超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">余震のなかで聞く音楽</span>

2011-03-13 23:34:58 | 無題

地震時は仮眠していたので無事だった。本の山とCDが散乱していた。強く大きな地震の揺れが長く続いた。津波の映像が脳裏に焼きついた。都内の電車は止まっている。テレビで見る地震の現状ひどい。やがて原発が破損しているという情報が流れる。コスモ石油のタンクは炎上。大惨事である。
昨日は中古CD店もさすがに休み。今日の朝ブリリアントのブラームスの40CD、同ドヴォルザークの40CD、セルのオリジナル・ジャケット・コレクション、インバルのショスタコーヴィチ全集、ケンプの国内盤ベートヴェンのピアノ・ソナタ全集をお店に買い取って貰った。
その代金でフルトヴェングラー・ザ・レガシーとジンマンのマーラーを買うことにする。
スーパーに行くと米がない、パンがない、ラーメンがない、玉子がない、究極の品薄状態。オイルショックを思わせる物資不足のスーパーでとりあえずスパゲティと蕎麦、うどん、チーズ、クラッカーを籠に入れる。
こういう時に聞いてしまうのがミヒャエル・ギーレンのベートーヴェンと、ローマン・コフマンのショスタコーヴィチ。これとフルトヴェングラー・ザ・レガシーとジンマンのマーラーで全部である。
インバルは売ったがローマン・コフマンは手離せない。フルトヴェングラーも国難を背負っている。
夜六時に隣町のタイ料理屋さんで友人と近況を語る。友人は地震当日の2時46分に地下鉄の九段下にいた、死ぬかもしれない恐怖を感じたと報告した。
こんな時にスーパーに人が殺到するのは人間心理としてやむを得ない、物流は混乱している、CDの配送何か後回しだ、スーパーは東北に優先的に供出している、新幹線も当分復旧しない、明日の仕事は臨時休業か判らないなどと話す。
東京電力が順次停電をするという。昼時と夕方から夜に掛けて明日は停電だという。今後のことは判らない。仕事は日中に済ませるしかない。明日予定していた同窓会も地震の影響で中止。
けれどもno music, no life、こんな時だからこそ早くフルトヴェングラー・ザ・レガシーを繰り返し聞いて困難に耐えたい。被害は甚大、原発は危機的である。風評に惑わされず、チーズとクラッカーをかじって、冷静に対応したい。こんな時にCDの話ばかりで申し訳ないが、ハイティンク指揮の大地の歌を聞いて、遠くの友、近くの友に祈りを捧げたい。living life in peaceな日々が早く復旧しますようにと願うばかりである。
襲い来る余震にふるえ眠る友 笑顔に帰るその時を待つ



コメント
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