アメリカン・ブルーです。
お正月に撮った1枚の写真・・・
夫が孫二人に囲まれて、
ゲームをしている様子です。
その傍には、ルナが群れて、横たわっていました(笑)
その4人?の穏やかな時間が、
私にとっては癒される瞬間です。
昨日は、夫はほぼ丸一日、
病院で過ごして夕方帰ってきました。
年末に行った外科の検査結果と、
術後の跡を診るための耳鼻科、
今後の方針を決める血液内科・・・
各科を回っていたようでした。
結局、昨日は時間切れで、
最後の2度目の血液内科は受診できず・・・
後日へと予定がずれてしまいました。
ところで、
夫が孫たちと遊んでいるゲームですが、
「コネクション4」というものですが、ご存知ですか?
パッケージはこんな感じです。
縦型の四目並べのようなものですが、
この「コネクション4」
およそ30年物なのです。
夫が初めてこの病気で入院した1992年・・・
その年のクリスマスは息子と母を連れて、
病院へクリスマスケーキを2箱持参しました。
ひとつは家族用、
もうひとつはナースステーションへ
いま想えば、
忙しい看護師さん達が、
ケーキをカットして食べるような時間は無かったのですよね。
後日、婦長さんから、
「ケーキは私が頂いて帰りました。
これをお子さんへ~」
そう言って、息子にと用意してくださったのが
「コネクション4」
色々なゲームやおもちゃ類など、
かなりの量を処分してここへ引っ越しましたが、
これだけは捨てられず・・・
当時7歳だった息子と何度も何度もやりました。
私は、こういうものには手を抜かないので、
いつも真剣勝負でした(笑)
おそらく、家族中でも、私が一番強いです。
対象年齢 5歳から成人
5歳になった昴はかなり興味を示し、
最初はなかなか上手く出来ませんでしたが、
だんだん、慣れてきて理解できるようになりました。
昴が「ばぁばとやりた~い」
そう言うので・・・
「トーメメントで勝ち上がってきたら、
ばぁばに挑戦できるよ!!」
「えーーーーーっ」
そんな冗談を言って見たら、
まずはともちゃんに挑戦していました~(笑)
息子にと頂いたゲームを、
歳月を乗り越えて、
孫が遊ぶことに感慨深さを感じます。
そして・・・
この時の婦長さん(今は師長さんと言うんでしょうね~)
夫の病状について告知を受けた日
先生の説明に返す言葉もなく・・・
目の前が真っ暗になるような想いでした。
当時のがん告知は本人にはせず、
私が一人で受け止めるにはまだ30代でした。
呆然と立ち上がった私を、
同席していた婦長さんが、
その時、ぎゅーーーっと抱きしめてくれて、
「私達は患者さんだけではなく、
患者さんの家族にも寄り添いますよ。」
そう言ってくださって・・・
私は初めて大粒の涙を流しました。
心に残る看護としては、
後にも先にも、
この時の婦長さんの強い言葉が、
その時の8ヶ月に及ぶ入院生活を支えてくれました。
孫が今も使って遊んでいます。
お会いする機会があれば、
改めてお礼を伝えたいと思う
大事な「コネクション4」の思い出です。