東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

2017年もありがとうございました

2017-12-31 08:40:07 | 日記
 今年もたくさんの出会いをいただきました。本当にありがとうございました。

 今年もぶれることなく「そろばんもできる生徒になってほしい」との思いから、姿勢に始まり鉛筆の持ち方、下敷きを入れるなどの基本的な学習習慣。夏休みチャレンジや漢字の指導など全員共通でそろばん以外の課題にも挑戦してもらいました。そろばんでは初歩から1級・段位まで自作のテキストが完成しました。

 そろばん教室でありながら、そろばん以外に子供たちが進化するきっかけを提供できる教室でありたいという想いを少しずつ具現化できていると思います。来年もさらに子供たちが進化していく仕掛けを考えていきたいと思っています。

 最後になりましたが、大切なお子様をお預けいただき本当にありがとうございました。少しでもご期待に沿えるように来年も精進してまいりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 来たる年が皆様方にとりまして良き1年となりますことを祈念いたします。それでは皆様


良いお年を!!



お迎えくださいませ。
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2017年、1年間の指導を通して感じたこと~学習編~

2017-12-31 08:31:46 | 日記
 今年は、そろばんの先生を初めて18年、学習塾の雇われ講師を始めてから20年にして、そろばんの作る下地を改めて感じた年でした。

 ある記事を書くことを依頼されて計算してみたデータがあります。

 そろばん取得級位が成績にどう影響するのかをちょっと強引ですが計算して見ました。

 3級取得者の、定期考査5教科平均点 312.6点
 2級取得者の、定期考査5教科平均点 387.6点
 1級取得者の、定期考査5教科平均点 416.1点

 ※ 計算に際して、各級位取得者の平均算出の際には3学年の生徒のデータを用いています。
   計算に用いたデータは、2017年の第三回の各中学校の定期考査の点数です。
   平均点の算出には加重平均を用いています(そのテストの平均点を人数の重みを考慮したものにしています)
   データの算出に当たり、3級取得者は11(10)名、2級取得者は8(4)名、1級取得者は13(9)名のデータを用いています。
   私が教えている生徒は( )内の人数です。残りは他の塾に通う生徒から聞いた点数を含んでいます(そろばんの教え子です)
   そして、データに用いた全員の生徒の加重平均で出した平均点は280.0点でした。

 というわけで、取得級位が上がるほど成績も上がっています。もちろんデータが少なすぎて信憑性に乏しいという批判は承知の上ですが、それでもこれまでの経験則からこの数字は結構実情を表している数字だと思います。
 また、2級取得者の点数がぐっと上がっていることも、~珠算編~での私の考えを裏付けてくれます。3級取得でそろばんを辞める生徒の割合は、2級取得でそろばんを辞める生徒よりも高いのです。2級に合格すると、結構な割合で1級受験に挑戦しますから、必然的にそろばんの学習年数が伸びるわけです。そろばんの学習年数にそろばんで培った能力も比例するという考え方は、あながち間違えではないと考える所以がここにあったわけです。

 このデータを算出するきっかけは依頼されたものでしたが、実際に数字で計算したものを見てみるとちょっとびっくりしたわけです。そしてその理由を(後付けにはなっていますが)考えてみたときに、私がこれまで経験則から考えていたことが見事にデータに見えたときにはかなりの驚きがありました。

 それでも私にも課題があります。3級取得の生徒の平均点に対する上回った点数がちょっと低いんですよね。ここをもう少し伸ばしていかなければいけないわけです。これが学習指導の方法論で解決できる問題なのか、そもそも中学生で学習指導を開始するまでに最低限2級まで合格してもらうようにそろばん指導で持っていけるようにならなければならないのかは、私の中で答えが出ていません。

 まあそれでも、そろばんであれ学習指導であれ、子供たちを伸ばしていくための方法を考え続けていくだけですけどね。
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2017年、1年間の指導を通して感じたこと~珠算編~

2017-12-31 00:47:02 | 日記
 去年の総括ブログで「お預かりしている生徒全員に小さくても変化を起こすこと」を目標に掲げました。

 結果的には目標未達成でした。とはいえ「私の目線でそろばんを通して」は変わっているように感じていない生徒でも、懇談の際に家庭での様子が変わってきたとお聞きする場合もありました。やはり生徒全員の小さな変化を把握することは容易ではないのだと改めて気づきました。

 私が生徒に起こしたいと思っている変化は「学習習慣」か「生活習慣」が前向きになるというものです。で、私の実感から言うと「7割」の生徒が変わったと感じているんです。でも去年までに変わってしまっていて、今年はある程度以上の変化がなかった生徒は含みません。

 あくまで私の感覚ですが、お預かりして3年を過ぎた生徒は、お預かりする前よりも確実に変化は起こっています。ただしこれはご家庭での声かけに起因するかもしれませんし、学校の担任の先生、あるいは友達関係がその端緒かもしれません。生徒たちの変化は、私の力だけではないと思います。それでも生徒の成長に寄与する指導を心がけている自信はありますよ。


 そしてそろばん指導(これが本分ですよね)においては、3級以上の指導書を自作で完成させました。特に3級の入門書は自分で指導したいことをすべて盛り込むことができたと思います。指導書を完成させたおかげで、家庭で復習をしやすくなったこともあるのか、日商3級の合格者数が大きく増えたと思います。そして2級の合格者もまた増えつつあります。この流れを1級まで持っていけるようにすることが来年の目標ですね。

