東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

2年生は九九を始めます

2019-05-27 12:57:40 | そろばんに関する中身
 2年生は九九の学習をスタートします(しています)。歌を歌いながら覚えていくんですが、やっぱりこれくらいのときってすごく楽しそうにお勉強してくれるんですよね。この九九の学習はオーソドックスなものです。

 歌をみんなで歌う⇒パソコンで各段ごとに1分間で20問正解できればその段は合格⇒9の段まで合格できればランダムな九九⇒2分間で60問程度正解できるようになればOK。

 現在の小学校では「九九を覚える」そのものの配当時間がグッと少なくなっていると感じます。「えっ?もう九九の習熟はしたことになって文章題?」って感じで進んでいるように思います。当教場では九九にかなりの時間をかけますし、個人個人それぞれが合格するまでみっちり頑張ってもらいますので「九九の授業は終わり」ということはありません。
 基礎的リテラシーの1つが「純粋な四則計算を完璧にできる」というものだと考えていますから、ここに妥協は絶対にしません。しかしながら普通に徹底的に指導するとやはり無味乾燥なものになりがちなので、そこに頑張りたいという意識付けをしています。
 九九が一通りできるようになれば「くくはかせ」として賞状を。四則計算はそれぞれ2分間で60問、100問の壁を突破したときに賞状を。四則計算全てが2分で100問正解できるようになれば「さんすうめいじん」として表彰をしています。

 こんなチャレンジをそろばんの授業ではたくさん用意しています。九九は最初の入り口です。目の前の目標を小さくして合格(成功体験)を積み重ねていく。そしてたまに高い壁を用意して突破したときの新鮮な感動を忘れないように。そしてできる自分を育てていく(自己肯定感の涵養)。習い事としてのそろばんの指導においてでもこうして子供たちの力を伸ばす仕掛けを考えています。習い事は将来的なお勉強の入り口であるように、そしてお勉強へと自然とつながっていくようにと考えて指導をしております。

 個人差はもちろんありますが、今のところお預かりしている全員がなんらかの伸びを見せてくれています。「できた!」「やったー!」って言うときの子供たちの笑顔は本当に素敵なんですよ。もー白ご飯何杯でもいけますね(違う違う、そーじゃない!)。

 では今日も子供たちの笑顔を見るために頑張りますか!
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卒業生が講師になってくれること

2019-05-26 12:05:11 | 学習・塾に関する中身
 瓢箪山教場では学習指導(いわゆる学習塾)もしております。そろばん指導をメインにしているため、塾指導の時間は限られています。そんな環境で中学時代を私の下で学んだ教え子が、大学生になる時点でも関係が続いているときに「お手伝いに来てくれますか?」と声をかけます。教え子で高校時代にも折に触れて関係のあった教え子ですから、そのお勉強の姿勢も取り組みもある程度知っています。だから進学先の大学がどこであれ「私が中学生を教えてほしい」と思えば講師を依頼します。

 といっても、講師が授業をすることはありません。課題・宿題の丸付けと質問対応をしてもらっています。授業はほぼ私自身が、試験前でどうしても並行しないと追いつかないような進み方をされたとき限定で弟が授業をします。

 今年度から正式始動した高校部に関しては、医学部の合格した教え子がメインで担当していますがあくまで「質問対応」です。基本的な学びは自分でしてもらいます。私は参考書を提示したり、問題集を勧めたり、疑問点の解決の仕方を指導したりしているだけです。

 卒業生が講師になってくれるメリットは「こうした私の指導における考え方を理解してくれていること」につきます。そしてその過程が中学生にとって模範になってもらえるものであれば、学歴自体はあまり気にしていないんです。なぜか?「学ぶという行動に必要なことを理解しているか否か」が問題だからです。

 この観点だけについて言えば「高学歴であればできているはずだ」という常識が通用しないと思っています。「受験に合格するためだけのお勉強」と、「必要な学びを続けた結果、希望の進路に合格できたというお勉強」は、その過程がたとえ似ていても異なると考えているからです。といっても、もちろん「最低限度の基礎学力」と、「相手に対して平易な言葉で説明する力」はある程度必要だということは言うまでもありません。

