出口治明著「哲学と宗教全史」は、大風呂敷だが、よく書けているなら読みたい。
他の人の本で「五大宗教全史」とか、出ているのに気づいた。
それにしても、「哲学と宗教全史」とはたいへん欲張りなお得本である。
宗教だけならわかるが、西洋哲学に、中東、アジア哲学も込みなのだ。
この出口治明さん、「全世界史」上下巻というこれまた壮大な本を
すでに発表している。大風呂敷もここまでくると天晴れである。
アボット・ハンダーソン・セイヤーの「天使」(1887)という絵の複製画を待っている。
モデルはハンダーソンの娘のメアリー・セイヤーだという。
ボーイッシュで美しい天使の絵だ。
メアリー・セイヤー自体を描いた絵も残っている。確かに似ている。
その面影が時代を越えて天使として眺められるとは、不思議な運命だ。
哲学で話題のカンタン・メイヤスーの本を読み返す。
「意識の外に、物自体は疑いなく実在する、
その実在は、偶然に、別様に変わる、」と言う。
ほんとうなのかな。
哲学者ハイデガーのことばに
不安の無の明るい夜、という一節がある。
これも謎めいているが、無に照らされて「在るということ」が浮かび上がる、
それは一種の明るい夜だ、という話らしい。
一枚の絵に描かれた天使から明るい夜の兆し広がる
他の人の本で「五大宗教全史」とか、出ているのに気づいた。
それにしても、「哲学と宗教全史」とはたいへん欲張りなお得本である。
宗教だけならわかるが、西洋哲学に、中東、アジア哲学も込みなのだ。
この出口治明さん、「全世界史」上下巻というこれまた壮大な本を
すでに発表している。大風呂敷もここまでくると天晴れである。
アボット・ハンダーソン・セイヤーの「天使」(1887)という絵の複製画を待っている。
モデルはハンダーソンの娘のメアリー・セイヤーだという。
ボーイッシュで美しい天使の絵だ。
メアリー・セイヤー自体を描いた絵も残っている。確かに似ている。
その面影が時代を越えて天使として眺められるとは、不思議な運命だ。
哲学で話題のカンタン・メイヤスーの本を読み返す。
「意識の外に、物自体は疑いなく実在する、
その実在は、偶然に、別様に変わる、」と言う。
ほんとうなのかな。
哲学者ハイデガーのことばに
不安の無の明るい夜、という一節がある。
これも謎めいているが、無に照らされて「在るということ」が浮かび上がる、
それは一種の明るい夜だ、という話らしい。
一枚の絵に描かれた天使から明るい夜の兆し広がる