人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

「個立」@「孤立」どっちも正解

2016-09-15 22:23:36 | 80はミステリーゾーン
年寄りは家族と一緒に暮らしている方が幸せか。
高齢者は夜8時に寝ると、夜中におしっこで目を覚まし
てごそごそ。

「おじいちゃんはうるさいね」

団らんの時も、家族とチャンネルが合わない。
話題、笑いすべてが合わない。

そこで部屋にすっこむ。ところが、食べ物が合わない時
は悲劇。おまけに入歯なら柔らかいものを別に用意しな
ければならない。

男も自分の食べものを用意すべし。

五木さんは家庭内自立を勧めている。

奥さんがいたら、なおさら自立しなさい。
「おーい、お茶」はもうやめたら。そのまま介護に入ろ
うものなら、奥さんは一生奴隷だ。

おっと、人のこと構っておられる身分か。

人との付き合いも、やめにしたら。

熊本の昔だったらお殿様は政治家からいま芸術家になっ
ているが、テレビで「私には友人はいない」と言ってい
た。そのくせ、この殿様目を覚ますように政治の世界に
首を突っ込むから、周りは大変だろう。


80年も人と付き合ったのだから、もういいでしょう。
親友も死んだこと、また友人の輪を広めようとする愚は
やめよう。

「個立」か「孤立」か。

両方とも生きる道、それが私のマイウエー。




独居老人に金棒 デジタル家計簿

2016-09-15 07:52:12 | 80はミステリーゾーン
なにごとも、数字を積み上げれば統計になる。
野菜が高いか、どんどん上がる後期高齢者医療費保険
など。入れ換えたエアコンの経済効果。

老人の一人暮らしでも、数字がたまると立派な統計学
になる。

去年の夏、エアコンを入れ替えた。
夏場の電気代はてきめんに下がった。

では去年と比べて、一昨年と比べて。

数字はネットで買った「デジタル家計簿」でみる。

統計は数字がたまらなければ役に立たない。

コンビニへ行ってレシートを受け取る人は少ない。家
計簿をつけない主婦も多いと聞く。私はずぼら。最初
は家計簿なんてとてもとてもと思っていたが、ずぼら
が家計簿をつけないと損失が多きいと気づく。

家計簿の効果は荻原さんに聞くよりも、つけてみれば
分かる。

13年前から独り暮らしをする。生活の中で時間を取る
のは、料理づくりより、後の片付け。掃除。これをさ
ぼると、家族も顔をそむけるゴミ屋敷になる。

人間の古物はそれだけでも、薄汚く見られるのが、着
るもの、住まいも汚れていては人は横を向く。

年金で生活するものは始末が大事だ。

倹約より、整理する意味が始末だ。

最初はただ使ったものとお金をノートにつけるだけで
あった。これだけもじゃまくさい。

そこで取り入れたのがデジタル家計簿。
一人暮らしの老人でも税金、電気代ガソリン代などい
ろいろある。

これをひとまとめに計算してくれ(これが苦手)、市
民税の動向、医療費や野菜の値上がりも一目で、分かる
ようになる。

これは大きい。

単なる始末から世の中の経済動向も小さな家計簿からみ
ることができる。

それも1年以上の数字がたまると統計となり、ものを言
いだす。


デジタル家計簿は毎日数字を打ち込むだけ。ずぼらな性
格にうってつけ。
ものの10分もあれば、打ち込める。

あとは頼むね、とつぶやくだけ。




一人で去って行く準備

2016-09-14 21:28:23 | 80はミステリーゾーン
人間最後の瞬間、「おじいちゃん、頑張って」と
孫が子が叫ぶが、三途の川さえもだれも一緒に来
てくれない。

リハーサルの一場面に、家族に見守れて手術室へ
向かうおじいちゃんがいたとする。
「おじいちゃん頑張って」
おじいちゃんは術後絶対目を覚ますつもりだから、
「行ってくるよ」と暢気に挨拶している。

では、本番で孫たちに見守られ行きたいか。
上野千鶴子さんが講演のなかで聴衆に聞いたとこ
ろだれも頷かなかった。

実際は一人で死ぬことを願っているのではないか、
と上野さん。

結局、皆死は一人のもの。

晩年になると、友が先に逝く、離れる人もいる。
長生きは一人になってゆくもの。
もう80になれば皆分かっている。

だから、あがくな。
一人に慣れろ。どんどん独りになって行くべき。

こういうのは五木寛之さん。「玄冬の門」で書いて
いる。

羽鳥キャスターの温かさ

2016-09-14 07:01:34 | 80はミステリーゾーン
朝8時台のモーニングショーは、いつもつけっぱ
なしのテレビで見ている。内容によりけりでチャ
ンネルを変えて行く。

