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東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

漢字指導、火・木コースも始めてみました。すると…

2016-04-15 00:18:17 | そろばんに関する中身
 やってよかったです。

 まず、新年度からスタートするために、3月最終授業で漢字の実力チェックをしたのですが、当該学年の漢字を9割書ける生徒は数名でした。中には当該学年の漢字を5割書けない生徒もいました。そして一番驚いたのが「書き順」です。

 まあ、ほとんどの生徒がおかしい書き順で書いています。中には、画数が違う強者までいたのでさらにびっくりです(自己流で書くのです。例えば「口」が、2画になってたりします。1画目と2画目がつながってるんですよ…)

 学校の漢字指導では「空書き」といって、指を上に挙げて先生と一緒に書き順を覚えることをしているはずなんです。大体2年生までは間違いなくしているはずです。3年生になると、書き順の間違いが起こりやすい漢字だけになっていくようです。

 ところが、子供たちによく聞いてみると、どうやら「書き順を守る意味」を指導されていないようなんです。ナルホド!そりゃ書き順を守らない生徒が出てきても仕方ないですよね。

 今は、書き順を守ることで字がきれいになること。書き順には一定のルールがあること。を中心にして指導をしています。そして、こだわりの漢字ドリルは、書き順を省略することなくすべての書き順を書いています。このこだわりに結構な意味があったと、一人でほくそえんでいます。

 正しい漢字の書き順を、ルールと一緒に身に付けていけば、文法や、英語の発音などにも一定のルールがあることが理解しやすくなっていくはずです。

 5年生の漢字以降では、部首についても覚えてもらいます。会意文字と形声文字の違いにもうっすらと気づいてくれるようにもっていきます。

 ただ単に、漢字の読み書きだけを教えるなら誰でもできると思います。その先まで考えて指導しないと、覚える大会になってしまうので、これからも「物事の本質」を大切にしながら、子供たちの大事なピースの抜け落ちがないように指導したいと思います。
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そうそう、「塾はどうしたらいいですか」と、懇談でよく聞かれました

2016-04-11 12:54:11 | 学習・塾に関する中身
 というわけで、何度か書いていますが、塾選びの参考にしてください。

 ・体験授業を行っている。

  もちろん大事ですが、一番のポイントがあります。「実際に入塾後その生徒を受け持つ先生が授業をしていること」です。体験だけエース級の
 先生を持ってくる塾って、意外と多いんですよ。通常授業の中で体験できる塾が、少なくとも嘘はついていないですよね。


 ・随時懇談を受け付ける

  とはいえ、毎週懇談は無理ですよね。例えば定期試験・模擬試験ごととか、各長期休みを利用してなど各塾ごとにある程度違いはあるでしょう。
 普段は授業終了後か、授業前の時間帯しか無理ですが、それでも随時懇談ができる塾は、少なくとも生徒のことをきちんと把握しています。


 ・1クラスの生徒数を見る

  私は能力が高くないので10名が限界ですが、大手進学塾で鍛えられた先生によれば20名くらいまでは(授業後くたくたになるけれども)
 各自を把握しながらみることは可能だそうです。25名を超えると超人的な能力がなければ無理でしょうとのこと。
  理想は1桁後半ですが25名を超えてもクラスを分けない塾は、利益重視と考えていいと思います。


 ・チラシや教室の表で公開している合格実績を見る

  上位校を強調していれば、5教科400点以上がメイン、中位~上位を強調していれば平均越え~400点程度をメイン。など、主張している
 学校のレベルと、お子様の学力を勘案して、高すぎず・低すぎずを選ぶことが肝要です。


 ・やたらとオプションを勧めるか否か

 これは、利益至上主義かどうかが明らかに分かるポイントですね。特に個別指導の併用を勧めてくる塾は、チョット危険な臭いがします。


 ・塾終わりの子供たちの表情を見る

  充実した顔をしているか、疲れ切っているか、「あ~終わった」の後の顔を見ると、授業の質がある程度わかります。特に、教室前で
 送り出し(できないときもありますが)をして、お迎えに来た保護者の皆様と言葉を交わしているか否かは重要です。
  授業に自信がなければ、なるべく保護者の皆様とは関わりたくないものですから、こんなところにも、指導者の質は表れます。


 ひとつの参考にしてみてください
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お前は何様?というご指摘にお答えします~その後~

