近くの町のタイ料理店で友人と待ち合わせる。
行く前にミヒャエル・ギーレンの新ベートーヴェン全集聞く。
タイ料理店に着いてガイヤーンやきとり、ナムトック肉のサラダ、パッタイピリ辛焼きそば、パネーン豚のカレー煮を頼む。友人はガイヤーンとナムトックの区別がついていなかった。
私は司馬遼太郎の街道をゆく人名地名録を読んでいる話をして、山内容堂公の話をする。
幕末の山内容堂公は吉田東洋を尊敬していて、吉田東洋の日本史の進講を受けていた。
山内容堂公は武将の中で私はいったい誰に似ていますかと吉田東洋に尋ねた。吉田東洋は容堂公の信長好きを知っていたが、あえて信長とは言わず毛利元就でしょうなと言った。山内容堂公はいやなことを言うと思ったであろうと司馬遼太郎に書いてあった話をする。
友人はそれは毛利元就と言えば権謀術策の人だったからだと言い、一通り自説を述べた後、意味も分からず読んでいるんじゃないか、勿体ない、とからかった。
友人は日本史の話が好きで日本史の薀蓄を機嫌よく話す。飲むと結構このパターンが多い。
明日はワレリー・ゲルギエフのマーラー全集SACDハイブリッドが届く予定。
ゲルギエフのライヴはテンポが速く、熱い演奏をするという話だから期待が持てる。
私はSACDの再生機を持ってないので、別にSACD仕様じゃなくても構わないのだが。
最近ロリン・マゼールの、言葉抜きリング組曲のDVDを自宅で見た。
やはりワルキューレの騎行のところが高揚する。
リング全曲を知り尽くしていればこの組曲もより楽しめるだろう。
オンブックスの「はじめての指環」という本を買う。
あとはオットー・クレンペラーのブルックナー選集を待つばかりだ。
ギュンター・ヴァント・ライヴ(ボックス)は聞き応え満点。
飲みながら日本史談義 ひと通り語り終わって戻る日常