東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

とりとめもなく

2025-01-25 12:00:00 | 学習・塾に関する中身
 学習塾では、中3が入試に向けての勉強をしています。学校の進度から大幅に逸脱することなく進めていたので、ようやく先週に5科目の教科書内容を終えたところです。
 私の学習塾では、入試前に『◯◯対策講座』のようなものはありません。(C問題の対策的なものだけはします。C問題は全員対象の授業に馴染まないで)
 特に私立入試前は、「自分のやりたい勉強をやりなさい。分からないことは片っ端から質問しなさい」というスタンスになります。それは『◯◯対策講座』的な授業を行うと「できている」生徒にとっても「受講したところで、分からんもんは分からん」という生徒にとっても意味が無い時間になってしまうからです。
 個人個人の弱点は様々ですし、自分の弱点は自分が1番(もちろん私も)把握していますから、やりたいことを優先してやる時間に充てたいわけです。だからこそ『こちらから勉強内容を強制する」ことはあまりしたくないんです。
 生徒から授業のリクエストがあればもちろんやります(理科の電気・磁力あたりは毎年リクエスト出ますね)し、個人個人の苦手に対して適宜アドバイスもしています。
 公立入試前には、作文と英作文だけは毎回強制してやらせますが、それ以外は基本的に各自に勉強内容を任せています。
 こうした勉強ができるようになるまでには、もちろん個人個人に紆余曲折があったわけですが、この時期になるとそれぞれが自分の考えでしっかりと勉強を進めているわけです。あ〜成長したな〜と感じる時期なんですよね。
 桜が咲くまでは胃の痛い思いが続きます。指導する側としては、強制的な勉強をさせた方が気持ちは楽です。でもそれでは自らの弱点に気が付くことも、自分の強みを伸ばすことも他人任せになってしまいます。それでは成長は望めません。
 ある程度は本人任せで(でも進捗状況は見守ってますよ)進ませる。これがとても大切なことだとずっと想っています。
 まあこの時期はびっくりするくらい生徒たちは成長するんですから。うん、まだまだ伸びますよ。楽しみしかないですよ。
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1学期期末考査が終了しました

2024-07-07 14:01:08 | 学習・塾に関する中身

 今年度は一つの中学校が二教科のみ中間考査を実施、残り二つの中学校は中間考査を実施せずでした。

 概ね結果が返却されました。ここで気になったこと。それは中1の結果です。

 五教科の平均の合計 A中学:277点前後  B中学:260点前後

 え~と、指導者生活も25年を超えましたが、中1の平均点としては過去最低を大幅に更新しました。とありあえず私の教室の生徒の中1は全員平均点はクリアしたので(ホントに勉強が嫌いな生徒がいるんですよ…)ホッとしているところです。と言いたいところですが、ホッとしている場合ではないのです。

 中学校最初のテストで、小学校時代に90点以上をとっていた生徒(小学校のカラーテストは大体90点前後はとれるようになっています)のうちの半数弱が50点取れないんです。正規分布を前提とすれば、学年のおよそ4割の生徒が50点未満の結果だということです。

 生徒達から聞く限りにおいては、塾に通う生徒が半分以上。そして公文教室さんや学研さん、通信教育まで含めると七割弱がなんらかの教育機関通いをしている状況です。この状況において、平均点が40点台前半の教科が複数存在するのです。問題の難易度は決して高いとは思いません。これには原因がいくつか思い当たります。

・担当の先生が授業をしない

 ノートを書いて終わり。班(グループ)で話し合いをして発表して終わり。自分で教科書をノートにまとめて終わり。という授業が行われているようです。これって授業かな…

・授業のスピードが以上に速い

 この期末考査の範囲が、例年の期末考査の範囲より4割も多いと発表されました。ところが前週末の時点でその4割相当分の授業が終わっていません。で期末考査前日に試験範囲を縮めると連絡がありました。なんとか試験範囲を終わらせるために、かなり雑に授業した上に、間に合わないと結局範囲を縮める…。初めての試験で振り回されればそりゃこうなりますよ…。

・教科書を使わない

 自作のプリントを使っての授業。これは教科書を用いての復習も難しいんですよね。

 

 ここまでは授業(学校)の問題。そして私が思うのは「国語(日本語力)」の低下も大きいと思うのです。

 ホントにこのままでいいのかと悩みは尽きません。私にできること。まずはそろばんで、そして塾指導で「基礎的リテラシー」の徹底を頑張ろうと、改めて想いました。

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塾の今年度が終わりました

2024-03-20 11:00:00 | 学習・塾に関する中身

 昨日の大阪府公立高校入試合格発表をもって、当教室の今年度がすべて終了しました。

3月14日には、今年度の中3たちと一日卒業おめでとう遠足を行いました。

おひるごはん→スポッチャ→焼肉食べ放題→教室でまったりとおしゃべり

と先生は疲れ果てましたが、生徒たちの楽しんでいる姿を見ているとまあ最後まで笑顔でいることができるものです。そして最後に「合格発表の日は何があっても30分以内に連絡してください」と伝えました。

