東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

春の遠足が終了しました

2013-03-28 00:45:23 | そろばんに関する中身
 今日は、毎年実施している春の遠足で鈴鹿サーキットに行ってきました。

 おうちの方々の目がないところで、すごくはしゃぎまわっているのが印象的でした。



 お天気も、帰宅する直前まで持ってくれました。みんなの普段の行いがよかったからかな?



 明日は、高校入試を戦い抜いた戦士たちと、お疲れ様の内緒の遠足です。アラフォーに二日連続の遠足はきついですなあ…。
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うれしい春がまたひとつ

2013-03-24 01:18:57 | 学習・塾に関する中身
 それぞれの入試がそれぞれの結果をもって終了しました。

 前回にも書きましたが、たった一回の試験で人間の値打ちは決まりません。しかしながら、その一回に全力を注ぎこんだ結果、自分の想いを成就する者がいることもまた事実です。

 この春高校を卒業する学年の生徒たちは、まだまだヒナに近かった私を、少しずつ胸を張ってみんなを指導できる先生に育ててくれた、私の先生たちでもあります。わかるまで何度も聞いてくれたこと・叱ると次の授業でごめんなさいと謝ってくれたこと・納得いくまで先生とけんかしたこと・自分の人生に悩み相談してくれたこと…。ちょっと想い返すだけでも、いろいろなことが脳裏によみがえってきます。

 そんな学年が今も7人つながってくれています。時には教室を訪れ、節目にはメールをくれたりします。そして残っていた最後のメンバーが次なる進路を決めました。結果・就職1名・専門学校1名・大学進学が5名です。現役で大阪府立大理工学域を決めた彼は、最後の最後まで決まりませんでしたが、みごとに合格をつかみ取りました。小学校の頃、漢字の読みに四苦八苦していた彼は関西学院大学工学部に決まりました。小学校の頃から近大マグロを夢見た彼は無事、近大マグロに進みました(うん?なんか表現変ですね。まっいいか)。甲子園の切符をつかんだ彼は、さらに四年間大学で野球を続けます。夢がないと進路に悩み続けた彼女は、無事に就職を決め、社会人になる準備をしています。幼いころから料理人になるのが夢だった彼は、アルバイトも飲食店で勤め上げ、調理師免許を取得する道へと進みました。勉強めんどくさいと言い続けた彼女も、まさかの大学進学を決めました。
 このメンバーには、私も体当たりでぶつかりました。ともに進路も悩みぬきました。そして今もつながり報告してくれること、本当にうれしい限りです。

 そして今日は朝から、進路に悩んでいるこの春高3になる彼女が教室に来て、二時間以上いろんなお話をしました。彼女は先生への道を考えています。特別な支援を必要とする子供たちに寄り添いたい。そのためにどうすればいいか?。私が教育大学出身ということもあって、真剣に話を聞いていました。そしてあと一年、走りきる決心をしたようです。

 こうして、いったん卒業した後も、何かの折に訪ねてくれる、そして頼ってくれる。教師冥利に尽きると思います。

 本当に生徒に、そして保護者のみなさまに恵まれているなあと思います。春からは、私の夢のひとつであった、教え子が今の教え子を教えるという体制がやっと正式にスタートします。頑張ることの大切さ。努力は結果を裏切らないということを身を持って経験した彼らが、今の生徒たちに生きた体験を伝えてくれることがとても楽しみです。

 こうやって書いてみて、本当に本当に幸せな人生をおくっているなあと感じます。

 ではおやすみなさい。
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結局読み・書き・そろばん

2013-03-17 01:17:58 | そろばん学習で得るものは?
 当教場ではそろばん学習はもちろんのこと、おまけの学習にも力を入れています。

 たとえば、3年生の1月からスタートする、都道府県名・県庁所在地名を漢字で覚えるチャレンジ。夏休みに各学年ごとに頑張る夏休み暗誦チャレンジ。古文・銘文の暗誦チャレンジ。などといったトレーニングに挑戦してもらっています。

 そして4年前から、待合室にたくさんの本をおいて、読んでもらおうと「そろばん図書館」を始めました。私の中ではこれで「読み・書き・そろばん」という日本人がはるか昔から伝統的に重視してきた基礎能力を、育てていく素地はできたと思っています。

 学力低下が叫ばれて久しい昨今、学力のみならず、生きていくための力、いわゆる「リテラシー」を育てるためには、やっぱり基礎基本の土台をしっかりりと築くこと。これが肝要だと思います。

 当教場で用意している学習プログラムは、結局のところ江戸時代の「寺子屋」を原点としています。そしてこの基礎基本を徹底することが、効率主義に陥ってしまった現代では一番難しくなっているように思います。すぐに結果を求める風潮には私は断固反対です。意味調べは絶対に電子辞書ではだめです。紙の辞書を何度も繰り返しめくって読み込むんです。紙の辞書なら調べた語句の周辺の語句も目に飛び込んできます。効率主義の電子辞書にはできない芸当です。毎日の訓練を厭わないことで、だんだんと調べるスピードが速くなります。手先が器用にもなるのです。「手は体の外に出た脳である」とはかの有名なカントの名言です。

