端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

方 言

2008-08-01 | Weblog
子供の頃 ご近所にバリバリの鹿児島弁の一家が住んでいました。
父と職場も一緒で 子供も我が家と年齢が同じ位だったので 家族
ぐるみで 親しくしていました。

オバサンは特にバリバリの鹿児島弁で 特有の抑揚で話す言葉は
横で聞いていて 子供ながら感心して外国語を聞いている感じでした。

「英語は耳で覚えよ」の言葉通り 其の頃の訓練の賜物か 今では
難しい鹿児島弁でも大丈夫 理解できますし 物まねも出来ます。

狭い日本といいつつも いろいろな方言をテレビやラジオで聞いていると
理解できない部分があっても なんとなく心が和みます。

私の県も 知事が交代してから 県のPRで時々宮崎弁が出ています。
宮崎県も北のほうと南では 藩の領地の違いで全然方言が違います。
それと共に色々な習慣や 行事も違うようです。

そんな中「だれた」の言葉は よく口にします。(誰ですか噴出したのは)
五段活用で言えば 過去形ですが だれる だれた だれるとき
だれれば となるのでしょう。
と 言うことは形容詞。
強調するときは「ひんだれた」 となります。

つまり 疲れたという意味ですが 体の疲れのほか 心配事の疲れなど
を指す時もありますが 「だれた」のときは過去形のときが多く 
お疲れさんの 言葉をかけます。

標準語の「疲れた」でもなく「面倒」でも 「大変だった」でもなく
自分のどこかに 心地よさや満足感を残し そして疲れがある そんな
言葉が「だれた」なのです。

炎天下 穴熊さんと二人で わずかばかりの田んぼの収穫が始まります。
早くかたずいて 「だれたね」と言えるといいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする