超人日記・俳句

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#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">フィンランド放送響見てからヘルシンキ・フィル聞く</span>

2015-11-30 00:01:03 | 無題

ラジオでセントラル愛知のブラームス・ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番4楽章をスワロフスキの指揮で聞く。
そのあと笛田博昭氏のテノール特集を聞く。
ハンヌ・リントゥ指揮でシベリウスのフィンランディア、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番をEテレ・クラシック音楽館で見る。
ハンヌ・リントゥ氏は中堅指揮者でオケはフィンランド放送響。「フィンランディアはフィンランドではプログラムの最後に演奏されて、観客が感極まって終わるのがふつうだ、今回はフィンランディアを序曲として冒頭に演奏できて嬉しい、諏訪内さんは音が軽やかなのでシベリウスのヴァイオリン協奏曲を北欧の重苦しい舞曲として演奏せず、どう演奏するか楽しみだ、交響曲第2番はアメリカなどではフィンランド独立と結びつけて聞かれるが、私としては純粋に交響曲として聞いてほしい、日本で一番人気のあるシベリウスの曲が2番なのはななぜか私の方が聞きたい、この曲の第一楽章は第一主題や第二主題がなく、8つの旋律が組み合わさってできている、このような作曲法はシベリウスのトレードマークになった、スケルツォからフィナーレへ間髪入れず移行するのはベートーヴェンの運命交響曲を意識して取り入れている」と指揮者ハンヌ・リントゥは説明していた。
フィンランド人の楽団は日本に来てまたフィンランディアと交響曲第2番かと内心辟易することがあると
聞いたことがある。
フィンランド放送響はそういう惰性を感じさせず、結構熱い演奏を披露していた。諏訪内さんと共演することなどが刺激となり、日本放送協会で放映されることも刺激になったのかも知れない。
放送後、同じくフィンランドの音でシベリウスが聞きたくなり、レイフ・セーゲルスタムとヘルシンキ・フィルのオンディーヌ社から出ている交響曲全集を取り出して交響曲2番を聞いた。
セーゲルスタムの心の籠った念入りなゆったりテンポは余すところなく、シベリウスの情感を伝えている。
この人のマーラー全集も感涙ものの念入りな心の細部まで行き届いた名演奏である。テレビとラジオとCDで音楽を堪能し心洗われた。

放送でシベリウスなど視聴して愛聴盤で感動を繋ぐ



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