一月の仕事もほぼ終わり。
今ボーンマス響とベルグルンドのシベリウス1番を聞いている。
重荷が冬景色に溶けて行く。
昨日は午後ホームセンターの裏の橋を渡った斜面の麓の珈琲店に再訪。
ヘブンリー・ヘブンの別天地の理想の喫茶である。
一人で来ているお客さんさえお洒落に見える。
薪ストーブが暖かく燃えている。四角い迷いの窓から明るい陽が差す。
木目調の広い店内。席同士に間隔がある。
私は近いけどバスで行っている。
バスは一時間に一本しかない。
一昨日は友人と爆笑話する。
ストコ節のトリスタンとイゾルテとか詩学の喜劇の写本を映画で食べる話とか、
イブ・モンタンの「彼は生きている」がζωの「ゼット」という映画の題だとか、
フルトヴェングラーのベートーヴェン2番をメンブランが新録みたいに
リマスターしてほしいとか、面白い話が連発だった。
ヴェーグ四重奏団のベートーヴェン四重奏曲がインティメイトで
室内感が暖かくていいという。私は持ってるので聞き直すことにする。
あと仕事場の手伝いを一日して、記入漏れを足して書類を提出する。
全ての人に受け入れられている気配はないが、
できる限りのことはしている。トータリー・ネイキッド&トータリー・ヌード、
ディープ・イン・ザ・ウッズ&アンディスカヴァード(デヴィッド・バーン)である。
冬空に肩の重荷が溶けてゆき橋を渡って珈琲を啜る