端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

白 菜

2013-11-15 | 食べ物

昨日 刺し子を見に行った帰りに 地場産品のお店に寄り きれいな大きな白菜 

一個120円で 二個買って帰りましたが 鍋の予定はないし と漬物用に 半日干し 

これでもかと重石をしましたが今朝見たら 水の上がり具合が いまいちです。

そこで 今朝又 ミニバイクを飛ばして 昨日のお店に行き 三個買って 午前中干し 漬けました。 

これで 水が上がれば 出し昆布と唐辛子を入れて漬け直しです。

白菜を買いに行った時のこと レジに並んでいたら 前の男性花の鉢を 

手にしていましたが そこへ嫁が白菜を一個 並べました 一緒に清算するためです。

すると その親父 嫁に一言

「あんた この白菜は 巻が柔いよ 重くてしっかり巻いたのでないと だめじゃがー」 

嫁は

「はい」 と一言 いうと 沢山の白菜の山の中から 選び始めました。

歳のころなら 我が家と同じ世代のようです。 あー こんな旦那もいるのだー と 苦笑して帰りました。

我が家の穴熊さん このところ 庭の剪定に 集中しています。  

稲刈りで痛めた腰痛も 11月になり8回もゴルフに出かければ もう案ずることはないでしょう。

同窓で 月末には温泉旅行に出かける 計画もしているようです。 平凡な一日が 何よりです。


刺し子

2013-11-14 | 趣味

隣町の <ギャラリー野の苑> で県北に在住の方の 刺し子展が開催中と聞き 行ってきました。  

私の周りにも 刺し子を楽しんでおられる方が多いようです。 

着物や洋服に丁寧に刺された 刺し子の模様はどれも 意味のある模様とか 時間と根気のいる仕事です。

 

暖かいところに住む私 真冬でも 靴下をはかず素足です。 

もちろん外出の時は 人様に見られたら大変ですから 靴下をはきますが 普段 家の中では素足です。

体温が高いとか 健康の為とかではなく性格なのです。

自分の素足でこの地球を踏みしめておかねば という思いなのです。

そんな私 しみじみ思いました。 こんな暖かい九州に住む人間に こんな手の込んだ刺し子文化は育たないはずだと 思いました。

雪がしんしんと降り 外出もままならない雪国の冬の生活だからこそ 尻を落ち着けて 針を握れるのだろうなあーと 思いました。

冬でも 雪を見ることのない 私の地方 畑の手入れ 大根干し さてはランチに誘われ 女の尻は 温まりません。

出稼ぎの父ちゃんの無事を祈り 家を守り 親の世話しつつ 辛抱する雪国の女性だから 生まれたのだろうとつくづく思いました。

本場の 北国の刺し子 機会があったら ぜひ見に行きたいものです。


戦 果

2013-11-13 | 自然

昨日は 私の集落の神社の秋祭りでした。  関係者は朝から準備に追われます。  

お昼過ぎには 集落の氏子が集まり コウベをたれ 神主様のありがたい お祓いを受けます。

そのあと青空のもと境内にブルーシートを敷き 座卓が並べられ 質素ですが酒宴が始まります。 若い者から高齢者 子供まで にぎやかです。

神社の中では 神楽が心地よい太鼓と笛のリズムで 何番も舞われます。

そして最後の舞は ヤマタノオロチを退治するものです。

二匹の大蛇は 穴熊さんが こだわって収穫した 我が家の水田の藁で作られたものです。 

大型機械で 稲の収穫が進む中 藁は小さく切り込まれ水田に 返されます。 

長いままの藁を探すのは  なかなか大変です。 二匹の蛇は 晴れの舞台を控えて スタンバイです。

いよいよ 皆が見守る中 最後の神楽です。 見物の者も 神楽の舞いても 一杯機嫌です。  

冷やかしや応援の声が飛び交います。

やがて 大蛇は 腹から真っ二つに切られます。  

切られた藁は 我が家の畑に蒔いたり 家畜のえさに混ぜたり 縁起を担いで持ち帰ります。

過疎化が進み 子供も少なくなった 限界集落ですが どうにか神社の行事を維持しています。 昔からの神楽 町では保存を呼びかけていますが それなりの経費は 氏子で均一に 割り勘です。 

昔はどこの集落でも 神楽が舞われていましたが  今は少なくなりました。 神楽そのものの存続が 危ない状態です。

最後の 餅まきが始まります。 あれは上を向いてはいけません。 下をしっかり見て いるのがコツのようです。

神社から 帰り道それぞれのレジ袋の大きさを見て  あのお方 意外とドジだとか  容量がいいとか 見かけによらずすばしこいのだと 独り言を言いつつ 西日を背に受けながら 我が家まで帰ります。

このお祭りが済めば いよいよ冬の到来です。 


秋祭り

2013-11-12 | 自然

今日は旧暦の十月十日集落の神社秋の大祭です。

昨日から 当番の四軒は大忙しです。  

今日は朝早くから 神主さんや神楽の舞手の方々が 見えて いつも静かな神社が 華やかに飾られます。

お昼の賄いも 当番の仕事です。 お昼過ぎから集落の住民が集まり 神楽が奉納され 藁で作った ヤマタノオロチを退治する神楽が奉納され

一杯機嫌の男衆が 気合の声かけます。

厄年の住民は 厄払いの為のせんぐ餅を奉納し  頃合いを見てばらまかれます。

夕方まで にぎやかな秋のお祭りです。

漬物大根 塩漬けが終わり 出し昆布と 唐辛子を入れ 甘酢に漬けました。

二日もしたら 食べられるでしょう。

 


