昨日は、小阪修平著「そうだったのか現代思想」のハイデガー紹介読む。
ハイデガーは、「認識の体系」の外に、「歴史」や「人間の人生」があることに
向き合った。ここまではいいのだが、そこで、歴史と実人生を
結ぶのが民族の運命である、という危ない思想に近づいた。
とはいえ、何かが在るということ、人が居るということの意味に
取り組んだのがハイデガーだった、というところまで読む。
次にリッサン著の「オッフェンバック」の説明で、
「地獄のオルフェ」ではオルフェウスが
オリュンポス山に行ってゼウスに頼んで冥王ハデスを説得してもらう。
一行はオリュンポス山という天国から、冥界という地獄に
降りて行き、その悦楽の園に心奪われる。
それでも裁判が開かれ、ゼウスは冥王ハデスからエウリュディケを
夫オルフェウスに返すように、と判決を下す。
ただし、地上に出るまではオルフェウスは後ろを振り返っては
ならないと約束させる。
ハデスは二人の上昇の途中で落雷を起こし、オルフェウスは
振り返ってしまい、奪還計画は失敗する。
ゼウスはエウリュディケをバッコスの巫女の一人に
加えることにして、劇はバッコスの祝祭で終幕する。
これを神話史にうまく位置づける着想を練る。
思想史をそうだったかと振り返り神話の穴の迷宮に落ち
ハイデガーは、「認識の体系」の外に、「歴史」や「人間の人生」があることに
向き合った。ここまではいいのだが、そこで、歴史と実人生を
結ぶのが民族の運命である、という危ない思想に近づいた。
とはいえ、何かが在るということ、人が居るということの意味に
取り組んだのがハイデガーだった、というところまで読む。
次にリッサン著の「オッフェンバック」の説明で、
「地獄のオルフェ」ではオルフェウスが
オリュンポス山に行ってゼウスに頼んで冥王ハデスを説得してもらう。
一行はオリュンポス山という天国から、冥界という地獄に
降りて行き、その悦楽の園に心奪われる。
それでも裁判が開かれ、ゼウスは冥王ハデスからエウリュディケを
夫オルフェウスに返すように、と判決を下す。
ただし、地上に出るまではオルフェウスは後ろを振り返っては
ならないと約束させる。
ハデスは二人の上昇の途中で落雷を起こし、オルフェウスは
振り返ってしまい、奪還計画は失敗する。
ゼウスはエウリュディケをバッコスの巫女の一人に
加えることにして、劇はバッコスの祝祭で終幕する。
これを神話史にうまく位置づける着想を練る。
思想史をそうだったかと振り返り神話の穴の迷宮に落ち