を受講したい生徒さんをを募集している塾さんがあるようです。
これって、実際問題として不可能だと思うんですよ。
たとえばオリンピックの選手選考会の1週間前に「オリンピック選考会対策講座」があったとして、お子様に受講させますか?
たとえば、ミニバスの公式戦の1週間前に「ミニバスの試合で絶対に勝つための対策講座」があったとして、お子様に受講させますか?
たとえば、英検の1週間前に「英検合格対策講座」があったとして、お子様に受講させますか?
上記のたとえでいえば、それぞれの事柄に普段から真摯に取り組んでいて、もう一伸びが欲しい! そんな状態であれば効果がある場合もあると思います。でもね、ずぶの素人が1週間前から付け焼刃の特訓をしたところで、その成果は高が知れています。
ところが、ほとんどの保護者の皆様は「試験の1週間前に真剣に勉強すれば、ある程度の点数を取れる」と考えておられるんです。その根拠が「塾に通っている」「学校で毎日授業を受けている」なんですよ。
そうですね、学校の先生がプロとしてしっかりとした授業を行い、生徒側はそれを真剣に聞き、分からないところはその場で先生に質問し、家庭学習できちんと定着を図り、さらに出てきた疑問点を学校で先生にぶつけて取りこぼしを無くす。
普段からここまでしていれば、正直なお話「塾」は必要ありません。まあ5教科で400点を割ることはないでしょう。試験1週間前は学んだことの復習に全力を注げば大丈夫です。
ところが、残念ながら学校の先生の中には「ホントに教員採用試験に合格したの?」と疑いたくなるような教務力しか無い先生が存在します。そして生徒の側にここまで普段から真摯に学習に取り組む生徒は恐らく学校で1人いればいい方という感じです。
では「塾に通っているし」というご意見はどうでしょうか? 残念ながら私の教室に他の教室から変わってきた生徒や、懇意にしていただいている塾の先生にお聞きする限りにおいては「それ、お月謝もらう詐欺じゃないの?」という教室があったりします。
(たとえば、英語や国語での音読をしない。小テストが全く無い。宿題を出さない。忘れても叱らない。などなど…)
塾がきちんと機能している場合でも、本人に努力する意思が無い(あるいは指導者が求めるレベルに全く届いていない)場合は、やはり残念ながら塾の指導はあまり効果を発揮しません。
というわけで、試験前の対策授業がきちんと機能するためには「普段から学習へきちんと取り組んでいる」ことが大前提になるわけです。
しかしながら、過去問や予想問題を丸暗記することである程度の点数が取れてしまうことも事実です。逆に言えば、その程度の付け焼刃の努力(と言えるほどのものでもないですが)で、ある程度の結果が出てしまう、それが定期テストなんですね。
ただし、この定期テストにどのような意識で立ち向かうかによって、受験のときに残っている中身は全く違うものになってしまいますし、さらに言えば、普段からあとにつながるお勉強を習慣付けていれば、受験前のお勉強はかなり楽に進むことになるのです。
こうして獲得した真の力を「実力」といい、定期テストでいい点数をとっていても、実力テストになるとてんでダメという場合は、普段の定期テストのお勉強の質が悪いので、実力になるまで育っていないということです。
「試験前対策講座」と言うものを受講するということは、質の悪いお勉強を身につける危険性をはらんでいることをきちんと理解しておく必要があります。ただし、本当に良質なものを提供しているお教室が無いわけではありません。しかしながらそうしたお教室は「普段から」きちんと生徒を鍛えているので、「普段から努力をしていない」生徒が飛び込んでもまったく効果がありません。
もし「定期テスト対策講座」に飛び込んで、一定の成果が上がったならば、お子様が「普段の努力」を全くと言っていいくらいしていないと言っても過言ではないと思います。
もちろん、「普段の努力」全くしていないからそこに気付かせるために「定期テスト対策講座」を受講させてみるというのはアリだと思いますよ。
そして、「定期テスト対策講座を無料で実施」している塾さんにお子様を通わせている皆様は、普段の保護者様のお子様の努力と情報を、他人に無料で提供しているということに少しはお怒りになられてもいいんじゃないでしょうか?
