アラカンバァバの思い

あっという間に還暦過ぎてアァ・・ビックリ!

懐かしいタイトル

2010年08月25日 | 読んだ本
宮本輝さんの『本をつんだ小舟』を読み終えました。
宮本輝さんが学生の頃に読んだ約30冊余りの本について書いてあり
ボードレール・コンラッド・ファーブルなどの著書が載っています。

私には到底読み終えなかった本も混じっていましたが
学生の頃に読みふけった本もあり
この本を読むまで忘れていた懐かしい本を思い出させてくれたタイトルが多くて
過去に旅することの出来た本でした。

宮本輝さんは中2から大学に入るまでの5年間が
これらの本などを読みふけった時期だったそうですが
子供の頃の私は、本とは無縁の生活をしていて
それを心配してくれたのか
ある日、12才も年上の長兄が「これを読みなさい」と
夏目漱石の『草枕』をわざわざ買ってくれたのが小学5年生の時でした。

多分5ページも読んでなかったと思いますが
つまんない本だな・・・と
途中で放り出してしまった苦い経験があります
(兄ちゃん、馬鹿な妹でゴメン!
そのままだったら本嫌いのままだったかもしれませんが
中学生になってから図書員を仰せつかり
「どうせ図書館に来たのだから何か借りてごらんよ」と司書の方に勧められ
アルセーヌルパンシリーズを読み出したら、本てなんて面白いの!と夢中になり
次々に読んでいって中学の図書館にある本を殆ど読んでしまった思い出があり
今でも本を読みあさる習慣があります。

と言っても老眼になるとペースが落ちまくり
中学の頃にあれだけ読めて幸せだったな~と出会いに感謝しています。

くれぐれも
子供に最初の本をあげるのは慎重に選んであげてくださいね


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