超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

日記の中に兆し未だ無く

2019-10-17 23:02:32 | 無題
できないことは、できない。
歌えない歌は、歌えない。
何も言えないけど、やり方を知ることはできる。

作れないものは、作れない。
救えない人は、救えない。
何もできないけど、今らしく自分でいることはできる。

わからないことは、わからない。
見えないものは、見えない。
居られないところには、居られない。
でも、難しくない。

(All you need is love)

困ったときは、メモに自分を支えることばを書いて、
時々一人で、じっと見ている。
何回も同じことばが浮かぶ。
「ライフサイクルが、助け舟を出す」とか
「時間が解決する」とか
いろいろ書いてみる。
そんなことでしか、自分を支えられない。
甚だ寂しい性分である。

ほんとうに僕は自分を救えるか日記の中に兆し未だ無く

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ギーレンSWRの映像を見る

2019-10-15 17:48:05 | 無題
帰って、ユーロアーツ社の音楽DVD、ミヒャエル・ギーレン&SWRの
ベートーヴェン交響曲全集の映像を見ている。
ギーレンは20世紀後半、疾走するベートーヴェンやマーラー像を築いた
もっとも現代的な音を出すモダンオケの指揮者で、
ドイツらしいといえば、ドイツらしいオケと指揮者だが、
現代音楽を聞かせる感覚で古典を演奏する。

無表情できびきびした指揮棒さばきで小刻みに指揮をする
強面の指揮者だが、地元の観客には人気で、
皆、素晴らしいものを聞いた、という晴々した表情で
拍手喝采が鳴り止まない。

時間が空いて、伸び伸びしたいときはクラシックの
DVDを大音量で鑑賞するに限る。
ギーレンのこのDVDは一枚1500円で過去売っていて、
一枚に交響曲が3曲ずつ曲順に収録されていて
3枚でベートーヴェン交響曲全集となる。
 
ペースを落として歌ったりしないが、スピード感があって
結構胸がすっとする不思議な演奏だ。ドイツ人に愛された
指揮者の一人である。

強面できびきび曲を小刻みに指揮する人の稀有な詩心
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冬祭りと樹木男の謎

2019-10-14 20:00:06 | 無題
帰宅後、ヨーロッパの冬祭りの本を読む。
ドイツや北欧ではゲルマンの古い伝統が
キリスト教の聖人信仰のあとも残存して、
民間信仰となっている。
前に読んだ樹木男=グリーンマン伝説とともに
ヨーロッパの民間信仰がわかるいい本。
冬祭りでは、自分が魔物に化けることで
自然の魔的な力を内側から知ることができるという。
ナマハゲみたいな民俗がヨーロッパにもたくさんある。
今日も人とすれ違いがあり、多少凹む。
立場上、自由度が減ってきている。
帰って、レンズ豆のカレーを食べる。
今、ルイボス茶を飲んで、憩っている。
これから、アンセルメの管弦楽や
クラウディオ・アラウのソナタを聞いて、
秋の夜長を休むつもり。

山奥の樹木男の澄んだ目で冬の魔物の謎を知りたい
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外は寒いが作文は進む

2019-10-13 16:39:10 | 無題
台風の被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

今日は、気分転換にベーカリーに行って、旨みフランスパン食べて帰る。
私の住んでいる地域は台風の影響が少ないが、今日は強風だった。

帰って、重い腰を上げて、自由作文に取りかかる。
俗なる時間の流れに逆らって、神話的なときを繰り返す心情について
考える。
夏に結構書いて、秋にまた書き進めて今日、計90枚に達した。

クリスマスから正月休みの間に100枚に達する望みが見えてきた。
春に妨げなく無事書き進められることを願う。

このところ、エルネスト・アンセルメの箱物を聞いている。
録音がよく、娯楽音楽に徹した音作りで、文句なしに楽しませてくれる。

今夜はレンズ豆のカレーを食べて、明日の支度をするつもり。

ランタンの灯りを素手で守るよう筆を進めて明日を夢見る
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神学と中世の頭脳

2019-10-12 13:08:23 | 無題
買ってひと月ぐらい読めずに寝かせておいた
「なぜ神は人になり給いしか(クール・デウス・ホモ)」アンセルムス作を読破する。
岩波文庫。旧字体で、旧仮名遣いで、旧漢字で読みづらい。
以下は、その要旨である。
〇罪を放置することは神の正義にふさわしくない。

〇人間が神の意志に反したならば、負債は返さないといけない。

〇アダムは神の意志に反したのだから神に負債を負っている。

〇イエスは自分が罪を犯していないのに、神に命を贈り物として
与えたのだから、その報酬を受ける権利がある。

〇けれどもイエスは満ち足りた者であるから、その権利を
人間に譲ってくれた。

〇そのため、イエスは捨て身の献身で与えられた報酬を人間に
譲ることで、人間を原罪から解放した。(=罪滅ぼし)

以上がアンセルムスの贖罪論のまとめである。
ちなみに、煉獄の話は出てこない。
また、個人の犯した罪の償いの話も出てこない。
他人の説明ではわからなかった、アンセルムスの贖罪論の実態がわかった。
この知見を法と宗教の探求に生かしたい。積読も時が実れば役に立つ。
まだ、できない作業も多いが、ひとまず、完読を喜びたい。

法律を書く手さばきで神学の問題を解く中世の頭脳
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