ポイントがだいぶ溜まっていたのでギーゼキング・ポートレートを注文した。
モーツァルトピアノソナタ全集&小品集で有名らしい。
ドビュッシー全曲録音でも有名らしい。
ベートーヴェン・ピアノソナタはほぼ全曲完成したらしい。
楽譜を熟読して暗譜して記憶で弾く人でその点では完璧らしい。
バッハの平均律クラヴィーアも録音したという。
ヴィルヘルム・ケンプと同い年で、菜食主義者だったようだ。
ナチスへの戦時協力で連合国側に活動禁止されたらしい。
過剰な思い入れのない演奏を心がけていたらしい。
ペダル操作はバックハウスより器用だったという話だ。
これらの主要録音がアルティスからギーゼキング・ポートレートとして
一挙に発売される。
まだ発売まで一か月あるが、そのあいだにクラウディオ・アラウの大箱が
発売されたらそちらに乗り換えるつもりだ。
クラウディオ・アラウ・ポートレートはいつになっても
出る気配がない。
半世紀前の録音じゃないと著作権の関係で安売りできないかも。
ワルター・ギーゼキングもばらで買うとなかなか値が張る。
アルティスも激安とは言えないがなかなか良いラインナップである。
クラウディオ・アラウの白箱は全部持っているのだが、
大箱にならないかと期待してしまう。
ギーゼキングとクラウディオ・アラウでは正反対の志向だが
この際気にしない。菜食主義者なのに蝶のコレクターなのは
ちょっと矛盾している。期待は膨らむ一方である。
暗譜して蝶を集めて幅広く覚えた曲を宙に舞わせる
最近あれこれと忙しく、わかり始めた原始神話学も途中である。
西洋史の本を大量に買ったがまだ足りない。
そんな日々のどさくさに紛れてカール・シューリヒト・エディション入手した。
ヘンスラーのカール・シューリヒト・コレクションがあれば十分なのだが
アルティスのシューリヒト・エディションはレパートリーがほぼ全部詰まっているので
聞くのにたいへん便利である。
この前実家に行って自分の本の整理をしたら紛失したと思っていた
立風書房のジャガーバックスのいちばんくわしい地獄大図鑑と、
写真集ジョン・レノン家族生活を発掘したので持ち帰った。
いちばんくわしい地獄大図鑑は中古で6万円ぐらいで
見たことがあるが今は大体8千円で売っている。
ジョン・レノン家族生活も絶版だがアマゾンで3800円ぐらいで売っている。
もっと高いかと思ったが調べてみるとそうでもなかった。
カール・シューリヒト・エディションがクリスマスの自分へのプレゼントの決定版と思われるが、
今後見捨てられない名ボックスが発売されたらやはり入手したい。
カール・シューリヒトのマーラー、ブルックナー、ベートーヴェン辺りをループして聞いている。
去年はこの時期足繁く母の見舞いに通っていた。
貴重な時間を過ごせたと思う。
特に、牛肉や白滝や焼き豆腐や長ネギを買って
実家で母の希望ですき焼きをして最後にうどんを入れて食べたときの
母の嬉しそうな表情が忘れられない。
目まぐるしい年の瀬だがアルティスの
カール・シューリヒト・エディションを繰り返し聞いて慎重にすべてを無事着地させたい。
繰り返し自分の中で鳴っている冬の福音懐かしい声