後半生デニムが映える北の春
浮き雲が気ままに流れ暖かや
秒読みの引っ越しの日に初桜
春学期生徒が帰る窓の外
長く居た景色をみつめ清見柑
春眠に歯止めも利かず見る夕陽
恒例の散歩の脇の土筆かな
昼刻やオレンジリヴァー持って立つ
箱詰めの山空高く巣立鳥
春飽かず笑顔眺めて花杏
電柱に忘れな草や春深し
劇団の思い出遠し母子草
乾物の胡桃割りつつ露科惜しむ
寒風が未だにきつく襟寂し
街路樹のナナカマドから新芽吹く
月寒の最後の散歩面影草
浮き雲が気ままに流れ暖かや
秒読みの引っ越しの日に初桜
春学期生徒が帰る窓の外
長く居た景色をみつめ清見柑
春眠に歯止めも利かず見る夕陽
恒例の散歩の脇の土筆かな
昼刻やオレンジリヴァー持って立つ
箱詰めの山空高く巣立鳥
春飽かず笑顔眺めて花杏
電柱に忘れな草や春深し
劇団の思い出遠し母子草
乾物の胡桃割りつつ露科惜しむ
寒風が未だにきつく襟寂し
街路樹のナナカマドから新芽吹く
月寒の最後の散歩面影草