東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

不安

2021-09-29 16:07:13 | 日記
 になってしまいますよね。子供たちは毎日なにかしら成長していきます。私ども「他人」であっても、子供たちの成長にどれだけ寄与できているのか、常に不安です。その不安を払拭するために毎日藻掻き足掻いています。私は教える仕事をして25年を超えますが、未だに自信などありません。ないからこそがむしゃらにやるしかないのです。それでも経験が積み重なってくると「待つ」ことができるようになりました。

 さて、保護者の皆様は常に「子育て数年生」です。私が今まででお預かりしたご兄弟で最も多かったのは5人兄弟です。それでも「子育て5年生」です。お子さまが成長していく過程でたくさんの悩みを抱え、そして不安を感じられることと思います。

 懇談をさせていただくと、そういったお話になることがすくなくありません。そして「すいません。先生にお任せばかりで」というお声をいただくことが多いんですね。
 保護者の皆様に、私は「いえいえ、なんでも仰ってくださいね」とお返ししています。お話しして言葉にすることで考えがまとまる時があります。不安が少しでも安心に代わることもあります。

 子育ての不安や心配を保護者の方がすべて背負いこむことはないと思うんです。その背負っているものを少しだけ分けていただければ、私ができることをしますよと。

 ほんの少しだけ、私が保護者の皆様に自慢できることがあるとすれば「たくさんの経験をしてきた」ということです。その中から、お子様に役立つかも?というお話をできる時があります。不安をお聞きすることで、その不安を頭に入れながらお子様と接することができます。

 秋の懇談日程を多めにとっています。今月のお手紙に日程をご案内しています。どうぞお気軽にご利用ください。お待ちしております。
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塾というのは何をしにくるところか

2021-09-26 00:40:42 | 日記
 というのは本当に子供たちは分かっていないものです。「保護者に行けと言われたから来てる」と言ってくれればまだ正直なものです。中には「勉強しに来ている」「分からないことを分かるようにしに来ている」とか、「先生の授業を聞きに来ている」などと至極真っ当なお返事をしてくれる生徒もいますが、そういう生徒にこんな質問をするとその態度はガラッと変わります。

 「ほう、じゃああなたは今言ったことをしに塾に来ているんですね。ではあなたは今言ったこと、出来てますか?」と。

 ほとんどの生徒は俯いて何も言えなくなります。そりゃそうです。楽しいことはいっぱいありますから、そんなことは当たり前です。そして毎度毎度結論は同じ中身を手を変え品を変え諭し続けることになるわけです。これ、やり続けないとだめなんですよね。いつ生徒の心に響いて行動が変容していくか。そんなこと私には分かりません。でもその行動変容は一日でも早い方がいいわけですから。「今日こそ伝わるかも」そう思いながら、タイミングを見て伝えるわけです。

 成績なんて簡単に伸びます。「伸びる」んです。真っ当努力を愚直に正しく行えば「伸び」ます。ただそれは「以前の自分と比べて」であって、テストで高得点を取るとか、いわゆる難関校に合格するとかいう意味ではありませんが。

 他人と比してここまで伸びなきゃいけない。なんて私は考えません。あくまで以前の自分と比べた自分の成長を感じてほしいのです。以前は分からなかったことを分かるようになってほしいのです。そのための種まきをひたすら私はしているのです。まずは言われたことをやってください。そのうちにその行動をするために必要な自分の行動を逆算できるようになります。そして自分自身を律することが少しずつできるようになっていきます。

 そのためのお手伝いを私はしています。今日も明日も明後日も。私はずっとずっと君たちを見守っています。そして私はずっとずっと君たちの味方です。
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厳しさ

2021-09-10 15:00:00 | 日記
 私は常々思っていることがあります。人に厳しくするということは、自分に厳しくなくてはならないと。

 子供たちを教えていると、どうしても叱らねばならない時が出てきます。例えば嘘を付いているときや、約束を守らなかったとき、礼儀作法として明らかにダメなときなどなど。
 指導する側が「叱る」ときというのは、「間違っていることを正しい方向へ修正したい」という想いを持っているはずです。しかしながら、指導する側の「正しい」という感覚が、いわゆる一般社会においては正しくないのであれば、「叱る」という行為はその後の子供たちの成長においてマイナスになることもあるわけです。

 そんなことができるだけないようにするためには、これまたできるだけ保護者の皆様とたくさんお話させていただくことが必要ですし、時には耳の痛い助言であっても素直に受け入れないといけないと思うのです。

 叱るという行為は「私の言うことは正しいのだから、私の言うことを聞きなさい」という行為と等しいと思っています。

 裏切るという行為をしてしまうと、それまで積み上げてきた信用を失ってしまいます。その時間は一瞬です。1度信用を失ってしまうと、どんなにきちんと叱っても、2度と子供たちには響きませんし聞いてくれません。