新聞に羽鳥キャスターについて書いてあった。

ある街で飼い犬が迷子になり、捜していた主婦が
電柱に張り紙をしたところ、景観を損ねたとして
条例違反で書類送検された。

羽鳥さんはこのニュースで、「お巡りさんの仕事
ってこの人を書類送検する事じゃなくて、『一緒
に捜しましょうか』っていうことだと思うんです
よ」と話した。

ニュースを見てなかったので、へーと感じた。
キャスターの目線はぶれていない。この人は視聴
者の心をつかんだろうな。

アナウンサーの中には、とんちんかんな質問をして
聞かれた方が返答を窮する場面をみる。

「スポーツ選手として、その強さの秘訣は?」
「母親として責任は感じませんか」

答える方は「私が一番だからです」なんて言おうも
のなら、えらいことになりそう。
ネットなら炎上しそう。「子供は子供、母に責任は
ありません」も同じく。

このところ、スポーツ選手の優等生的答えが目立つ。
「この調子を崩さず一歩、一歩頑張ります」

「金星ですね」
「はい、運がよかったです」

答える方が一枚上。「どうして、そんなに強いん
でしょう」的愚問も面白いが。

三宅選手の読書力

2016-09-13 07:39:39 | 80はミステリーゾーン
重量挙げの三宅宏実選手は読書がきっかけで
独自の練習メニューをつくり、記録を伸ばし
た。

新聞のオピニオンのページで見つけた小さな
欄から見つけたアスリートの努力。

一流のアスリートになるには。
本で出合うワードに答えがあるとみた三宅選
手。

天台宗大阿闍梨の酒井雄哉さんの本から「一
日を一生と思って生きる」を学ぶ。

練習でも全力でその日をやり切る。

心技体が整い始めたのも自己分析のためつけだ
したノートづくりから。

読書から世界が広がると思う三宅さん。リオ五
輪へ出発する空港でも、3冊の本を買った。

安心して見られる国枝選手の強さ

2016-09-12 06:03:08 | 80はミステリーゾーン
はらはらせずに見られるパラりんピックの代表は
テニスの国枝慎吾選手だろう。

午前5時台だったので、ほぼ全試合を観た。
パラテニスは2バウンドまでokなので、普通に打
っているといつまでもラリーが続く。

私の硬式事はじめで、壁打ちで練習すると、直接壁
に打つとばらつきが多い。ところが2バウンドまでだ
と大概は安定した、ねらい通りのボールを打つこと
ができる。

パラの試合でも安定的に打ち出すと、いつ終わるか
分らないほどのラリー合戦が続く。

国枝選手の作戦を見ていると、深くスピンの効いた
ボールを送り続け相手を後方に押しやるとると、角
度のついた早いボールを打ち込む。あるいは前に出
てボレーする。

打ち合いはバックが多い、しかし、厚めのクリップ
でスピンを効かす打ち方は、ソフトテニスでは、普
通にロブでやっている。

これ、これだ。

硬式でソフトの有利な打ち方を取り入れることが、
私の様にソフト経験者の特権であろう。

2バウンドまで打てるといっても、打つことと車い
すの運転という健常者のテニスにプラスした動作は
信じられないエネルギーを要するに違いない。

国枝選手は決勝戦まで行くだろう。健闘を祈りたい。





「貧乏物語」の新しさ 加藤さん・・

2016-09-11 15:26:50 | 80はミステリーゾーン
▼11日の新聞朝刊に経済学者・河上肇の「貧乏物
語」が取り上げれていた。

「貧乏物語」は100年前に大阪朝日新聞に連載
開始された。貧乏が世界の大問題であると、読者
に提示した。名著だったので、わが蔵書の1冊にな
っている。

記者はもしかしたらこれは、「いま」の話ではな
いか、働いても生活が苦しい現代社会とダブって
見えると書く。

▼加藤紘一さんを押しとどめようとする自民の面
々。テレビで政局の内幕を世間にさらした光景に
国民を驚かせた。その加藤さんが亡くなった。そ
の後の加藤さんは再び光が当たる場に登場するこ
とはなかった。

