批判を覚悟で書きますが、今年は学校教育が「何を生徒に教えたいのか分からない」と感じることが多かった1年でした。
★ 定期試験の平均点が40点を割る
★ 定期試験前に2授業時間で30ページ程度一気に進む
★ 大阪府なんで「チャレンジテスト」の過去問をひたすら(解説もなしに)やらせる
★ 修行ですか?と疑うひたすら写すだけの課題
★ プリントを配って「終わったことにする」授業
★ 「あとはワークを頑張っといて」でおわったことになる授業
挙げればキリがないのでこのへんでやめておきます。とにかく「やっつけ感」が半端ではないのです。私も教員免許(一応修士免許です)を所持する教育者の端くれですから、教育現場の労働環境のひどさを知らないわけではありません。それにしても「教育ってそれでいいの?」ということがあまりにも多すぎるのです。
教育とは極めて非効率な営みだと思います。結果が出るまで何年、時に何十年とかかる場合もあります。子供たちが成長する過程の一つ一つに「どうでもいい時期」などありません。写経のような課題をしている時間も、クラブ活動にとられる必要以上の時間も、成長のための貴重な時間を無為にしているのです。
だから私は「授業だけ」をするのではないように心がけました。「なぜ勉強をするのか?」「勉強を通して何を身に付けてほしいのか?」こんなことを語りかけるように気をつけました。できないことをできるようにしていく、分からないことを放っておかない。これが勉強を通して身に付けてほしいことです。問題解決力といってもいいのかもしれません。
そしてこんなことを書いている間に教え子が帰省の折に姿を見せてくれました。教育の職に進んだその教え子は「社会の現実」と「教育の理想」の間で板ばさみを感じているようでした。そんな中でその教え子はもがいていました。それでいいんだと思います。そしてその教え子なりの答えを見つければいいとも思っています。
私は「塾」という形をとってはいますが出来る限り「教育」という側面を大切にしたいと思います。残念ながら今の学校教育に欠けていると感じている視点。それは「ひきざん」です。本当に学校教育で必要なのだろうか?ということに手を伸ばしすぎなのです。プログラミング・英語四技能・総合学習…。本当に小学生に必要なんでしょうか?結局その議論をおろそかにひたすらに足し算を繰り返した結果、現場が疲弊しお題目だけが一人歩きしている。それが教育の現状なのかと考えています。
だからこそ私は今一度基礎的リテラシーである「読み・書き・そろばん」を見直すべきだと思っています。その力をきちんと身に付ければ高校入試もその先もきちんと教え子が結果を出してくれ始めています。
この流れを生徒一人ひとりにきちんと伝え理解して動けるようになってもらうこと。これが来年の目標だと考えています。
★ 定期試験の平均点が40点を割る
★ 定期試験前に2授業時間で30ページ程度一気に進む
★ 大阪府なんで「チャレンジテスト」の過去問をひたすら(解説もなしに)やらせる
★ 修行ですか?と疑うひたすら写すだけの課題
★ プリントを配って「終わったことにする」授業
★ 「あとはワークを頑張っといて」でおわったことになる授業
挙げればキリがないのでこのへんでやめておきます。とにかく「やっつけ感」が半端ではないのです。私も教員免許(一応修士免許です)を所持する教育者の端くれですから、教育現場の労働環境のひどさを知らないわけではありません。それにしても「教育ってそれでいいの?」ということがあまりにも多すぎるのです。
教育とは極めて非効率な営みだと思います。結果が出るまで何年、時に何十年とかかる場合もあります。子供たちが成長する過程の一つ一つに「どうでもいい時期」などありません。写経のような課題をしている時間も、クラブ活動にとられる必要以上の時間も、成長のための貴重な時間を無為にしているのです。
だから私は「授業だけ」をするのではないように心がけました。「なぜ勉強をするのか?」「勉強を通して何を身に付けてほしいのか?」こんなことを語りかけるように気をつけました。できないことをできるようにしていく、分からないことを放っておかない。これが勉強を通して身に付けてほしいことです。問題解決力といってもいいのかもしれません。
そしてこんなことを書いている間に教え子が帰省の折に姿を見せてくれました。教育の職に進んだその教え子は「社会の現実」と「教育の理想」の間で板ばさみを感じているようでした。そんな中でその教え子はもがいていました。それでいいんだと思います。そしてその教え子なりの答えを見つければいいとも思っています。
私は「塾」という形をとってはいますが出来る限り「教育」という側面を大切にしたいと思います。残念ながら今の学校教育に欠けていると感じている視点。それは「ひきざん」です。本当に学校教育で必要なのだろうか?ということに手を伸ばしすぎなのです。プログラミング・英語四技能・総合学習…。本当に小学生に必要なんでしょうか?結局その議論をおろそかにひたすらに足し算を繰り返した結果、現場が疲弊しお題目だけが一人歩きしている。それが教育の現状なのかと考えています。
だからこそ私は今一度基礎的リテラシーである「読み・書き・そろばん」を見直すべきだと思っています。その力をきちんと身に付ければ高校入試もその先もきちんと教え子が結果を出してくれ始めています。
この流れを生徒一人ひとりにきちんと伝え理解して動けるようになってもらうこと。これが来年の目標だと考えています。