 

 結果に関わらず、全員が30分以内に連絡してくれました。今年度は桜を咲かせることができなかった生徒がいましたが、その生徒の保護者の方から「挑戦のステージに立てたことが良かったです」とお言葉をいただきました。私自身も悔しいけれども背中を押したこと自体に後悔はありません。お預けいただけるならばこれからも全力で関わりますとお答えしました。保護者の方からはお願いしますとお返事をいただきました。とてもありがたいことです。

 私自身は、生徒の希望を尊重します。受験誘導はしません。メリットとデメリット、現状とこれまでの生徒の伸び具合や進路などを個人が特定されない範囲で実例を交えてお伝えします。最終的に本人とご家庭のご判断に従います。

 こう「不合格で人生が決まるわけじゃない」と腹を決めてから12年目の高校入試が終わりました。なかなか全員が第一志望に合格とはいかないものです。それが入試と言えば入試なんですが、、、

 

 私は新しい年度もまた、全員が涙を流さずに済むように(うれし涙はOK!)うるさい先生で居続けるわけです!!!

 

~志望校に合格したすべての皆さんへ~

 合格おめでとうございます!。ただし、それは「次のステージへ進む権利を望みどおりに得た」というだけのことです。人生はこれからの方が明らかに長いのです。調子に乗ることなく、できること・しなければいけないことを確実に!

 

~残念ながら桜が咲かなかったすべての皆さんへ~

 不合格というのは「その学校への入学を『その日1日の結果を見れば』認められない」というだけのことです。翌日にもう一度入試をすれば結果が変わる生徒はたくさんいるのです。しかしながら結果は結果です。次のステージで「次は希望を叶える」という気持ちを持ってください。あなたの周りにはその気持ちを支えてくれる大人がたくさんいます!

 

入試の後でいつも伝えていることがあります。

あなたの人生=今までの人生+これからの人生

です。今までの人生は変えることができないけれど、これからの人生はあなたの行動次第でいくらでも変えることができます。どうか「おかれた場所で綺麗に咲く」ことを突き詰めてください。必ずや大輪の素晴らしい花が咲きます。その種はみなさんの中に必ずあるのですから!

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私立高校入試結果

2024-02-13 19:00:00 | 学習・塾に関する中身
先ほど、塾の生徒全員からの報告が揃いました。嬉しいことに全員合格となりました。

進学塾ではないので、個別の合格校はここには書きません。

生徒ごとにそれぞれの物語があり、生徒それぞれが勝ち取った結果です。本音を言えばもう少し早くから火がついて欲しかったとは思いますが、まずはうれし報告を素直に喜ぶことにします。

今年度は全員が公立高校を受験するので、生徒の物語はこれから佳境に入ります。あと1ヶ月ではありますが、私も全力で寄り添います。

走りきれ❗
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公立高校の合格発表

2023-03-20 10:51:35 | 学習・塾に関する中身

 本日、大阪府公立高校一般入学者選抜の結果発表が行われました。

 当教室の生徒、そろばん教室卒業後も入試まで関わった生徒。全員が第一志望に合格となりました。なかなか最後まで火が付かなかった生徒も、年末くらいからの追い込みは素晴らしいモノがありました。毎年毎年、生徒たちの内なるポテンシャルのすごさには驚かされることしかありません。

 

 ~私の教室で最後まで頑張ってくれた皆さんへ~

 第一志望への合格、おめでとう。最後までよくついてきてくれました。君たちは3年間、禍に苦しめられました。それでも腐ること無く、最後までやり抜きました。ずっと伝え続けてきたこと、入試が近づくにつれて結果につながっていく様子は見ていて頼もしいものでした。そろばんの先生であるがために、テスト期間に早い時間から塾で授業することもできず、変則的な時間割の中よく努力してくれました。君たちは先生の自慢の教え子です。ありがとう。

 ただ、君たちはまだまだ発展途上です。手を抜くこと無く、でも高校生活を存分に楽しんでください。

 そして、最後までお子様をお預けいただいた保護者の皆様にも改めて感謝申し上げます。至らぬところばかりだったかとは思いますが、大切なことを伝えることはできたと思っております。

 さて、毎年この日に書いていることがあります。今日、残念ながら結果が伴わなかった皆さんは、何ら恥じることはありません。悔しい思いはどれだけもっていてもかまいませんし、後悔が無いと言えば嘘になるでしょう。しかしその努力には何の偽りもありません。あなたたちの値打ち(魅力)は

今までの人生+これからの人生

で決まります。そして、その大きさ(長さ)は「これからの人生」の方が圧倒的に長いのです。どうぞ前を向いて進んでください。

 そして、2次募集に挑む皆さんは最後の最後まで足掻ききってください。その先には、未だ見えない何かが必ず待っています!

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