 この後の~学習編~でも触れたいのですが、そろばんを6年生まで頑張った生徒の8割以上が、中学校での定期考査で学年平均を超える得点を収めています。また、6年生以降まで頑張り、1級まで続けた生徒の進学実績がかなり良いものになっていることは、そろばんの持っている力と、そろばんが伸ばしてくれる力を示すひとつではないかと思います。

 続けることには様々な障害も出てくるかとは思いますが、細くなってでもいいのでまずは小学校卒業までそろばんを頑張ってみてください。



~私見~

 そろばん学習にあたっての私見です。これまでそろばんでのべ500名、塾指導で150名、そして大学の実地指導と卒論ゼミで関わった60名以上の指導を通してのものです。ここに数字的根拠はないことを最初にお断りしておきます。

 そろばん1級は確かにすごい能力ですが、この1級を比較的短期間(3年以内)で取得し、そのままそろばんから離れた場合は、そろばんで培った能力として期待される計算力(数字のセンスを含む)は、大学生時点ではあまり残っていないと、私は考えるようになりました。

 また、「そろばんを習っていた」という経験が小学校3年生終了までに辞めたものである場合、そろばんを習っていた生徒に期待する計算力はほぼ育っていないともいえます(これは取得級が3級以上の生徒でも同じです)

 私の考えでは、小学3年生程度でのそろばんの技術は「そろばんの操作の技術が素晴らしい」だけであって、「そろばんを通して磨かれる、『数』に対する基礎能力」や「そろばんで培われる集中力や洞察力・忍耐力」といった、そろばん学習を通して培われることが期待される能力がそれほど育っていないからなのではないかと考えています。

 こう書きますといろいろとご意見あるかと思いますが、たとえば「年長さんから小学校3年生まで、ミニバスやサッカークラブに所属していた児童が、4年生になるまでにそのスポーツから離れ、大学生のころにそのスポーツで能力を発揮できますか?」という問いの答えと同じだと思うのです。

 やはりある程度の結果を出すためには、学習であれそろばんであれスポーツであれ、ある程度の技術を取得するだけではなく、その技術を長く使いこなして「自分のものにする」ところまでいかないといけないと、最近の子供たちを指導していて強く思うようになりました。

 ぜひともそろばん学習に関わらず、お子様に始めさせた習い事は、細くなってでも長く続けさせてあげてほしいと切に願います。
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終わりました。

2017-12-30 18:20:47 | 日記
 本日の学習塾自習開放を持って、2017年 のすべての授業が終了となりました。

 ただいま、大掃除の真っ最中でございます。まだもう少しかかりそうでございます。

 さて、毎年そろばんと学習の総括ブログを書いておりますが、今年は大掃除がまだ終わらないので、早くて今晩遅くて明日の更新となります。

 楽しみにしておられる方(いるのか?)にはまことに申し訳ございませんが、(お互い年の瀬は)忙しいものですから、生暖かい目でゆるりとお待ちくださると、おじさんは幸せでございます。

 さて、今年の大掃除は「ケルヒャー」を使用してみましたが、まあきれいになりますね!  思ったほどお値段が高くなく、でも思った以上の活躍ぶりに

感動した!!


 (年の瀬におじさん節満開で〆てみるこのセンスの無さが昭和を醸し出しているでしょ…)

 では、次のブログでお会いしましょう。

さよなら


サヨナラ


はいっ さよならっ!


 (分かる人には分かる、更なる昭和推し…)
 (尻切れトンボ感、半端ない…)

 苦情は一切受け付けませんからねっ!!!
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自分の甘さを認識すること

2017-12-27 09:50:17 | 学習・塾に関する中身
が、学習を進める上でかなり重要だと思いますよ。

たとえば、提出課題の問題集がありますよね。たいていの学校では丸付けをして提出だと思います。

間違えた問題は赤で答えを書きなさいと指導されている場合が多いようです。

さて、赤で答えを書いて間違えた問題は理解できるのでしょうか?。答えは否です。もし赤で答えを書いて理解できるのなら、課題を提出できた生徒は、軒並み高得点のはずです。

しかしながら、塾の立場で教育に携わって20年以上になりますが、学校の平均的が8割なんてこと見たことがありません。

理解するためには、赤で答えを書くことは意味がないでしょう。

まあ、漢字や英単語なら1回でも書いただけましな場合がないとは言いませんが。

でも、たとえばクラブ活動だったり、習い事だったりで、時間がとれないと嘆く生徒が多いことが現実です。

そして、そうした生徒は一度は問題を解くのですが、丸付けをして間違えた問題を、赤で書くことでやり直しとしてしまうのです。

こうした生徒は、試験問題で当日やったのに出来ないという事態に直面します。そして、試験後暫くは反省しますが、次の試験までにはそうした甘さが招いた結果を忘れてしまうというわけです。

それでも、一度解く生徒はまだいいほうです。最初から答えを丸写しの生徒もいたりするのです。

なぜか?それが楽チンだからです。そうした自分の甘さに気付き、間違えた問題を正しく理解できるようになれば、少なくとも学力は上昇を始めます。

この冬、授業や課題を通して、自分の甘さを克服して欲しいものです。
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