こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

歳月を乗り越えて~ コネクション4の思い出

2024-01-10 14:40:55 | 第7章・空色の種を探す旅

 

アメリカン・ブルーです。

 

お正月に撮った1枚の写真・・・
夫が孫二人に囲まれて、
ゲームをしている様子です。
その傍には、ルナが群れて、横たわっていました(笑)
その4人?の穏やかな時間が、
私にとっては癒される瞬間です。

昨日は、夫はほぼ丸一日、
病院で過ごして夕方帰ってきました。
年末に行った外科の検査結果と、
術後の跡を診るための耳鼻科、
今後の方針を決める血液内科・・・
各科を回っていたようでした。
結局、昨日は時間切れで、
最後の2度目の血液内科は受診できず・・・
後日へと予定がずれてしまいました。


ところで、
夫が孫たちと遊んでいるゲームですが、
「コネクション4」というものですが、ご存知ですか?


 

 

パッケージはこんな感じです。

縦型の四目並べのようなものですが、
この「コネクション4」
およそ30年物なのです。

夫が初めてこの病気で入院した1992年・・・
その年のクリスマスは息子と母を連れて、
病院へクリスマスケーキを2箱持参しました。
ひとつは家族用、
もうひとつはナースステーションへ

いま想えば、
忙しい看護師さん達が、
ケーキをカットして食べるような時間は無かったのですよね。
後日、婦長さんから、
「ケーキは私が頂いて帰りました。
これをお子さんへ~」
そう言って、息子にと用意してくださったのが
「コネクション4」
色々なゲームやおもちゃ類など、
かなりの量を処分してここへ引っ越しましたが、
これだけは捨てられず・・・

当時7歳だった息子と何度も何度もやりました。
私は、こういうものには手を抜かないので、
いつも真剣勝負でした(笑)
おそらく、家族中でも、私が一番強いです。

対象年齢 5歳から成人
5歳になった昴はかなり興味を示し、
最初はなかなか上手く出来ませんでしたが、
だんだん、慣れてきて理解できるようになりました。
昴が「ばぁばとやりた~い」
そう言うので・・・
「トーメメントで勝ち上がってきたら、
ばぁばに挑戦できるよ!!」
「えーーーーーっ
そんな冗談を言って見たら、
まずはともちゃんに挑戦していました~(笑)

息子にと頂いたゲームを、
歳月を乗り越えて、
孫が遊ぶことに感慨深さを感じます。

そして・・・
この時の婦長さん(今は師長さんと言うんでしょうね~)
夫の病状について告知を受けた日
先生の説明に返す言葉もなく・・・
目の前が真っ暗になるような想いでした。
当時のがん告知は本人にはせず、
私が一人で受け止めるにはまだ30代でした。
呆然と立ち上がった私を、
同席していた婦長さんが、
その時、ぎゅーーーっと抱きしめてくれて、
「私達は患者さんだけではなく、
患者さんの家族にも寄り添いますよ。」
そう言ってくださって・・・
私は初めて大粒の涙を流しました。

心に残る看護としては、
後にも先にも、
この時の婦長さんの強い言葉が、
その時の8ヶ月に及ぶ入院生活を支えてくれました。

孫が今も使って遊んでいます。
お会いする機会があれば、
改めてお礼を伝えたいと思う
大事な「コネクション4」の思い出です。

      

 

 

コメント (14)
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