自作俳句、北の冬編。
メモ書きの字数が増えて雪深し
待ち合わせしたあの人の息白し
待ち人の音沙汰がない寒見舞い
散歩道近くの森に熊眠る
カーテンを開けると暗しまた吹雪
作文を見守るように山眠る
地面見る両足守る雪の靴
真夜中に遠くで揺れる冬灯かり
あの人もまだ起きている冬の窓
一通り笑った後で咳ひとつ
半天を着て文字を追う冬籠り
時逸し渡しそびれたシクラメン
幸せの一粒甘く冬苺
独り言散歩の脇に福寿草
当分は町も凍てつく冬景色
外套に雪の結晶舞い降りる
遅くまで灯る冬窓雪深く見守るように眠る山並み
メモ書きの字数が増えて雪深し
待ち合わせしたあの人の息白し
待ち人の音沙汰がない寒見舞い
散歩道近くの森に熊眠る
カーテンを開けると暗しまた吹雪
作文を見守るように山眠る
地面見る両足守る雪の靴
真夜中に遠くで揺れる冬灯かり
あの人もまだ起きている冬の窓
一通り笑った後で咳ひとつ
半天を着て文字を追う冬籠り
時逸し渡しそびれたシクラメン
幸せの一粒甘く冬苺
独り言散歩の脇に福寿草
当分は町も凍てつく冬景色
外套に雪の結晶舞い降りる
遅くまで灯る冬窓雪深く見守るように眠る山並み