▼北京五輪の優勝の柱になった上野由紀子投手が女
子日本リーグ初の200勝を達成した。
この人は球のスピードと技術は衰えていない、と
いうことか。すごい。

広島25年ぶりリーグ優勝と並んで優勝に貢献し
た黒田投手は、8年ぶりに大リーグからの大金に
よるオファーを蹴って広島に戻った。

この決断が「男気」と称えられた。黒田の復帰で
の広島優勝に地元ファンの喜びはいかばかりか。

▼折々の言葉に「言葉には力があります。だからこ
そ、穏やかに話す人になりましょう」とあった。

大事なことは、抑え気味の声で話すほうがいいと。
激しい声は人を圧し、ひるませる。むしろためら
いがちの言葉のほうが滑らかに流れる言葉より、
時には多くを伝える。

今日の朝刊からボケ防止の知識、我が海馬が喜んだ。

ゴールボールにはらはら

2016-09-10 15:29:18 | 80はミステリーゾーン
パラリンピックで、さまざまな競技をテレビで見ることが
できる。

なかで、「ゴールボール」の試合をテレビでみて、興味を
持った。
 
目隠しをした3人ずつが対戦。先攻のチームの1人がスズ
をつけたボールを相手ゴールめがけて床を這わすように
投げる。

受けるチームがゴール前で寝転がって止めようとする。
ストップできずにボールを通せば、得点となる。

防御はスズの音が頼りだから会場は音は厳禁。
これが障害スポーツの特徴だ。

投げる形は、日本は普通に前に投げるのに対し、ブラジル
チームは両手で足(股)の間から投げる。

投げたボールは最初は大きく弾む。あとはころがるのだが、
すごいスピードで相手チームを襲う。

迫力があるのだ。

しかし、大概ボールはストップされ、なかなか点は入らな
い。


見ていて、気がついた。サッカーのPK戦みたい。
ただし、ゴールは広く、3人がキーパーの役。

応援に力が入ると、緊張感十分のスポーツだ。


映画「ストリート・オーケストラ」

2016-09-08 23:18:52 | 80はミステリーゾーン
表題の映画を観た。

ブラジルのスラム街で、クラシック音楽を練習する子
供オーケストラと指導するバイオリンの教師。

日本でも、不良グループ少年たちが熱心な教師に惹か
れて吹奏楽部の練習に入って行く、というテレビ番組
がある。

感動ものか。先入観は捨てた方がよい。


スラム街での子供達がどうしてバイオリンを持つにい
たったか、分からないまま映画のストーリーはどんど
ん進む。

一流オーケストラを目指す教師、生徒の死をめぐり、
警察と対立する街の人達が写される。

最初は音符も読めない子供達。やくざの親分の脅しの
ような求めで演奏するヨハン・シュトラウスの美しい
ワルツ。

街で開いた粗末な舞台での演奏会に多くの街の人。演奏
された曲はソプラノが入ったバッハであった。

END のあと、すごく長い製作に携わった人の名前を辛抱
強く眺める習慣も身に着いた。

予告の「ラスト・タンゴ」が楽しみだ。








がんをつくってまでの暴飲

2016-09-08 04:12:22 | 80はミステリーゾーン
最初のテーマ「酒を呑まない人は人生半分損している」
に戻ると、がんをつくってまで、酒を呑んだ。それでも
損をしていないと言えるか。

下戸は「熱燗で一杯」の楽しみを知らない。
最初に、舌で味わったあと、胃にしみこむ熱さを楽しむ。
おでんなんかつつきながら。

酒器をそろえ、「菊姫」、「立山」、「八海山」、「越
乃寒梅」を呑み分ける。

柏崎のうどん屋に「八海山」が置いてあったのに、喜ぶ。

テニスの仕上げに呑むビールのうまさ。
ビヤホールで大ジョッキのハーフアンドハーフ。

半面、酒で失敗したときのダメージ。
友人はビールを呑むため、水分を断ってプレーを楽しん
だ。脳への血液がどろどろになって脳出血。ビールとテ
ニス両方を失った。

呑み過ぎて終電に乗り遅れた叔父は電車の鉄橋を這って
渡った。これはもはや命がけ。もはや犯罪の領域だろう。

その他、のんべいたちは数々の失敗を繰り返す。

のんべい族に、酒を呑んで損したかと聞いたら、「損も
したけど、楽しみは絶大だった」と答えるに違いない。

私は5年前にも、胃と食道のダブルでがんをつくった。
将来に再発を恐れて、胃を全摘した。
抗がん剤のお世話にならずに、5年が過ぎた。

もう、酒はこりごりか。

こりごりではないが、喉元過ぎたらどうなるか分からな
い。

いまは、生きているだけ丸儲け。いやこんなこといった
ら、不謹慎、お世話になった人達、私をいつも守ってく
ださる守護神への感謝を忘れずに残りの人生を過ごした
い。

それで、呑まないのか。

さあ?