明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

アルバム よしだたくろうLIVE'73 よしだたくろう

2019-01-15 20:19:05 | 僕の音楽日記
このアルバムは
リアルタイムでは買ってない。拓郎ファンになってから……
拓郎ファンになってすぐ買ったのは
「明日に向かって走れ」
そこから
過去へ辿ってアルバムは買い直した。
 
よしだたくろうとは?
 
吉田拓郎なのか?
 
どう 違うのか?
 
72年の「結婚しようよ」のヒットから一気に急斜面を駆け上がるように
ピークをあげてきた
よしだたくろうさん
 
噴火前のマグマのエネルギーを
一気に発散したのが
このアルバムだった。
 
背景はいろいろ文献にあるものだから
重要視することは
フォークの括りを飛び越えて
1人のアーティストの目指す音楽を
はじめて聴く曲としてLIVEで披露し、ましてやそれをLIVEアルバムにしてしまったこと。
細かな記録やその時の
中野サンプラザホールでの
写真とかが
あまりにも残ってないので
それこそ伝説のLIVE
伝説のLIVEアルバムとなっている。
 
音圧の凄さとフルボリュームで聴きたい
魅力的なアルバムとして
46年たった今でさえ
古さを感じさせない
躍動感満載のLIVEアルバムなのだ。
 
 
「春だったね'73
73年バージョンはロックです。
アルバム元気ですでの1曲目での
「春だったね」は
アレンジはフォーク。
LIVEアルバムでのオープニング曲
リードギター 高中正義さんのギターのリフ
もうこのギターアレンジが「春だったね」を決定付けた、
リードギターの高中正義さんがぐんぐん引っ張っていくこの曲は
バックはフルオーケストラ
ストリングセクション
ホーンセクション
ともに
曲の厚みをつける
そしてコーラスにおいて更に
歌をパッケージする。
キーボードは
ユーミンの旦那 松任谷正隆さんも演奏が
霞むような
音の谷間に追いやられるように
各楽器パートのレベルが高すぎて
音圧が半端ない!
 
1曲目からシャウトする
たくろうさん
🎶 あゝ あれは春だったんだねぇぇ
〜!
 
 
2曲目は編集して見事に繋いでいる
「マークⅡ '73
春だったねからメドレーのように流れるように繋いで編集されてる
当時のセットリストは
「春だったね」
「せんこう花火」
「マークⅡ」
「ともだち」
となっていたらしい。
 
 
これもギターのカッティングが小刻みに
響いてきて
バックのブラスセクションが音圧をかける
完全にロックだ!
ブラスロックなのだ
 
3曲目
「君去りし後」
新六文銭でのLIVEパホーマンスとは
雲泥の差をみせた
 
圧巻は間奏のドラムソロ
ドラムス 田中清司
さんのパホーマンス
それぞれがしっかりと
曲に絡んでくる。
 
 
🎶君がぁ 去った後わぁ
君がぁ 去った後わぁ
でんではっぴぃになれないんだよぉ〜
って
シャウトしまくる
よしだたくろうさん!
 
ねぇねぇ
フォークギターで
弦を爪弾く曲披露しないの?
なんて疑問をぶつけたくなるほど
微塵もフォークを感じさせない
圧巻のLIVEパホーマンス。
 
4曲目
「君が好き」
 
R&Bのノリで
完璧にそっちの演奏を魅せられる。
ベースの岡沢章さんの
弾むベース
踊るようにリズムを刻み続け
ボーカルに負けてない
ギター
ベース
ブラスセクション
 
🎶君が好きぃだぁぁぁ〜
Haa Ahaa〜!完璧なロックのシャウトです。
 
5曲目
「都万の秋」
これで つまのあき
と読む。
 
島根県の隠岐に
都万
という村があった。
 
そこはイカ釣り漁が盛んで
作詞家
岡本おさみさんの
日本中旅から書き上げた
旅での風景を見せてくれた。
優しい歌声に変わっている
たくろうさんなのだ。
 
そして優しい歌になっていた。
 
6曲目
「むなしさだけがあった」
この辺から
アコースティックを、中心の
アレンジ
むなしさやりきれなさを歌わせると天下一品の吉田拓郎が歌う
「むなしさだけがあった」
 
