甘酒が出来上がりました。 隣町には昔からの 麹やさんがあります。
近頃道路拡張になり お店がハイカラなモダンな造りになりましたが
裏の 麹を作るところは 住み着いた麹菌の為に 昔からの古い木造の仕事場のままです。
私が穴熊さんの 生まれ在所で生活を始めたころ 集落の秋の祭りの前には 婦人会が甘酒麹の注文を 取っていました。
お米一升と いくらかのお金で 麹を手にしていました。
秋の祭り甘酒は欠かせないものでした。
私の集落 40戸余りの 小さな集落ですが 先祖が四国からの移住者で 火山灰土壌の荒廃した大地を 苦労して開拓した歴史が あるようです。
そんな 先祖は 心のよりどころに 金毘羅様をお供にお願いしたらしく 集落の神社は海の神様金毘羅様です。
秋のお祭りだけは 旧暦の10月10日と 決められています。
今年は 新暦の11月13日になります。 4軒づつで 一年間の神社の当番を 受けお世話をすることになります。
昔は親戚や お友達に 「祭りにこんね」と誘い 一日仕事を休み ごちそうを作り 神社には出店が並び 子供の相撲もあり それはそれはにぎわってたようです。
今は 子供も少なくなり 婦人会もなくなり ひっそりしたものです。
それでも私 心のどこかで つつがなく過ごせることに感謝し ささやかにお寿司を作り 甘酒を作ります。
このシーズン 一回目の甘酒 出来上がりました。 これをお湯で 解いて好みの濃さにして飲みます。
生姜ハウダーは 間に合いそうにありません。