休みなので、久しぶりに家で映画を見る。
見たのは、買っておいて観てなかったカーク・ダグラス主演
「炎の人ゴッホ」。
1956年ハリウッド制作にしては驚くほどよくできている。
人物の人生絵巻のような映画だが、映像が巧み。
ゴッホの絵に出てくる風景が見事に実写で再現されている。
ストーリーは、何しろゴッホの弟テオが偉い。
テオは画商で兄の画才を見抜いて生活力のない兄を支えた。
ゴッホ自身は激しやすく動じやすく、トラブルメーカーだが、
本人はいつも苦悩しているようすだが、何がつらいのか
今一つ、分からない。
ゴッホは十分、自分の芸術家としての才能も自覚していたし、
作品を描くのも多作だった。
世間と折り合いがつかないとか、晩年は発狂の恐怖とかが
彼を苦しめたのはわかるが、才能を自覚している芸術家は
それだけでも、結構幸せではないか。
若い頃炭鉱の伝道師もしたゴッホが、「私は絵で神に仕えたいのです」と
言うのは嘘ではないと思う。
芸術家を映像化するのに、単なる写実では描き切れない気がする。
ゴッホの手紙がナレーションの中心となる演出はよい。
ゴッホを理解するには、彼の絵とまず弟への手紙(岩波文庫)だと
感じることができた。
休日に家で映画を見ていい気分転換になった。
なかなか、ふだんから映画を見る癖がないのだ。
たまに映画を見ると、リフレッシュして充実してとても好い。
天職で神に仕える創作の押さえきれない恍惚と不安
見たのは、買っておいて観てなかったカーク・ダグラス主演
「炎の人ゴッホ」。
1956年ハリウッド制作にしては驚くほどよくできている。
人物の人生絵巻のような映画だが、映像が巧み。
ゴッホの絵に出てくる風景が見事に実写で再現されている。
ストーリーは、何しろゴッホの弟テオが偉い。
テオは画商で兄の画才を見抜いて生活力のない兄を支えた。
ゴッホ自身は激しやすく動じやすく、トラブルメーカーだが、
本人はいつも苦悩しているようすだが、何がつらいのか
今一つ、分からない。
ゴッホは十分、自分の芸術家としての才能も自覚していたし、
作品を描くのも多作だった。
世間と折り合いがつかないとか、晩年は発狂の恐怖とかが
彼を苦しめたのはわかるが、才能を自覚している芸術家は
それだけでも、結構幸せではないか。
若い頃炭鉱の伝道師もしたゴッホが、「私は絵で神に仕えたいのです」と
言うのは嘘ではないと思う。
芸術家を映像化するのに、単なる写実では描き切れない気がする。
ゴッホの手紙がナレーションの中心となる演出はよい。
ゴッホを理解するには、彼の絵とまず弟への手紙(岩波文庫)だと
感じることができた。
休日に家で映画を見ていい気分転換になった。
なかなか、ふだんから映画を見る癖がないのだ。
たまに映画を見ると、リフレッシュして充実してとても好い。
天職で神に仕える創作の押さえきれない恍惚と不安