端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

招待状

2008-08-30 | Weblog
穴熊さんに お友達から披露宴の招待状が 届きました。

娘さんのお祝いですが お婿さんを迎えられるから 家としての
跡継ぎなので 後々のお付き合いを 配慮してのようです。

世の中の変化に 伴い田舎の冠婚葬祭も 大きく変わりました。
集落の世話好きが 走り回ってまとめた縁談が決まると しかるべき
顔役が 仲人を引き受けます。

大安吉日の日を選んで 結納の品 大きな鯛 三段のお重 角樽を
抱えて 嫁になる娘さんの家へ。
仲人は  口上を 述べ 娘さんを 頂きたいと申し出しますが 一回
では 承諾をもらえず 何回も玄関を出入りして ようやく 親が
承諾するのが普通でした。

返事をもらえばこっちのものです。
床の間の前の赤い毛氈の上に 持参の品々を並べ 結納の儀式が
始まります。
婿殿の側が ずらりと並び 対面に嫁さんの親族が並びます。

高砂の流れる中 仲人さんの挨拶 親族紹介などがあり 嫁さんの
側からの 酒肴の接待が始まります。

勿論持参した 鯛もお刺身となって 出されます。
鹿児島地方では 結納が静かだと ご近所から 「静かだった」と
言われるので にぎやかにするのが 礼儀だといわれたことがあります。

近頃は 田舎でも お仲人さんもなくホテルなどで 当事者と両親のみ
の結納が多いようです。


あんなに暑かった夏も ここのところ涼しい毎日です。
少しづづ 針を握っています。
コメント (3)
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