アラカンバァバの思い

あっという間に還暦過ぎてアァ・・ビックリ!

脳出血してから128日目(四年前の出来事)

2011年06月10日 | ツレの介護
留守電に入れても、その後で私と話が出来るまでは
何度でもかけてくるツレ

入院している身にとって
気分が紛れるものが少ないのだから
一刻も早く話したいと思う気持ちも解るけれど
私の方はツレに絶えず急かされている気がして落ち着かない

時間があればツレの所に少しでも長くいるようにと
思う気持ちも萎えてきて
家事や仕事を優先してしまう

優しさに飢えているツレの気持ちがわかるだけに
家に居ても後ろめたい気分なので
ツレからの電話に出るときは反対に突っかかる話し方になってしまう
優しくしてあげたいのに
そう出来ないのは疲れが溜まっているから

そんな気持ちを引きずりながら病院に着くと
ツレも私の顔を見て不機嫌そうに黙っている
何のために病院に来たのだと自分の心に聞いてみる

「今日も頭がふらついて
足も痛くて堪らない」というツレ

装具を付けたものの立ち上がった途端にフラッとして
歩き出そうとしないので
「やる気の無いと時に歩くと危ないから今日はやめよう」と言うと
途端に歩き出す

歩いてみたら結構しっかりと歩いているので安心する
こうやって頑張っているツレを見ていると
私の心の塊が、スーとほどけて来て
二人で冗談も出る

笑顔で部屋に戻り、手の訓練を終えた後
ツレのバランスの為にと先日考えついたゲームを今日も開始する

立ち位のままで二人が向かい合い
私が口にくわえたミンティアのケースの反対側を
ツレが口で捉えたら私が口を離し
素早く頭位を移動させた私の口を目掛けて
ツレがミンティアのケースを差し出すと言うゲーム
間近にツレの顔が迫り二人とも真剣なのでその顔がお互いに面白い

「こんな所を『見いちゃった♪』が見たら大変だぞ~」とツレが言う

以前に私がツレの手を指圧している姿を見て
「見いちゃった♪」と
部屋の入り口に掛けてあるカーテンの隙間から声を掛けてきた看護婦さん
私達はあだ名で「見いちゃった♪」と呼んでいる

「見いちゃった♪さんじゃなくても
誰が見ても変な夫婦って評判になって大変よ~」と私が笑い出す
こんな明るいツレが好きだ
明るいツレのままで置いてあげるのは
私の役目だろうと自分に言い聞かす

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