急な仕事で3週間で数十枚の作文が必要となり、休み返上でフル回転している。
今まで書いたメモ書きが大いに役に立ちそうだ。スケジュールは超タイトである。
怠け者になりなさい、呑気に暮らしなさいという水木しげる煎餅の名言を実行できずにいる。
2月の始めは旅の予定も入っているのでそのあと火の車である。
バーリアル・ノンアルで疲れをごまかしながら作文に次ぐ作文である。
ヘルマン・シェルヘンのマーラー9番を聞いて、バーリアル片手に作文業である。
気分転換にベーカリーまで散歩に行き、珈琲飲みながら、作文の落としどころを思案する。
どうして私はこの数年ノンストップでハードデイズナイトなのか。
自発的作文をひそかに計画していたのに、超特急作文が避けられない。
水木しげるの自伝マンガでカネダマのマボロシが飛ぶのを目撃してから激変したと書いてある。
カネダマが来るほど好転してないが、ハードデイズナイトに舵を切ったのは確かである。
使える本がアマゾンから届かない。吊り橋を渡っているような気分である。
「独りで立てるかい?そんな夢から覚めて。
君の心に佇む友だちピーター、ケイト&ガープ!
道に迷わないように手を引いてくれる。僕の肩につかまれば山も越えれる。
どうなんだこんなユーウツはいつまで続くんだろう?ガラス瓶のなかに閉じ込められて…」
(鈴木博文&慶一作詞)
この曲、実存の溜息を書いた傑作なのに、慶一さんは気落ちするので封印したと言う。
「空き瓶に閉じ込められた憂鬱を机に隠し仕事続ける」とこの曲を聞いてかつて書いた。
同じ空見ているはずの友だちを目蓋に浮かべ書けぬ字を書く