 私は「疑問に思ったこと・分からないこと・覚えていないことを、調べて腑に落とすこと・わかる状態にすること・覚えている状態にすること」こそがお勉強だと思っています。「試験に出るところをまとめあげて徹底的に暗記させる」という指導は、お勉強の指導ではないと思っているからです。そしてその信念で指導した教え子がきちんと希望の進路に進むという結果を出しているからこそ、その過程で気付いたこと・知ったことを中学生の指導にフィードバックして欲しい。だから教え子にそれなりの対価を支払って来てもらっているのです。試験期間でなければ、人生についての相談なんかもしてほしい。そんな希望もあります。

 教えるスキルだけで言えば、学生講師のそれは絶対的に低いことは当たり前です。私が教え子の学生講師に求めているのは教務力だけではないのです。
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落ち着いてきたのかな?

2019-05-22 14:53:51 | 日記
 5月も連休が過ぎて今頃になって合格の報告が来たりするんですよね。まあこちらは知っているわけですが本人からの報告が欲しいわけですよ。本人から来ないと「おめでとう」とも言えませんしね。

 そろばん学習者の進学先を更新しました。とはいえ、最近は合格大学も同じものになってきています。情けないお話なんですが、きちんと記録をしなかったので、全員の進学先の学部・学科を記憶していないんですよね。割合としては理系が多くて理学部・工学部・薬学部なんかがある程度。文系では外国語学部と経済学部が多かったと記憶しています。

 指導者である私は高校時代文系で大学で理科に転向したので、自分が文系か理系かイマイチよく分かってないんですよね。逆に言えばどちらかに傾くことなく比較的な平均して指導しているのかなあと思っています。とはいえ一応専門は地学と教育学になるので、そこの部分は割りと丁寧に指導している自負はありますが。

 高校生も2年生は自分の進路と向き合い始めたようですね。少しずつ考え方が変化してきているようです。高1はやっと高校生のペースをつかみ始めたようで。今までと同じペースではあっという間においてけぼりを食らうぞ!と言い続けた意味をそろそろ分かってきたようです。ささ、喰らいついていきなさい!

 とりとめもないブログになりましたが、とりあえず生存報告も兼ねました。ちょっと立て込んでいたことが落ち着いたので、またぼちぼちと更新していきます!
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さて、ながーい独り言でも呟きますか

2019-05-05 23:38:10 | 日記
 このゴールデンウィークはそろばんの特別練習会を3日間。石切教場の待合室の改装をトータルで4日間。学習塾の自習解放(夜だけ)を6日間。そろばん協会の検定試験説明会が1日。これを上手くはめこんで結局丸一日のお休みは今日だけでしたとさ。


 さて、まずはどうして石切教場の待合室を改装したのか? というお話から。

 私は学力を上げるための方法をずっと考えています。小学校のそろばんボランティアを15年続けてみてきた小学校の現場。そろばん教室で教える小学生~中学生。塾指導で教える小学5年生~中学生(1部高校生)。大学の実地指導で5年間国立大学の学生を指導した経験。後輩の卒論ゼミに参加したり、教え子の卒論に朱入れしたり。
 そんな経験の中から1つたどり着いた絶対的な結論は「基礎的リテラシー」、つまり「読み書きそろばん」というわけです。ところがこの「読み書きそろばん」を徹底しても基礎的リテラシーは完璧ではないのです。それは「語彙力」。この語彙力は言葉のシャワーが必要です。昨今はインターネット動画の普及で、「読書」経験が子供たちから遠ざかっています。ここをなんとかしたい!
 というわけで、瓢箪山教場は春休みに待合室の本棚を増設し児童書を増やしました。

 で、石切教場の待合室はお世辞にも読書に親しみやすいとはいえない! なので、このゴールデンウィークで待合室を大改装したというわけです。少しでも子供たちの読書環境を良くしたい!これにつきます。


 で、私はいったいどこを目指しているのか?

 これはですねえ、「そろばん学習を通して圧倒的な基礎的リテラシーを身につけてもらう」ことにつきます。「普通に」そろばん学習をしているだけではこれはなかなか身に付きません。計算力だけです。
 まずは珠算式暗算。これは何度もこのブログで述べていますが、要は「脳内にそろばんをイメージして行う暗算」です。これは通常の学習では鍛えることのできない右脳が活性化されることが研究で証明されています。このイメージ能力を利用して当教場では学習イベントを実施しています「夏休みチャレンジ(暗誦)」と「都道府県名を漢字で覚えるチャレンジ」に代表される暗記系のチャレンジです。脳内イメージを上手く利用すればかなりの量を暗記することができるわけです。その「暗記脳」の使い方を覚えてほしいわけです。

 そして漢字の読み書きの指導です。5年生配当漢字以降は部首とその意味も聞きますし、国語辞典も漢字辞典も意識して使ってもらうように指導しています。で、これだけではどうしても補えないものが「読書」なんですね。

 そろばんの低学年の時間帯には、気まぐれで「読み聞かせ」もしています。少しでも本に興味を持って欲しいからです。


 このように、子供たちを伸ばしていくしかけをそろばん学習の中にたくさん用意しています。そしてそろばん学習を通して身に付く能力は「インスタント」には育ちません。じっくりじっくりと時間をかけて伸びていくのです。そしてそのじっくりじっくりを待つ間にあきないための学習イベントや検定試験があるのです。

 こうしたことを「低学年対象の学習塾」で行うことは非常に難しいのです。どうしても「学習塾」では「学力」にフォーカスがあたってしまい「基礎的リテラシーを涵養する」指導は(週当たりの時間の関係もあって:時間も費用も無尽蔵ならできるとは思いますが)どうしても学習塾の守備範囲ではないのです。

 当教場の学習イベントを通して鍛えられた基礎力。そしてそろばん式暗算を身につけることで獲得できる圧倒的な暗算力。

3級以上、特に「1級」を取得した生徒のその後の伸びは「そろばん学習者の進学先」を見ていただければお分かりいただけると思います。学力アップに絶対に欠かすことのできない「絶対的な基礎能力」。それを下支えする「基礎的リテラシーの涵養」。ここをしっかりと太く大きく育てるためのしかけを日夜考えていると。ま、こういうわけです。

 そろばん学習を頑張ると、基礎的な力がしっかりついて学力もアップすると。

 ね? いいでしょ!
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ゴールデンウィークですか?石切教場の待合室を改装していました。

2019-05-05 22:28:07 | そろばんに関する中身
 石切教場は私が子供の頃に学んだ教室でもあります。私の先生であり師匠である石切教場の川端先生から教室を引き継ぎ、まずはエアコンを(電気屋さんにかなり無理を聞いてもらって)つけました。
 石切教場の待合室は1階のガレージのようなスペースです。コンクリート打ちっぱなしのスペースで夏は暑く冬は寒いので、このエアコン1つで過ごしやすさはずいぶんと変わりました。

 さて、このスペース。物置も兼ねていますので、お世辞にも片付いたきれいな空間ではありませんでした。これがずっと悩みの種でした。コンクリート打ちっぱなしのスペースを部屋に改造するにはもう1度水平を出して、根太を並べて床地を作ってコンパネをひいて床を仕上げて…。素人が手を出せるものではりません。本職にお願いすれば最低でも1週間の工期とそれなりの出費が…。

 で、悩んでうじうじしていたわけですが、ある日にユーチューブを見ていたら(夜にプリント仕事をしながら流しっぱなしにしてるんですね)、おすすめにDIY動画が上がってきたんですね。

 あっ!

 ピンときましたね。そこで検索をかけてこんなことをしている動画をいくつか見まして「できるじゃん!」。となったわけです。

 さー改装前の待合スペースがこちら!




 えーと、きれいな空間ではありませんですよね。

 で、ゴールデンウィークに三日間かけて完成した待合スペースがこちら!



 どうですか?ずいぶんとすごしやすくなったと思います。机のスペースが減ってしまいましたが、そこはご愛嬌。畳のある和室のスペースが誕生しました。寝転ぶこともできますよ。

 明日から通常通り授業は再開です。生徒たちはどんな反応をしてくれるやら楽しみです。あっ!保護者の皆様もお時間ありましたらぜひお立ち寄りくださいね、兄先生渾身の改装でございます!

 次のブログではどうしてこんなことをするのか、私の想いを書いておきたいと思います!(更新は未定です。すいません)
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