 子供たちに厳しく叱るからこそ、自分にも厳しくなければいけない。改めてそう想うのです。
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誠実さ

2021-09-09 13:57:32 | 日記
 とは何でしょうか?一般的には「ウソをつかない・隠し事をしない」といったところになるのでしょうか。私は子供たちにものを教える仕事をしていますので、「誠実さ」はお話をする相手によって多少意味合いが変わります。

 お話の相手が保護者の場合は「隠し事をしない・ごまかさない」という意味合いで考えています。
★「隠し事をしない」
 お子様に問題を感じた場合はある程度まではこちらで向き合いますが、それでも改善が「まったく」見られない場合は、保護者の皆様にご連絡をして懇談の場を設けるようにしています。「いいこと」があった時はラインやメール、お電話などで(ご足労願わずに済む方法という意味です)お伝えします。実は、改善へのアプローチが年単位ということもあり得ますので、放置しているように見えてしまうのが難しくはあります。継続的にアプローチしている状態で、保護者の皆様にご足労戴いて「これこれこうい状態で見守っています」だけで終わるのもなあという感覚です。このために、そろばんでは検定試験終了後に、合否に関わらず「検定試験結果報告書」で普段の様子や、課題・改善されたことなどをお伝えしています。

★「ごまかさない」
 生徒がこちらのアプローチに応えてくれているにも関わらず、そろばんの技量(塾なら成績)が上がらない場合は、正直にこちらが取り組んできたこと・お子様のこれまでの取り組み。そしてそれでも結果に至らないこちらの不手際をお伝えします。保護者の皆様のご期待にお答えできない部分があったことに、そして自分の非力に情けなくなりますが。ごまかしながら貴重な時間と費用を割き続けていただくことを申し訳思う気持ちの方が強いのです。

 一方で、お話の相手が生徒の場合は「大人と子供で態度を変えない・生徒に対する言動と自分の言動が一致するようにする」という意味合いで考えています。
★「大人と子供で態度を変えない」
・保護者には「◎◎さん・くんは問題ないですよ」と言いながら、本人には厳しく叱責する
・生徒のやり方が指導と違うと叱責するのに、「親にこうしろと言われた」と言われるとそれ以上何も言わない/違うやり方を容認する
とかですかね。これ一発で信用失う気がします。

★「生徒に対する言動と自分の言動が一致するようにする」
・何も言わないと伝わらないよ」と生徒には説教するのに、自分から生徒に思っていることを言葉にして伝えない。
・やらない/できないならできるまで残すよ。と言いながらめんどくさいから残さない/最後までやらせない
・いつでも分からなかったら質問においでといいながら、いざ質問に来ると「自分で考える前に質問に来ないで」と言う
こういうことを、私が子供の時にされたら絶対その先生を信用しません。そんなことを私の生徒には絶対にしたくないですね。

 もちろん、かかる費用をオープンにしておくこととか(そろばんは進み具合で教材費が・検定試験の受験時期によって検定費用が、個人個人で異なりますので完全には難しいですが)、授業をいつでもご見学いただけるようにしておくとか(試験前とか入試直前はご遠慮いただきたいですね/今は禍もあって現実的にはできませんけど)、などなど。こうしたことも誠実さかもしれませんが、私は「人 対 人」における大切なことこそ「誠実さ」の原点だと考えています。

 ※個人的な想い
 去年、最初の緊急事態宣言でそろばんは完全休校・塾はYouTube配信授業に切り替えて病みかけていたときに、「大丈夫か?」とご連絡をいただいたことがありました。ほんの数回お会いしただけなのに、ご自分も大変なのに。それでもお気遣いいただいたあの一言に涙が出るほど救われました。
 私の師匠も引退されていますが、折に触れてお電話をいただきます。自分のことが大変な時ほど、周りの人も大変だ。こんな当たり前のことを見失わずにさっと気遣いができる。これこそ本当の「誠実さ」なのだと、この禍を経験して改めて想います。
 一歩ひいて(俯瞰して)見ることができる。これは自分に余裕がないと見失いがちなものですね。早くその境地に少しでもたどり着きたいものですが、それこそ「焦らず腐らず追い込まず」ゆるりと進んでいきたいと思います。
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石切教場は金曜日より通常授業を再開いたします

2021-09-08 17:38:50 | 日記
先ほど、枚岡東小学校は濃厚接触者の確認および消毒が終了したので、明日9日の木曜日から授業を再開すると保護者の皆様に連絡がありました。

当教場の生徒・指導者に濃厚接触者および体調不良の生徒が確認されませんでした。

以上をふまえて、10日の金曜日より通常通り授業を再開いたします。

よろしくお願いいたします。
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