学友がウィンダム・ヒル・ウィンター・コレクションに入っていたバッハのフランス組曲のブーレのギター版が遅くてクリスマスの季節に心に沁みたのでグールドのフランス組曲は速いと感じてしまうと言っていた。
昼はカニクリームコロッケサンド。午後、文化記号論の本メモ書きする。週末でかなり進んだ。
そのあと散歩に行き、100円ショップで起毛パイルの靴下を2足買う。サイゼリヤでティラミスとコーヒー食して徒歩で帰る。ティラミスは凍っていて意外。
晩ご飯はアサリとベーコンのボンゴレ・ビアンコ・パスタと牡蠣フライ。
食後にグレン・グールドのパルティータや平均律クラヴィーア聞く。
グールドの好きに弾く姿勢が素晴らしい。
楽しくなければしなくていい、しなくちゃいけないなら楽しめるよう工夫する。
実直な毎日にも表裏一体の遊びが必要である。
社会も個人もそういう仕掛けがうまく働かないと惰性化したり、暴発したりする。
今日は天気がコロコロ変わった。
午後散歩できてよかった。
難しい文章にも硬軟織り交ぜる必要があるが、私のはエンタメ性が弱い気がする。
モーツァルトが好きな人が多い(ヘルマン・ヘッセなど)が
私はベートーヴェンのほうが実は好きである。真面目過ぎるとも言われるが、ベートーヴェンにも抒情性が十分ある。
野村あらえびすは音楽史全部を失ったとしても、バッハのほうを取ると言っていた。
バッハは時代を越えて好まれる。
私はシューベルトのひとり言のようなピアノソナタや弦楽四重奏も好きである。シューベルトとキルケゴールは単独者の孤独な旅という点で似ている気がする。
シューベルトは歌曲を書き過ぎだ。その労力をピアノソナタや「未完成」の完成に注げばもっと完成作品が増えただろう。でもシューベルトは歌曲が大好きだったのだ。やめられない止まらない歌心である。
ピアノソナタ21番や交響曲グレイトという大作も晩年書き上げているから凄すぎる。
諦めなければ遅咲きでも一花咲かせることもある。そういう意味ではシューベルト素晴らしい。
コンツェルトハウスのシューベルト四重奏全集を聞こうと思う。
晩年に孤独な旅の経験が奥行きのある大曲を生む