ハイティンクのベルリンフィルとのマーラー選集聞いている。
タワレコ、よくぞ出したという企画ものである。
ベルリンフィルと録音したのは交響曲1番から7番までで、計画は打ち切られている。
これが余りに残念なので、コンセルトヘボウとの8番9番と大地の歌を取り寄せて
不織布の内袋に入れて勝手に全集を完成させて一緒に聞いている。
もともとのベルリンフィルとの選集の箱が薄いので3枚へボウを足すと満杯である。
だが何とか箱に収まって勝手に作った全集にご満悦である。
ハイティンクはもうベルリンフィルと残りの曲を録音するつもりがなさそうである。
だから、現状ではベルリンフィルの1−7を補完するにはこれしか打つ手はない。
これが、続けて聞いてもそれほど無理のない並びで意外と満足できる。
素直にコンセルトヘボウとの全集で済ませていれば問題ないのだが、
ベルリンフィルの選集を補完するところが味噌である。
ハイティンクがこれからでもベルリンフィルと残りの曲を録音してくれれば願ったり叶ったりである。
だが現状では多くを望むまい。
涙ぐましい努力をしてベルリンフィルとの選集を補完していることをわかってほしい。
私のようにハイティンクのベルリンフィルとの全集の完成を夢見ている人はいるだろう。
試しに勝手に全集作りに着手してみてはどうか。
これが、結構満たされるのだからふしぎなものだ。
ハイティンクが来日とかしていると、
そんな暇があったらベルリンフィルとの録音を完成させてほしいと思ってしまう私である。
長年の望みがコンセルトヘボウとの3枚を付け足すことで仮にではあるが満たされる。
そうやって作ったハイティンク&ベルリンフィルの「全集」を飽きることなく聞いている。
なかなかツボにはまる継投ぶりである。
エースのベルリンフィルを引き継いでコンセルトヘボウが上手く締める。
そんなことをして楽しんでいる。
艶のある一流オケの好投を手兵のオケが投げて支える