東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

ちょっと間が空いてしまいました。すいません

2016-09-29 23:28:01 | 日記
 単純に忙しかったんです(今も忙しい状態継続中です)。

 いつも忙しいんですけどね。多分仕事の処理能力がもともと高くない上に、43を過ぎてなおのことどんくさくなりつつあるのが原因だと思います。

 さて、漢字の本にちょくちょくミスがあります。なんでかな? と思うような初歩的なミスもあり、凹んでいるところです。

 とりあえず今日はブログのことを忘れてないよアピールだけで終わります…。 スミマセン
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やっとのことで

2016-09-19 08:52:52 | 学習・塾に関する中身
 漢字ドリル33冊がいったん完成しました。イラストレーターと戦うかと1年半。ようやくゴールに着きました。

 これからは指導しながら、ミスを直していく作業が続きます。原稿は弟先生と二人でチェックしているのですが、やはり見逃しがあります。でもその間違いを見つける生徒たちもうれしそうです。先生のミスを見つけることができたことに対して、少し自慢の心が生まれるようです。

 だから、何か所か間違いのままわざと気づけるかどうかそのままにしておくこともありだなあと思います。

 そういえば中学生も、成績が上位3割に入る生徒は「せんせ~、この答えおかしくないですか?」とワークや問題集の間違い気が付いてしまうようです。これが平均を超えない生徒は「自分の答えが間違っている」とか「ワークや問題集の答えが間違っているはずがない」と考えるようです。

 小学生のうちから疑問に思う心を育てていくことって大切だなあと改めて思いますね。

 漢字の指導を「たかが漢字の指導」にしてしまうことも、「漢字指導でも、漢字以外を学んでいける」ようにするのも、指導する側の意識次第だと、想いを引き締めねばなりません。

 さて、漢字ドリルの作成が一息ついたところで、そろばんドリルの改定、本科3級・準2級のドリルの作成、幼児指導のドリル…。そろばんだけでも作成したいものが山積みです。まだまだパソコンと格闘する日々は続きそうです!
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いつまで手を出すか?

2016-09-18 22:37:34 | 学習・塾に関する中身
 今、中学1年生を目茶苦茶叱っています。

 たとえば国語の書き抜き問題。答えは合っていますが、答えを読み上げさせると読みないor読み方が間違っている。
 たとえば地名を答える問題で、書いてある答えは合っているが、地名を読めない。
 たとえば英語の英作文で、答えは合っているが単語の意味がおかしい。
  (これは非常に大きな問題で、教科書の巻末に載っている意味で済まそうとするので、日本語訳がうまくこなれないんです)
 たとえば理科の実験器具の正しい操作は答えることができるが、その操作の意味は分かっていない。
 たとえば数学の計算はできるが、公式は丸暗記である。

 などなど、例を挙げればキリがありません。ずっと言い続けています。「分からない状態を気持ち悪いと思いなさい。分からないことを分からないまま進むことを気持ち悪いと思いなさい」と。

 さて、いつまでこれを言い続ければいいのでしょう? といつもいつも自問自答です。

 そろばんを指導しているときは、小学校低学年の間はかなり手を出します。なんなら、ごあいさつの声や、顔の表情で何かあったと気づいたときは、それとなくお話します。今までいじめの予兆や、子供たちのうまく言えない不安を数限りなく見出してきました。でも高学年になれば、たとえ気づいても「なんかあった?」と声だけかけて、様子を見ます。自分で解決できるものならば「ううん」と言いますが、ちゃんとこちらの目を見てくれます。だから「めっちゃ困ったらせんせえに言うてくれていいよ」とだけ声をかけます。


 こうして、少しずつ手を離していくのですが、ことお勉強はこうはなかなかいきません。小学校の間に指示だけでこなせるようになる生徒は1割以下でしょう。中学1年生の間は私は言い続けます。ほかの先生には手をかけすぎ、出しすぎと思われることもあるでしょうが、子供たちには本気を伝えます。その裏には、教室を離れての行動はだんだん把握できなくなっていくけど、お勉強に関してはまだまだ把握しているよと見せる側面もあります。

 でも中学2年生になっても手取り足取り指導するのは違うと思うんですよね。でもやはり困っている顔を見ると手をすこ~し出してしまいます。

 よく「子離れできない親ばか」と言われますが、さしずめ私は「生徒離れできない先生バカ」なんだと思います。

 でも、やはりお預かりした年数が長いだけに、手はかけていきたいんですよね。でも生徒離れしなきゃいけないなと思ってこのブログを書きかけていたんですが、先日15日が私◎〇歳の誕生日だったんですが、卒業生の一人が「たんじょ~びおめでと~」とケーキを持ってきてくれたんですよね。まあこのうれしかったこと。やっぱりもうちょっと生徒離れしにくいかも…。

 ま、とにかく頑張ります!
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夏休みチャレンジ~暗誦に意味はあるの?~

2016-09-10 11:04:26 | そろばんに関する中身
 というご意見を頂戴することが毎年あります。

 夏休みチャレンジに選んでいる文章に対する私の考えはブログの過去ログにありますので、ご参照ください。

 さて、暗誦するときに大事なことがあります。それは「一字一句間違いなく覚える」ことです。たとえば、お名前を間違えるといい気はしませんよね?言葉の中には一文字違うと意味が全く異なってしまうものがたくさんあります。つまりは、一文字でも間違えて覚えてしまうことで、作者の意図がずれてしまうこともあり得るということなんです。

 そして、暗誦をするということは、その文章が脳に刻み込まれるということです。これを我々は「知識」と呼びます。中学生、高校生の半分くらいまでは知識を積み上げることが勉強だと言っても過言ではないと思います。

 正しい言葉と正しい知識を積み上げていくためには、正しい言葉と正しい知識が何かを判断できる力が必要です。その判断ができるまで、正しい言葉と正しい知識を提供していくことが、教育者の責務であると考えています。

 夏休みは不断の生活の中ではなかなか難しい言葉の積み上げをしっかりと行うのに最適な時期であるという判断から、夏休みチャレンジをじ実施しています。

 正しい言葉と正しい知識を積み上げるために、一字一句間違えない暗誦を通して、これからの言葉と知識の積み上げ方を習得するきっかけにする。これが私の考える暗誦の意味合いです。

 先日中学2年生に枕草子の序段を、1年生に竹取物語の序文を、それぞれ国語の時間に触れることから、暗誦をしてもらうことを課題としました。大体のメンバーは覚えていましたし、一回読み直しただけで暗誦ができる生徒が複数いました。それから、改めて文章の意味を説明しました。小学生の時に初めてこれらの文に触れてから、成長し経験を積み重ねてきた彼らには、改めて意味の深さに気づくだけの知識が積み重なっていました。

 暗誦のゴールはもう少し先ですが、少なくとも中間地点できちんと折り返しはできているようです。

 この暗誦の意味は今すぐに分かるものでも、実を結ぶものでもありません。が、少なくとも私は5年先、10年先、その先を見据えて子供たちを指導しています。目先の結果にだけとらわれずに指導を続けていきたいと考えています。
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備えるための理科

2016-09-02 01:06:35 | 学習・塾に関する中身
 地震に備えるために必要な理科の知識が壊滅的にないということに、熊本地震のいろいろな記事を見て気づきました。

 たとえば、
 内陸型の地震とプレート境界型の地震でどちらがより津波が起こりやすのか?
 普段から備蓄しておいた方がいいものは何か?
 地震が起これば、まずするべきことは何か?

 といった、基本的な知識が圧倒的に抜け落ちています。新聞記事やネット記事、テレビの速報の解説などは、(たとえゲストに専門家を招いていても)的を得ないものが多かったように思います。

 その原因は簡単には言えませんが、「理科の軽視」による部分は大きいと思います。

 中学生に理科を教えていて思うこと。それは「テストのための理科である」ということです。

 以前、教科書通りなら模範解答が間違い。模範解答を正解とするならば、教科書が間違いという作図の問題が出題されたときに、生徒に聞いてもらいました。そのときの理科担当教諭の答えは「そんなん入試にはでないから気にせんでええよ」

 え~と、理科を教える気はあるのでしょうか? 心底情けなくなりました。

 最近、福島原発の廃炉について、再び報道が出始めています。子供たちもやはり気になるようです。そこで、原子力発電の仕組み。放射線と放射能の違い(全然違うのですが、新聞やテレビでは区別できていません。ここでも報道側の学力低下を感じます)。放射線がどう人体に悪影響を及ぼすのか。原子力発電所はなぜ海のそばに作るのか(日本では海岸ですが、ヨーロッパの内陸国では大きな河川のそばに作ります。理由は非常事態時、冷却するための水が大量にそばにあるからです。えっ?なぜ福島原発は海水を入れるのが遅れたのか? 海水を入れてしまうと、その原発はもう使えませんからねえ。もう一度使えると事態を甘く見…)。

 などなどを説明してみました。子供たちは「そんな危険なものをなんで作ったん?」 まあそりゃ当然の反応ですよね。

 で、科学の進歩とその結果の人間のおごりについても簡単にお話しました。だから勉強って大事なんだよと。こんなことをお話しする塾は多分ないでしょうし、ましてやそろばん教室はないでしょうね。

 でも私は、お勉強の本質を見失いたくはないし、子供たちに伝え続けたいと考えています。

 理科のお話のできる先生のいるそろばん教室! いいじゃないですかねえ?
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