大 根

2013-11-11 | 食べ物

昨日 暗くなってご近所から 一輪車いっぱい大根をいただきました。  例年より気候が暖かいようで 漬物用の大根 太りが早いようです。

首が小さく 長くすらりとした美人の大根でないと 出荷出来ないとかで 折れたものや 二股のものをいただくのです。

煮物用の大根は首が緑色ですが 漬物用はあくまでも白い首です。

この時期の出荷は 生漬けようですが もう少しして西風が吹きだすと 大きな高い櫓が組まれ 干し大根が始まります。

寒の風に干されたたくあんは 歯ごたえも十分なおいしい漬物になります。

さていただいた大根 夕べの内に 黒土を洗い落とし けさ早く起き出して ピラーで皮をはぎ 割って塩漬けです。

小さなものは乱切りにして やっぱり塩漬けにします。

水が上がれば 出しこぶ 唐辛子 お酢 砂糖で付け直します。  おいしいパリパリの お漬物です。

焼酎用の 唐芋堀りも 終盤戦です。 これからは大根畑がにぎやかになります。


生姜パウダー

2013-11-10 | 食べ物

畑の生姜 先日薄切りにして 干していましたが 80%くらい 乾燥したところで ミキサーにかけ 再度 干していましたが ほぼ乾いたので ミキサーにかけました。

初めてのことで うまくいくか 心配していましたが ばっちりです。

量がうんと少なくなりました。 少しの生姜パウダーと蜂蜜を熱いお湯で割って 今年の冬を乗り切ろうと思っています。

飲み物に入れたり料理に使ったり 漬物に使ったりと いろいろ使えそうです。


煮 豆

2013-11-09 | 食べ物

北国からは もう雪の便りが ちらほら 聞かれるようです。

私の地方 百恵さんの歌う 「コスモス」の歌詞のように ♪♪ こんな 小春日の穏やかな日は ……♪♪ と口ずさみたくなるような 穏やかな日です・

朝の家事をしつつ 久しぶりに 煮豆を煮ました。  

煮豆だけは 私の煮豆が 一番です。  なんて威張っていますが 今日の出来は今一です。

それでも口に入れると ほろりと崩れ 皮も舌に残らず ザラメ砂糖の甘さは隠し塩で丁度良い甘さです。

煮豆を 煮るときは 心穏やかな日が続くときでないと うまくできません。  修行だと私は思っています。

無性に 煮豆が食べたくなる時が ありますが 少し疲れたときかもしれません。

ストーブが 出れば 時間をかけた料理が 多くなります が それはそれで 冬の楽しの始まりです。


立 冬

2013-11-07 | 思うこと

 先日 オークションで手に入れた 留袖です。 前身頃の黒が少し 焼けています。 それよりこの裾の模様 龍 つまり今年の干支です。

辰年の 女性の箪笥に眠っていたのでしょうか?

思わず <辰年の女性の性格> で 検索してしまいました。   そういえば 母の一番上の姉 は辰年でした。

歯に衣を着せずに ずけずけとものを言う 伯母でした。  長く独身でしたが 後妻に収まり いい生活をしていました。

母は 馬年生まれで いつも貧乏していると ことあるごとに 伯母は私に耳打ちしていました。

この手の 相性や占いは信じませんが 父がねずみ年で 食べ物に困らないとか 酉年は 早起きとか ウサギ年は寝坊助とか 聞くとそうそうと 手を叩き  周りの人間を観察しています。

今日は 立冬とか 日中は暑いくらいの日差しでしたが いよいよ冬の始まりです。

北国の 雪の便りもちらほら耳にします。  年々冬の寒さが身に沁みるようになりました。  歳を重ねることは 切ないことです。

 


ポシェット

2013-11-05 | 趣味

ポシェットが出来上がりました。  

オークションで私のところに来た この布 北国に住む方の 半纏でした。

しっかりした 手織りの布は 色と言い 手触りと言い 私の袋つくりに ぴったりの布です。

解いて 洗濯し作ったポシェット 昨年の「布あそび展」で買っていただいた方が 下げて先日の「布あそび展」に 再び訪ねて頂きました。

ないものねだりの 私 この布を探しましたがもうありません。 かろうじて 探した端布をつないで 一個作りました。

反対側もいろいろつないでいます。

口に20㎝のファスナーをつけ 深さ25㎝です。


おから

2013-11-04 | 食べ物

先日 穴熊さんからえんどう豆の種を買いに行こうと誘われました。 

隣町の歴史ある種苗屋さんです。

えんどう豆大好きの私 反対するわけはありません。 集落全体が農家だったころ この種苗屋さんの先代は 春と秋の種まきの時期になると 大きな荷物を 自転車に乗せ 一級河川を渡し船でわたり お店も持ち 行商もしておられたようです。

私の集落に見えると 我が家で荷物をほどき 集落の衆が集まり 秋に蒔くいろいろな野菜の種を それぞれが買い 種苗屋さんが 弁当を使う場所になっていたと 義父から何度も 聞かされていました。

今は 大きな量販店やスーパーなどにも種物が置いてあり 昔からの種苗屋さんもいまいちです。

種苗屋さんの先代も亡くなり その次の当主が椅子に座ってお客の相手をし  レジはその息子さんでした。 

種に文句はありません あとは栽培者の技術にゆだねられます。 私は食べるのを待つだけです。

 

そして 寄ったスーパーはお豆腐自家製です 昨日は ホヤホヤのおからを見つけました。 大きな袋に入れられ 10円です。

もちろんレジ籠に入れました。 

欠けたシイタケ にら 揚げ ニンジン を「これでもか」と入れ 炒めて おからをほぐしつつ入れ 砂糖 醤油 みりん 出し醤油を入れ 炒り煮にします。

何度も 味見してこの時ばかりは 遠い昔の母の味を確かめています。