東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

日商検定合格者発表をすると

2015-11-01 08:38:34 | 日記
 このブログの閲覧数が大幅に増えます。結構みなさん気にしていただいているんですね。訪問者数が当教室の生徒数を超えていますので、確実に生徒の保護者様ではない方々も閲覧していただいているようです。

 ほかの教室の先生なのか、ご近所で違う教室にお子様が通われている方なのか、単に私のブログのファン(いてるのか?)なのか。県手試験の合格者数は、やはり指導者の資質を判断する最も大きい指標だと思います。もちろん合格を勝ち取ることは、生徒本人の努力の賜物なんですが、そこへ至る指導の善し悪しは判断の対象になりますね。

 今回で1級合格者の累計人数は40名となりました。今年の12月で丸15年を迎えます。1年あたり2.6名ですから、そんなに悪い数字ではないのかな?と思います。

 今回は合格率にして33%でした。過去を振り返っても最低に近い数字です。かなり無理して挑戦した生徒もいたとはいえ、決して納得できる結果ではありません。指導に問題があったのか?と考えるに、少しばかり思い当たることがありました。

 最近私「褒めすぎ」なのかもしれません。「この調子なら大丈夫」と、子供たちを安心させることに心を砕きすぎたのかもしれません。というのも、最近中学生指導のお手伝いに帰ってきてくれた教え子に「せんせ~、優しなったな~」と言われました。

 「えっ?」と思いましたが、「もっと叱ってたで。今になったらその意味わかるんやけど、中学生のときは鬱陶しかった。でもせんせ~、悪い時はもっと叱った方がええんちゃう? 鬱陶しいくらいに」

 最近の私は、子供たちを「ほめて伸ばす」方向にシフトしていました。もちろん叱らないわけではありませんが。でも叱らなくなっているとは自覚がありませんでしたが、振り返るとネガティブな言葉は極力出さないようにしていました。でも時にはネガティブな言葉を投げかけてでも「このままではだめだ!」という気持ちにさせることもやはり必要なのかもしれません。

 「甘やかす」と「優しさ」は違うのに、すこしばかり「甘やかす」態度になっていたのかもしれません。指摘するべきは指摘し、正していくこと。当たり前のことに気づかせてもらいました。

 もちろん、子供たちは一人一人個性があります。その個性をしっかり把握して、一人一人に最適な厳しさを持つようになっていきたいと思った。そんな検定結果と向き合った夜でした。
コメント
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