毎日のように、サンショウの木を観察する時間を設けているのですが、幼虫が5齢幼虫(アオム
シのように全体が緑色に変身)の段階までは見ることができるのですが、その後サナギになる
段階で行方不明になってしまうのです。
そのことがあり、アオムシ段階になると、念入りにその行方を観察してみるのですが、一夜明
けてみると、その姿はサンショウの木から消えてしまいます。
調べてみると、アゲハの幼虫はサナギになる段階で食草(サンショウの木)を離れる傾向がある
ということでした。
初めは、5齢幼虫かサナギになると野鳥等の餌になりやすく、食べられてしまうのかなと考え
ていたのですが、その習性を知って安心しました。
屋外の自然の中で育て、観察するという形をとっているので、サナギの段階のアゲハを見つけ
ることは難しいかもしれませんが、食草でそのままサナギになる幼虫もいるとのことでしたの
で、その時を楽しみに観察を続けていきたいと思っています。
願わくば、時々サンショウの木の周辺で見かけるアゲハが
行方不明になった幼虫たちが成虫となった姿でありますように!
幼虫村では、今でも、新たに産みつけられた卵から幼虫が誕生しています。
健やかに成虫に育っていってほしいと願いながら、観察を継続していきます。