あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

大阪での2児遺棄事件について思うこと

2010-08-01 21:00:49 | インポート

大阪のマンションで3歳と1歳の幼児が遺体で見つかったという事件がありました。

今日の新聞に、その子どもたちの元気な姿の写真が掲載されており、なんともやりきれないよ

うな悲しい思いになりました。

写真には、簡易ブランコのようなものにのってご機嫌の1歳の楓ちゃんとその後ろでブランコの

鎖を持って楽しそうに笑っているお姉ちゃんの桜子ちゃんの姿が写っていました。

この写真を撮ったのは、遺棄した23歳の母親だったのではないかと思います。

二人の子どもの笑顔が、母親だから示すことのできるとても信頼に満ちた笑顔だったからで

す。

二人の子どもたちは、寄り添うように部屋の中央付近に裸で倒れていたそうです。

子どもたちは、どんな思いで、この世を去ったのでしょうか。

せっかく この世に生まれてきたのに、これからの未来があるのに、

食べるものも与えられず、愛も与えられず 死んでいった

二人の子どものたちの ご冥福を 心から祈ります。

それにしても 何とかならなかったのでしょうか。

育児を放棄した若い母親だけを責めることはできないように思います。

この子どもたちの父親は、どこにいて 何をしていたのでしょう。

二人の子の母親として生きてきた3年間には、いろいろな苦労があったのではないかと思いま

す。生活していくためのホステスとしての仕事があり、母親としての日々のかかわりも……。

それにしても 何の罪もない 笑顔の愛らしい 二人の子どもが、なぜ 死ななければならなか

ったのでしょうか。

大人の都合で子どもの命を犠牲にする事件(親の子どもへの虐待等)が、後を絶ちません。

以前にマスコミで、赤ちゃんポストが必要かどうかという議論が取り上げられたことがありまし

た。親としての責任を放棄する行為を安易に助長するものだとしてポストの設置を否定する意

見もありましたが、私は賛成する側です。

生まれて来る子どもには、みんな生きる権利があるからです。

親や大人の都合で、その子の命やこれからの未来が否定されるような社会であってはならな

いと思うし、親の側にどんな事情や都合があっても、子どもの生命が守られるようなしくみや環

境・施設が必要と考えるからです。

亡くなった二人の子どもの命の尊さと重さをしっかりと受け止め、このような悲劇が二度と起こ

ることがないことを心から祈りたいと思います。

いつでも どこでも 子どもが幸せな時が自分が幸せな時 と考える 

親であり 大人であり 人間であり サンタクロースのような存在の 

自分でありたいと願っています。

コメント
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