ロリン・マゼールのベートーヴェン聞く。
テンポは軽快だが響きが渋い。主旋律以外の副旋律が良く聞こえる。
ウィーンフィルとのマーラーは同時代人の指揮者と違ってマーラーの不健全ではないところの美を描いたという。
今日話していて気づいたがマゼールのクリーヴランド管とのブラームス700円で買って持っていたのを思い出した。
平井正氏が直に言っていたが、アドルノはアウシュヴィッツのあとも生き残ったことへの後ろめたさ、申し訳なさ、罪責感に突き動かされている。
アウシュヴィッツのあとに詩を書くのは野蛮であるとさえアドルノは言っている。
アドルノはヘーゲルに否を突きつけるがヘーゲルからだいぶ学んだことも認めている。
左派の運動の挫折に触れた後、ハイデガーの存在論の危うさを指摘する。
私はハイデガー贔屓だがアドルノみたいな人がいても良い。
マゼールはマーラー全集を5種類ぐらい作っている。
ウィーンフィルとフィルハーモニアはCD化されているが、その他バイエルン放送響、ニューヨークフィルとの録音がありネット配信などでしか聞けないらしい。
友人はリストの詩的で宗教的な調べの「孤独のなかの神の祈り」のチッコリーニ盤とアラウ盤が良いと言う。
注意して聞いたことがなかった。
大体ピアノ曲は題まで気にして聞いていなかった。今度引っ張り出して聞こうと思う。
友人はマゼール・イン・ウィーンを買って、余裕があったら、
ベートーヴェンやブラームスの入ったのを買おうかなと言う。
一日を生きた記しを書き止めてとりあえず言う小さな声でも