超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・催花雨

2024-03-24 00:03:00 | 自作俳句
生え出づる草の命を宿す春
春の芽の生え広がりて野の茂み
物の皆一斉に咲く木の芽時

春寒に多く羽織りて外に出る
午後からは天気予報で春時雨
落葉が満天星を飾りけり

吟行の途中ぽつりと催花雨や
冴え返り喫茶通いも今朝中止
春冷えの全国的に来る模様

小手毬の咲きそうな頃芯の冷え
桜漬けあんパンを買い帰宅せり
春寒の中を部屋着にカーディガン
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歳時記俳句・風信子

2024-03-23 00:03:21 | 自作俳句
黒墨の色もありけり聖誕花
通学路子の足元に風信子
学生と常磐がまずみ春の風

赤帽の車の通る春の町
春の花籠一杯の産科かな
駐車場尾を上下するセキレイや

人の庭自転車出づる芝桜
川沿いに静かに揺れる雪柳
八部屋のアパート長屋春の影

町角にローズマリーの花咲けり
春光に便りの無きはよき便り
草の芽や開け広がりに出づる春
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歳時記俳句・蜂巣箱

2024-03-22 00:03:22 | 自作俳句
春眠に何故か出てくる諸先達
春風邪か花粉症かは置いておく
人生の正午来たりて風光る

秘めやかに蜜滴りて蜂巣箱
階段を降りて垣根の紅椿
朝の空青き窪みの山笑う

この春の初うぐいすや散歩中
甘桜桃実りてたわわ産科かな
人の庭薄紅色の早桜

山鳩の止まりて春の地鎮祭
凍て解けと雪繰り返す寒暖差
道沿いに数え切れない蕗の薹
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歳時記俳句・風澄みて

2024-03-21 00:03:19 | 自作俳句
紫陽花の早くも芽吹く春暁や
春木を無心で突付く野鳥かな
公園に絵に描けそうな春の楠
春疾風帽子押さえて珈琲ヘ

春光にひと際眩し金盞花
春の径ひっそりと咲く紫撫子
花壇から溢れんばかり紫羅欄花
今年初蕾の赤きチューリップ

風に揺れ任せる儘の日日草
学び舎も卒業の日は風澄みて
交番に整列をする菫草
雪間から出る若草を軽く踏む
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春の訪れとこども哲学

2024-03-20 13:38:05 | 無題
春分の日。仕事場が閉鎖して任期終了して一年になる。
一年の間に、本を2冊書いた。
いちばん書きたいことは一応書いたので、悔いはない。
最近は「こども哲学」という小品を書き上げた。

「人は大きな自然の生命に生かされている」という話を
中心に、感情の仕組み、心と身体の関係、
自然災害や暴君の横暴の生まれる仕組み、
細部までうまく出来ている自然界をよく知ることで、
自分もその一部であるとわかり幸せを感じる、

というような話を、子どもでも読めるように
平仮名を多用して書いた。仕舞っておけば、いつか
未来の子どもが読むはずだと思っている。

原案は大人向きに仕上がっている。
i Cleverという新しいキーボードを買ったので打鍵が嬉しくて、
今、雑文を書いている。

後半生子供が読めるてつがくをのちに託してここに眠らむ
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