 さて、「そろばん図書館」では、本を読むことにこだわっています。電子リーダーではだめなんです。紙をめくって読んでいくことに意味があるんです。紙の匂い・ページをめくるときの手触り・音・文字をたどる指先…。実際の実物を触るからこそ得ることができる情報が本には詰まっています。

 そして、読書がもたらす能力の開花を実際に見せてくれている生徒がいます。現在年長さん、もうすぐ一年生の彼は、あまりのあるわりざんまで、その意味をも理解しそろばんでの計算も完璧です。はやくも教室では珠算9級の進級試験に合格し、破竹の快進撃を続けています。

 その彼に教室で「ご本はどれくらい読んでるの?」と聞いてみました。私としてはたくさん読んでいるという答えを期待していたのですが、意に反して「ちょっとだけ読んでるよ」というお返事。私は「ふーん。1週間で1冊くらいかな?」と聞き返したんです。帰ってきた答えに驚きを通り越して感激しました。「毎日5冊くらいかな…」

 毎日5冊!。そしてその分量を「ちょっと」と感じている読書習慣!!。そりゃ賢いはずだわ。と度肝を抜かれました。お母さんにお聞きしても、「特別なお勉強は何もさせていません」とのこと。

 そういえば、4年生で1級に合格したHちゃんも、とにかく小さい時から本をたくさん読んでいました。そして読書感想文も、とても上手に書いていました。

 やっぱり、読み・書き・そろばんが人間の能力をのばすんだ!。そう確信した出来事でした。
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空気清浄器

2013-03-11 01:04:33 | 日記
 今日、ネット配信の記事でイオン式空気清浄器に対して、表示されているほどの効果が期待できないとして、消費者庁が景品表示法違反にあたるとして措置命令を出したというものを見ました。

 実際の使用環境に対して、実験している環境はかなり小さな空間であり、それを実際の部屋に当てはめることは難しいという見解です。

 確かに記事を詳細に読むと、科学的根拠はしっかりとしています(お忘れなく!。私理科の先生です。はい…)。そういわれてしまうとそうかもしれませんが…。

 教室には花粉症・アレルギーもちの生徒が少なくありません。そんな生徒は入室直後はかわいそうなくらい鼻水ジュルジュル。目もショボショボの状態です。だからアレルギー持ちの生徒にはプラズマクラスターのそばになるべく座ってもらいます。するとものの数分で、アレルギー症状はある程度おさまるんですよ!。これを間近で見ている者としては、科学的根拠は正しいのかもしれないけど????です。

 結局フィルターの性能がそのまま空気清浄器の性能になっているだけなんでしょうか?。はたまたプラズマクラスターはやはりそれなりに能力を持っているんでしょうか?

 結論はでませんが、とにかく子供たちが楽になることは事実なので、これからも使い続けることにしましょう!

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小学校ボランティア授業

2013-03-09 11:07:50 | そろばんに関する中身
いつもこの時期は、所属する珠算団体にたくさんくるボランティア授業の依頼を担当の先生が割り振り、各小学校にそろばんを出前授業します。今年も私は3年生5小学校・15クラス、4年生2小学校6クラスの指導をさせていただきました。

 まったくそろばんをさわったことのない子供たちに、2時間の指導でそろばんを使いこなせるように指導することは難しいので、2時間の授業の中で私の指導のめあては

① 全員がそろばんでつくる1~9の数字を読めるようになること。
② 全員がそろばんで1~9まで数字おけるようになること。
③ 全員が、基礎のたしざん・ひきざんができるようになること(専門的に言うと2桁までの合成・分解なしの計算)

 これが、そろばん指導のめあてです。

 そして、このあとで次のプリントの音読指導を行います。


 このときに

○ 姿勢を正して大きな声で読むこと

○ お友達の声をよく聞き、合わせて一つの大きな声にすること


 を課題として与えます。このとき、少々クラスがざわざわしていても、何度か繰り返すことで「ビシッと」音読の声がそろうもんなんです。それは、クラスの中に支援学級のお友達がいてもみんなが支えますし、普段先生の指示に従わない問題児であってもほぼ間違いなくやってくれます。中には担任の先生をして「あの子があそこまで乗ってくれることは珍しいです」と言わしめる場合もあります。
 
 これは、担任の先生の指導力不足ではありません。決定的なのは私が「ゲストティーチャー」だからです。その先生がこうして突然来るわけですから、普段とは違う空間が出来上がります。まさにこれが子供たちにとって「変わるきっかけ」なんですね。

 こうして子供たちが変化する瞬間を間近で見せていただけるボランティア授業は、私にとってもカンフル剤になるんです。学校には様々な生徒がいます。よくできる子供がいれば、お片付けひとつ満足にできない子供もいます。でもすべての子供に可能性はあるんです。その当たり前の気持ちを再確認させていただけるボランティア授業は「しんどい」けれども「実りある」時間です。

 今年もこの経験を授業に還元しながら頑張って行こうと思っています。

 
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