超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

加藤繁樹著の短歌で福音書読む

2022-12-18 05:56:05 | 無題
今年は、加藤繁樹著「短歌で読む新約聖書」のうち、ヨハネの福音書より
いくつか紹介する。

永遠の初めにことばありにけり 光となりて命はぐくむ
聖霊が鳩の如く舞い来たり イエスの上にとどまりにけり
水がめにぶどう酒溢れ婚礼に イエスは栄光あらわされけり
神殿を三日間にて建てなんと イエスは決意告げられにけり
洗礼のさきがけをなすヨハネかな イエスの道を切り開きたり
神の御子イエス湖面に立ち給い 荒れる湖水をしずめ給えり
キリストの命のパンはとこしえに亡ぶことなく夜を照らすなり
群衆はみわざをなせるその人を キリストなりやととまどいにけり
パリサイの人はイエスを捕えんと 策をめぐらし祭を待てり
われ去れば世の隅々を照らしゆく 聖なる光り仰ぎみるらん
十字架と復活の時来りたり 栄光の道歩ませ給え
ここに来て使徒たちすべて悟らさる イエスのすべて神より来るを
無防備なイエスに平手くらわせて いばらの冠のせにけるかな
渇きたりとイエスはぶどう酒ふくまれて すべてをおえて天に上らる

この本、評価されていないが、すごい本だと思う。そのうち評価されるはず。

コメント (2)
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