7曲目
「落陽」
 
このアルバムにして初出
 
度肝を抜かれた
曲。
始まりのAm
Em Am
F G
Am
 
小気味よいギターのストローク
被せるように
高中正義さんのエレキギターが
泣いているかのように
アコギに被せていく
 
🎶搾ったばかりの
夕陽の赤が……、夕陽の赤は搾った色なんだ……
 
サビの
🎶土産に貰った サイコロふたつ
手の中で振れば
また、振り出しに……
もどる旅に
日が沈んでゆく
 
 
何百何千と繰り返し歌い
僕らも声を限りに歌った。
でも「落陽」は
coverする人も多くいるけど
僕達もよく歌ったけど
本家ほどしっくりいかない
やはり上手く歌えない……
ONLY ONEの曲なんだ。
 
 
8曲目
「雨が空から降れば」
MC
「おそらく何十年に1曲の曲だろうと思います。
と小室等さんの歌をcoverしてうたった。
 
9曲目
「こうき心'73
これもアルバム 青春の詩に収録されてる
三拍子の曲。
このアレンジはつま恋'75の第3 のステージ
1曲目にあてられた。
 
 
 
10曲目 「野の仏」
岡本おさみさんと南こうせつさんが
のどかな池で釣りをしてる
情景描写がなんとも可愛い
 
🎶野の仏 〜今度は確かに笑いました〜
 
笑ったのか?笑ってないのか?
ほのぼのとしたいい歌です。
 
11曲目 「ひらひら」
イントロのアコギのアルペジオ
拓郎ファンなら定番の楽曲の
「ひらひら」
のアルペジオ
 
 
73年ころの現代社会の情景描写を
皮肉っぽく
歌っていて
この「ひらひら」も結構歌い継がれていった。
 
12曲目
「望みを捨てろ」
 
レコードではフェードアウト
ミュージックカセットテープでは
完全に最後まで演奏を音入れしている。
「人間なんて」に変わる歌を
探し、標榜しているかのように
「望みを捨てろ」〜
を何回もシャウトして終わってる。
どの曲をとっても未だに色褪せない
 
名盤 よしだたくろう LIVE'73

さよならエレジー 菅田将暉

2019-01-15 00:25:52 | 僕の音楽日記
俳優として、シンガー
ボーカリストとして
の顔も持っている
菅田将暉さん

某携帯電話 BuのCMでもその存在感
を見せ、俳優としての才能ある所は
若いのに凄いな……と感嘆しきり……

その彼がLIVEで歌ってる姿をYouTubeでみた。

CD音源に収まりきれない
熱とパワー
LIVE特有の発散されるそのエネルギー
を久々に感じた。
彼のすごい所は
「表現者」のしての才能なのである。
ネクタイとシャツ
大きめの綿パンでの着こなし
あえてアコギをかき鳴らす
彼のパホーマンス
エレキギターでも絵になりそうなのに

そのほとばしるエネルギーは
大噴火寸前のマグマのように
とてつもない
彼の持つ 表現者としてのエネルギーを感じる。

見ていて
聞いていて
ピンとくるものは
その歌い手のもつ
内面から発散するエネルギー
と想い である。

いかに表現するか
伝えてなんぼの
アーティストの世界

俳優であろうと
歌手であろうと
絵描きだろうと
作家だろうと

みな、いかに内面でまとまったエネルギーを表現するか
それが上手い表現者が
ウケるのだろうし
認められるのだろう。


菅田将暉さんの末恐ろしい
才能も表現ひとつで
どう伝わるかにかかる。
それはセルフプロデュース能力でもあり
また、周りに有能なプロデューサーや
ブレーンがいるか いないかにある。


溢れ、余りあるエネルギーの爆発の仕方を上手く
セクシーに
爆発させてるLIVEパホーマンス
男の僕がみても
カッコイイと思える彼の
立ち回りは
役者であり
歌い手でもある
欲張りな表現者である。

しかしながら
表現することに手段はいろいろあってもいい。

どの仕方でも
見るもの聞くものを楽しませるものであるならば……
気持ち良いものになるものならば…

「さよならエレジー」
圧倒的にLIVEパホーマンスの方に
僕は魅力を感じた。

そして
今注目の米津玄師さんとのコラボ
「灰色と青」でも菅田将暉君との陽と陰
を表現している。彼らはどちらも持っている
この2人はどちらも陽と陰を持ち合わせ
MVで歌う「灰色と青」でそれを変わる変わる見せている。
どちらかが陽でどちらかが陰
ということでもなく

比較的僕は米津玄師さんよりも
菅田将暉さんを注目しているのである。