私の考えで言えば、「普段の授業こそが、定期テスト対策授業であり、入試対策授業である」ということですね、はい。
これって、実際問題として不可能だと思うんですよ。
たとえばオリンピックの選手選考会の1週間前に「オリンピック選考会対策講座」があったとして、お子様に受講させますか?
たとえば、ミニバスの公式戦の1週間前に「ミニバスの試合で絶対に勝つための対策講座」があったとして、お子様に受講させますか?
たとえば、英検の1週間前に「英検合格対策講座」があったとして、お子様に受講させますか?
上記のたとえでいえば、それぞれの事柄に普段から真摯に取り組んでいて、もう一伸びが欲しい! そんな状態であれば効果がある場合もあると思います。でもね、ずぶの素人が1週間前から付け焼刃の特訓をしたところで、その成果は高が知れています。
ところが、ほとんどの保護者の皆様は「試験の1週間前に真剣に勉強すれば、ある程度の点数を取れる」と考えておられるんです。その根拠が「塾に通っている」「学校で毎日授業を受けている」なんですよ。
そうですね、学校の先生がプロとしてしっかりとした授業を行い、生徒側はそれを真剣に聞き、分からないところはその場で先生に質問し、家庭学習できちんと定着を図り、さらに出てきた疑問点を学校で先生にぶつけて取りこぼしを無くす。
普段からここまでしていれば、正直なお話「塾」は必要ありません。まあ5教科で400点を割ることはないでしょう。試験1週間前は学んだことの復習に全力を注げば大丈夫です。
ところが、残念ながら学校の先生の中には「ホントに教員採用試験に合格したの?」と疑いたくなるような教務力しか無い先生が存在します。そして生徒の側にここまで普段から真摯に学習に取り組む生徒は恐らく学校で1人いればいい方という感じです。
では「塾に通っているし」というご意見はどうでしょうか? 残念ながら私の教室に他の教室から変わってきた生徒や、懇意にしていただいている塾の先生にお聞きする限りにおいては「それ、お月謝もらう詐欺じゃないの?」という教室があったりします。
(たとえば、英語や国語での音読をしない。小テストが全く無い。宿題を出さない。忘れても叱らない。などなど…)
塾がきちんと機能している場合でも、本人に努力する意思が無い(あるいは指導者が求めるレベルに全く届いていない)場合は、やはり残念ながら塾の指導はあまり効果を発揮しません。
というわけで、試験前の対策授業がきちんと機能するためには「普段から学習へきちんと取り組んでいる」ことが大前提になるわけです。
しかしながら、過去問や予想問題を丸暗記することである程度の点数が取れてしまうことも事実です。逆に言えば、その程度の付け焼刃の努力(と言えるほどのものでもないですが)で、ある程度の結果が出てしまう、それが定期テストなんですね。
ただし、この定期テストにどのような意識で立ち向かうかによって、受験のときに残っている中身は全く違うものになってしまいますし、さらに言えば、普段からあとにつながるお勉強を習慣付けていれば、受験前のお勉強はかなり楽に進むことになるのです。
こうして獲得した真の力を「実力」といい、定期テストでいい点数をとっていても、実力テストになるとてんでダメという場合は、普段の定期テストのお勉強の質が悪いので、実力になるまで育っていないということです。
「試験前対策講座」と言うものを受講するということは、質の悪いお勉強を身につける危険性をはらんでいることをきちんと理解しておく必要があります。ただし、本当に良質なものを提供しているお教室が無いわけではありません。しかしながらそうしたお教室は「普段から」きちんと生徒を鍛えているので、「普段から努力をしていない」生徒が飛び込んでもまったく効果がありません。
もし「定期テスト対策講座」に飛び込んで、一定の成果が上がったならば、お子様が「普段の努力」を全くと言っていいくらいしていないと言っても過言ではないと思います。
もちろん、「普段の努力」全くしていないからそこに気付かせるために「定期テスト対策講座」を受講させてみるというのはアリだと思いますよ。
そして、「定期テスト対策講座を無料で実施」している塾さんにお子様を通わせている皆様は、普段の保護者様のお子様の努力と情報を、他人に無料で提供しているということに少しはお怒りになられてもいいんじゃないでしょうか?
私の考えで言えば、「普段の授業こそが、定期テスト対策授業であり、入試対策授業である」ということですね、はい。