2016-04-10 12:54:00 | 日記
 この記事、すごく読んでいただいていました。普段は一日当たり読んでいただいている方が70~90程度、記事の述べ閲覧数が100~250くらいなんですが、「お前は何様?というご指摘にお答えします」は累積で閲覧数1000を超えました。少しばかりびっくりです。

 さて、まずあのコメントを投稿された方は、この記事の後すぐに短いコメントがありましたが、それ以来音沙汰なしです。

 そして、この記事をアップして以来、私がびっくりしているのが、塾の外部募集はしていませんかというお問い合わせを10件近くいただいたことです。繰り返しになりますが、外部募集はしていませんし、今後もする気はありません。
 そのあたりは、以前に書きましたので割愛いたします。

 さて、懇談で疑問をいただいた皆様には極力お答えしましたが、保護者の皆様方に不思議に思われたのが、「なぜ、そんなに一生懸命になれるのか?」というものでした。私自身は、そこまで自分自身でできているとは思っていませんが、以下に私がこうしてそろばん教室+おまけ塾をするようになったのか、そのきっかけを綴っておきます。


 私は、とある事情で大学院を通常2年のところ、3年半かかって修了しています。で、修了の時期が中途半端だったのですが、当時の複数の大学教授にご縁をいただいて、奈良のとある公立中学校に非常勤として勤務しました。
 当時は結構な大規模校で、不登校の生徒(心に問題がある生徒と、単純なやんちゃと両方です)が、合わせて学校全体で20名近くいました。そして私はその学校に勤務するわけですが、12月の頭にやんちゃ盛りの生徒たちが8名私の元に来て「私らやっぱり高校に行きたい」と言ったんです。
 そして、即答できなかった私にこうたたみかけました。「やっぱり私らあほなことばかりしてたから無理やんな…」。これが昼休みのことでした。私は「ごめん、放課後もう一回来てくれるか、先生今すぐお返事できない。無責任なことは言えない」と答えました。8名は「わかりました。」といったん教室へと戻っていきました。

 それからすぐに、教務主任・進路指導・学年主任・各担任の先生方にお話を通したら、「公立は難しいなあ。でも私立ならなんとかなるよ」というお話でした。でも、そのうちの3名は家庭に問題があり、金銭的に苦しいこともしっていたので、思い切って校長先生にもお話しました。
 すると、「森本先生からみて、受験までにあの子たちが変わってくれたら、もちろん私の出来ることはすべてします。まずは今から決めつけないでください。行政の支援など方法はいくらでもありますから」

 放課後、なるべくわかりやすく彼らに伝えました。そして8名は頑張りたいと。でも今から塾にいったところで…。そこで、改めて放課後の補習は学校として問題があるかを校長先生に尋ねました。すると「申し訳ないが、時給は出ません。でも教室を使うことは構いません。あの子たちが本気で変わってくれるならいいですよ。何かあった時の責任は私が取りますから」と仰ってくださいました(今なら無理でしょうねえ…)

 というわけで、8名との格闘が始まるのですが、そのやりとりを聞いていた50代の社会の先生に「あんなカスに関わったって時間の無駄やで」というようなことを真顔で言われました。その場で手が出そうになりましたが、ぐっとこらえて「8名全員高校合格したらどうします?」と聞いたところ、「土下座でもなんでもしたるわ」と。行った後言い過ぎたかというようにも見えませんでした。

 私は8名にここまでの中身を正直に伝え「俺も本気で面倒見る。最後まで走る気がないなら、今帰ってくれ」と伝えました。でも8名全員が「やる!」ところが、本当にひどいんです。2名は九九すら怪しかったんですよ。
 次の日、校区の小学校へ出向いて、見本のドリルをあるだけもらってきました。中学校の職員室の隅でほこりをかぶっていた見本の問題集も、手当たり次第に集めました。それぞれに指示を出して、彼らとの戦いが始まりました。

 日を追うごとにその様子を見たほかの生徒も「やりたい!」と参加してきます。20名を超え、もう無理と思った時に、1・2年生の先生方が協力を申し出てくれました。教務主任も・学年主任も・進路指導の先生も交代で応援してくれました。

 1月の終わりには参加者は60名を超えていました。そのまま受験まで突き進みました。私が最後まで格闘した8名は全員高校に合格しました。偏差値的には決して高くはないけれど、先生方もびっくりの大団円でした。

 さて、合格発表のその日、最後の1名の結果を待って、「全員集合!」。社会の先生とおおげんかになりました。「謝れ!」 「お前先輩の先生に向かってなんちゅう言葉づかいじゃ」 「お前みたいなカスの教師にお前言うて何があかんのじゃ!」 まありの先生方に「なんぼなんでも森本先生言い過ぎや」と止められました。が、職員室の隣から校長先生がでてこられました。そして校長先生の「社会の先生。自分の発言には責任を持たれたらどうですか?」の一言で、社会の先生は、謝罪にもならない謝罪の言葉を投げ捨てて、職員室を出ていきました。

 その後、8名からは「先生ありがとう。俺ら先生おらんかったらほんまのカスやったと思う」と言われました。私は「違うで。頑張ったんは君たちやで。先生は手伝っただけやで。ほかの先生方もいっぱい助けてくれたやろ。自分たちで勝手にアホとか決めたらあかんねんで」と言ったのを覚えています。そして「これで終わりちゃうで。高校でまた腐ったら、あの社会の先生の思うツボやぞ。自分の人生は自分で切り開けよ」と声をかけました。
 

 この半年間で私が8名に教えられたこと。それは子供たちを色眼鏡で見てはいけないということ。子供たちの可能性は無限であるということ。こちらが本気で立ち向かえば、彼らもまた本気で立ち向かってくるということ。だったんです。

 だから、私は「いつも本気で全力で」16年前と変わらない気持ちで今も突き進んでいるだけです。 だから、小さいころからお預かりした生徒たちが、中学生になっても教えてほしいと言われたら、力の限り頑張るしか選択肢はないんですよね。こんな先生でよければ、これからも「いつも本気で全力力で」頑張ります!
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新入生の受付について

2016-04-09 09:24:56 | そろばんに関する中身
 4月に突入しました。優先入学の受付は3月末日で終了となりました。

 新入生の受付は行っています。

 ※瓢箪山教場※

 そろばん月・水・金コース
  1年生以下は現在入学受付停止中です。6月から募集再開します・2・3年生は合計で4名募集しています。4年生以上は原則受付終了ですが、
   ・転居されてきた方(転居前にそろばん学習をされていた方)
   ・3年生以下の兄弟・姉妹と同時入学の場合。など、お受けできる場合もありますので、ご相談ください。

 そろばん火・木コース
  1年生以下はこのコース募集していません。2・3年生で合計5名程度の募集です。4年生以上は月・水・金コースと同様です。

 学習塾
  は、外部募集は一切行っておりません。時々お問い合わせをいただきますが、そろばんでお預かりしたお子様限定で塾指導を行っています。


 ※石切教場※

  4年生以下で合計3名の募集です。定員になると、進級者・退学者がでるまで、ご入学をお待ちいただきます。

 4月9日現在、瓢箪山教場は2年生に空きが多くあります。3年生はあと3名程度で定員となります。ご希望の方はお早目にお問い合わせください。
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2016-04-07 23:50:39 | 日記
 こどもたちは、いつも成長しています。でも、いつも同じペースで成長しているわけではありません。

 何かをきっかけにして急に伸びる時があります。それを私は「旬」と呼んでいます。

 その「旬」は、子供たちが自分の中から引っ張り出してくるときもたくさんあります。

 でも、大半の場合は放っておくと「旬」を見ることなく終わってしまうものです。

 だからこそ、接する大人が子供たちのことをしっかりと見つめて、その「旬」を迎える工夫をしなければならないと考えています。

 「旬」を迎えるためには、しっかりと急激に伸びることに耐えることのできる地力をつけておかねばなりません。

 普段のそろばんの授業では、ゆっくりと進み、間違いをきちんとなおし、できたときの達成感を積み重ねてもらうことに重点をおいています。

 今、新4年生はいままで培った地力をもとに、「旬」を迎えるために負荷をかけています。

 それが「都道府県・県庁所在地チャレンジ」です。今日までにたくさんの生徒に大きく大きく予想を裏切られました。

 たくさんの生徒が予想を大幅に上回る努力を見せてくれています。さらには、自己否定の塊だった生徒も、やっと重い一歩を踏み出してくれました。

 みんながみんな、少しずつ「旬」を迎える準備を始めています。

 ちょうど年齢も2桁「10」になる学年です。ちょっぴり大人の仲間入りを果たすとき。それぞれに応じたそれぞれの「旬」を迎えてほしいものです。

 子供たちは伸びるための栄養をたくさん持っているはずです。その栄養をしっかりと伸びるために使えるように、これからもたくさんたくさん

 いろんな仕掛けをしていきます。
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