「魔法の言葉です」

 そして残念ながら不合格となったお子様には「叱る」のではなく、何が足らなかったのか?。今後どうすることが必要なのか「前を向くための声掛け」をしてあげてください。

 子供たちを伸ばすための一番大事なことは「あなたを認める」ということだと思います。もちろん、時には厳しい言葉で叱咤激励するときも必要だとは思います。でも基本は「温かみ」だと思います。愛情をいっぱいに受けながら、前へ進むことのできる環境をお願いいたします!


 さて、一昔前は「1級合格は1教室で10年に一人」が普通だったと先輩の先生方からお聞きしました。というか1級の受験者が毎年数名いる教室が少なかったとも言われました。

 数回の改定を経て、現在の検定試験はかなり易しくなりました。とはいうものの、それでも1級の合格率は受験生の十数%程度です。悪い時は1桁のときもあります。

 そんななか当教場では今回も2名の1級合格者が誕生しました。瓢箪山教場は、教室開設13年目で1級合格者が14名。石切教場は(引継ぎした生徒を含めると)8年で7名。2教室の平均をとると、毎年1名は合格していることになります。
 そろばんだけに特化せず、パソコン学習や漢字学習、暗誦などもしながら、みんなよくついてきてくれていると思います。そして保護者の皆様にはご理解とご協力をいただいているからこその実績だと思います。

 今回も合格してくれて本当にありがとう!。そして応援していただいた保護者の皆様。ありがとうございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする