相も変わらず恐ろしい数のチラシが折り込まれていますね。ご苦労様です。
さて、なにやら面白いチラシを見てしまいました。
「無駄な指導はしません!」だそうです。今までの卒業生になんと言い訳するんでしょうか?
「お前たちに3年間行っていた指導な、あれ無駄やってん!」とでも言いますか? アホかと…。
進学塾の指導の最大の難点は、「塾生の通う学校が複数にまたがっている」ということだと思います。
教室の部屋数も、指導する講師の人数も十分なのであれば、学校ごとにクラスの編成をすればこの問題は解決しますが、実際に学校別のクラス編成をしている進学塾さんは、私が寡聞なのか瓢箪山地区では知りません。
そしてもう一つの難点が「学校の進度を無視して、塾のカリキュラムで授業を進めていく」というものです。
もちろん「進学塾」ですから、本来は成績優秀な学力上位層のみが集まっているはずです。そして実際にそうなのであればそこまで問題はなかったはずです。でも現実は以下の通りです。
生徒たちに聞くと、塾への通学割合は1年生で半分前後、3年生だと7割を超えます。にも関わらず、学校での定期テストの平均点は各教科60点弱。ひどいときは40点台前半なんてこともあります。で、肝心のテストの問題ですが、例年そんなに難易度の変化があるわけではないです。だって過去問の勉強でそれなりの点数が取れるということはそういうことです。
さて、学習塾の先取り学習が機能していれば、もう少し平均点が高くなるはずなんです。でも実際は平均点が高くなることはありません。それはなぜか?単純なお話で、進学塾へ通う子供たちの半数以上が学力的には真ん中近辺なので多数の生徒が消化不良を起こしているのです。
学校と塾では進度が違う⇒今、必要なお勉強を塾のカリキュラムに時間を取られて満足にできない⇒定期試験の前であっても塾の授業は進んでいくので、手を抜くと塾の授業が分からなくなってしまう⇒学校のお勉強も、塾のお勉強も消化不良を起こす⇒結果が伸びない
こんなこと当たり前のことなんですよ。だから、学校のお勉強と進度をできるだけ合わせて、試験1週間前はできるだけ授業を止めて、生徒たちの消化不良を消化する手助けをすれば、努力に応じた結果はきちんとでるわけです。
というわけで、チラシを入れた大手進学塾さんは、「今までの進学塾のやり方は大多数の生徒には合わない」、つまり、塾の都合でお勉強をさせていたということを認めたというわけです。
今まで高いお月謝を支払って「無駄」な授業を受けさせられたみなさんが暴動を起こさなければいいのですが…。
私はこれからもそろばんの指導を通して、自分のしなければいけないことにきちんと向き合えるように、生徒一人ひとりと向き合っていきたいと思います。
さて、なにやら面白いチラシを見てしまいました。
「無駄な指導はしません!」だそうです。今までの卒業生になんと言い訳するんでしょうか?
「お前たちに3年間行っていた指導な、あれ無駄やってん!」とでも言いますか? アホかと…。
進学塾の指導の最大の難点は、「塾生の通う学校が複数にまたがっている」ということだと思います。
教室の部屋数も、指導する講師の人数も十分なのであれば、学校ごとにクラスの編成をすればこの問題は解決しますが、実際に学校別のクラス編成をしている進学塾さんは、私が寡聞なのか瓢箪山地区では知りません。
そしてもう一つの難点が「学校の進度を無視して、塾のカリキュラムで授業を進めていく」というものです。
もちろん「進学塾」ですから、本来は成績優秀な学力上位層のみが集まっているはずです。そして実際にそうなのであればそこまで問題はなかったはずです。でも現実は以下の通りです。
生徒たちに聞くと、塾への通学割合は1年生で半分前後、3年生だと7割を超えます。にも関わらず、学校での定期テストの平均点は各教科60点弱。ひどいときは40点台前半なんてこともあります。で、肝心のテストの問題ですが、例年そんなに難易度の変化があるわけではないです。だって過去問の勉強でそれなりの点数が取れるということはそういうことです。
さて、学習塾の先取り学習が機能していれば、もう少し平均点が高くなるはずなんです。でも実際は平均点が高くなることはありません。それはなぜか?単純なお話で、進学塾へ通う子供たちの半数以上が学力的には真ん中近辺なので多数の生徒が消化不良を起こしているのです。
学校と塾では進度が違う⇒今、必要なお勉強を塾のカリキュラムに時間を取られて満足にできない⇒定期試験の前であっても塾の授業は進んでいくので、手を抜くと塾の授業が分からなくなってしまう⇒学校のお勉強も、塾のお勉強も消化不良を起こす⇒結果が伸びない
こんなこと当たり前のことなんですよ。だから、学校のお勉強と進度をできるだけ合わせて、試験1週間前はできるだけ授業を止めて、生徒たちの消化不良を消化する手助けをすれば、努力に応じた結果はきちんとでるわけです。
というわけで、チラシを入れた大手進学塾さんは、「今までの進学塾のやり方は大多数の生徒には合わない」、つまり、塾の都合でお勉強をさせていたということを認めたというわけです。
今まで高いお月謝を支払って「無駄」な授業を受けさせられたみなさんが暴動を起こさなければいいのですが…。
私はこれからもそろばんの指導を通して、自分のしなければいけないことにきちんと向き合えるように、生徒一人ひとりと向き合っていきたいと思います。